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「本物のオランダ女王を超える女王」と称えられている児童文学作家の作品。
気が弱くて恥かしがりやの新聞記者ティベは「ちゃんとした記事を書け」と編集長に怒られました。
ニュースネタを捜そうととりあえず外に出てみたら、なんと雨。
公園のベンチで雨宿りをしていると、大きなイヌに追いかけられた何かが木に登るのが見えました。
たまたま一緒にいた、かつての恩師スミット先生は「ネコだ」といいましたが……
本国オランダで2001年に実写映画が公開され、2004年春に日本上陸。
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「オランダでは彼女を知らない人はいない」とまで言われる子供のための本の人気作家、アニー・M・G・シュミットの代表作。(訳者あとがきより)
人間になってしまった赤毛ネコのミヌースが、恥ずかしがりやで、でも優しい若い新聞記者のティベの屋根裏部屋の家に居候します。
ネコみたいな癖を持ち、ネコ語を話す不思議なミヌースとティベや周囲のネコ達を巻き込んで起きる事件があったりするお話は、不思議な世界を覗き見している気分になります。
子供のための本ですが、大人が読んでも充分に楽しめると思います。
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町中のネコたちとミヌ―スが大活躍で、一気に読める面白さ。特にネコ好きにはチャーミングなお話でしょう。作者はオランダの子どもの本の女王というのも頷けますね。
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面白かった!「オランダのほんとうの女王」と敬愛される作家によるオランダ版の猫娘の話。ぜひ繰り返し読みたいし、他の作品も読んでみたい。
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1970 オランダ
映画のミヌースはティベと結婚してたけど、猫の言葉が分からなくなっていったのかな?気になる。
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人間がネコになったら?の物語。
ネコと人間の両方が描かれ、お互いの良さがわかるかな?
著者の他の作品はあまり楽しめなかったが、これは一番良かった。
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‘オランダの子どもの本の女王’と称えられるアンデルセン賞受賞作家、アニー・M・G・シュミットの代表作。
『ネコのミヌース』はオランダで銀の石筆賞を受賞、世界の十ヵ国以上で翻訳されています。
若い新聞記者のティべは恥ずかしがりやでまともに人間に取材できなくて、自分の回りのネコの事ばかり記事にしてしまっています。「ちゃんとしたニュースを書かないとクビだ!」と編集長に言い放たれ、困っていたところにひょんなことでちょっと不思議な女性、ミヌースと出会います。
彼女は自分が元・ネコだと言い、なんとネコ達と話しているではありませんか!そのネコのネットワークを使って集めてきた人間達のニュースは大当たり。ティべは首がつながります。しかし、知り合いのネコの生まれたばかりの子猫達がいなくなってしまう、という出来事が起こり...。
十年以上前に映画化された、という情報を得て、観たかったのですが観られず。今もDVDは売っているがお高くて手が出ず。原作本が図書館にあったので借りてみました。
人間化した(らしい)ネコのミヌースの仕草がたまらない。
ゴロゴロいったり、腕に頭を擦り付けてきたり。寝るときには新聞をひいた段ボールの中に丸くなって寝る。
いやいや、そんな姿観たらティべ惚れちゃうんじゃないの~と考えたがそれは私がネコ好きだからですね。
ティべは「普通の女のひとはそんなことしないよ!」とたしなめ、心配して精神科らしき医者に連れていってしまう。
うーん、こっちが一般の反応か。
そんなミレーヌや街のネコ達の協力のもと、ティべは街のお偉いさんの欺瞞と戦うことになるのですが、そこが痛快。
映像でも観たい。
カール・ホランダー描くイラストもお洒落だと思います。
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うだつの上がらない新聞記者ティベが、人間になってしまったネコのミヌースに出会ったことで、敏腕記者に!?
ミヌースの仲間の個性的なネコたちが活躍する様子は、なんとも楽しい。
映画化作品を観てよかったので、取り寄せて、子供に読み聞かせた本。
大人にも子供にもおすすめの1冊。
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(あらすじ)
ティベは新聞記者なのに恥ずかしがり屋。人と上手く話せないので取材が出来ず碌な記事が書けない。クビになりかけた時にミヌースという女の人と出会う。
ミヌースはちょっと前までネコだったと言う。ティベは信じられなかったけど、ミヌースはネコと話が出来て挙動がまるでネコのよう。ミヌースが近所のネコ達から聞き出した情報を元にティベは次々と面白い記事を書くようになった。
ある日ニシン売りのおじさんが車にはねられた。ネコ達の情報では町の名士が犯人…でも証拠がない。みんなから信頼されてたいる人物なので誰も疑わない。ティベは証拠を掴むことが出来るでしょうか。
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ポップでカジュアルなコメディー。表紙の絵のように明るくカラフルなイメージが頭に浮かんでくる。ポップだけど、内容はなかなか詰まっている。読みやすくて楽しめる1冊。
作者のシュミットはオランダで最も人気のある児童書作家で、「本物のオランダの女王を超える女王」と言われているらしい。
[国際アンデルセン賞受賞作家 18/35]
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主人公ティべは恥ずかしがり屋で、取材が苦手な新聞記者。編集長にクビを言い渡されてしまう。
そんな時、元ネコだった女性ミヌースに出会う。
ミヌースはネコの言葉がわかるので、街中のネコのネットワークを駆使して「ネコのニュースサービス」をティべに提供し、、
直接的に書かれていなくても、信じることの大切さが伝わってくる。
物語の構成がすごくしっかりしていると感じた。だからとても読みやすかった。
「ネコのニュースサービス」というアイデアが楽しくて好きです。「ダルメシアン」の犬のネットワークとちょっと似てる感じ。