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三十年の時を経て再読。たまらん。いいわぁ。としか言えん。これぞ、俺の愛した北方ハードボイルド。佐々木譲氏の解説が、これまたいいい。
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人生で初めて北方謙三先生の本を読みました。これが世に言う北方ハードボイルドなんですね!
早くお会いしたかったの一言です!また、売れている理由が良くわかりました!
人生の生き方を考えさせられ、また教えられた本でした。感謝!
良文がこの後高樹警部となって活躍する姿も早く読みたいです!
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水滸伝シリーズ以外の北方謙三作品はこれが初めて。
明日、北方謙三のトークイベントに行くので慌てて読みました、が、面白すぎる......!!!!
闇市の描写がリアルだった、目に浮かんだもん。
祖母が闇市で手に入れたトマトがびっくりするくらい美味しかったと言っていたことを思い出した。
浮浪児たちが大人にならざるを得ない状況で、大人は汚れていると憤っていても、両親を見つけたら子供に戻ってしまうのが切なかったな。
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戦後すぐの東京の様子、
特に闇市の描写がリアル、時にツラい。
短文で綴られる北方先生の文体が好きすぎるな。
登場人物それぞれが自分の中に正義を持っていて、
『子どもだから』の理不尽さと葛藤しながら成長する。
13歳にして自由の尊さを知っている良文の言葉にハッとした。
和也のシーンは、電車で読んでて号泣してしまった。
北方水滸伝の李逵が死ぬ場面を読んでいる自分を思い出した。
思ってもみなかったラストだった。
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読む順番を間違えたーーー!!笑
老犬シリーズ1ってあるから、これが第1作目かと思ったら、すでにある別の作品の過去編だった笑
とはいえ、面白かった。
さすがのハードボイルド。
男の物語。
終戦直後という、たった13歳の少年たちが彼ら自身の力だけで生きていくには過酷すぎる時代。そんな中にあって、仲間と自由を守る立派な男になっていく物語。
ほんまにこんな時代があったんやろうなぁと思うと、現代の恵まれ過ぎている環境に、危機感を覚える。
次は、シリーズ2の前に、本編を読んでみようと思う!
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35年前に単行本発行の作品を35年振りに読了。
あの頃読みまくっていた北方ハードボイルドとの再会に感激、感謝、感傷・・・そして心地よい余韻が収まらない。
今作品は、北方ハードボイルドの世界に要所要所で登場する名バイプレーヤー、「老いぼれ犬」こと高樹警部の幼少時代(終戦直後)の物語、親も家も失った子どもたちの逞しい姿をいつもの北方節で描いてくれています。
ものは試し、是非手にとってみては!