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今回はトルンカの常連、千代子さん、浩太くん、絢子さんが主役の話が三編。
どの話も面白かったです。
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シリーズ第1弾に続いて本作も最高でした!
じわりと染みる作品ばかり。
あぁ、やっぱり八木沢さんの文章が好きだなぁ。
「純喫茶トルンカ」に縁深い登場人物たちの再会の物語。
何でこんなに心動かされるのか不思議。言葉もシーンも、心に深くじわりと染みていく感じがする。
切なくて懐かしくて愛しい。
優しさで包み込んでくれるような作品。
心地いい余韻まで味わいました。
『美味しいとか、楽しいとか、心踊るとか、そういう感情は大切。年をとると、それがよくわかります。生きる上で、明るい気持ちほど日々の支えになってくれるものもない』
『再会とは、人生における一番身近な奇跡である』
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第一弾『純喫茶トルンカ』の続編で
こちらも電子書籍で大ロングセラーとなり復刻!
待ちに待っての読了だったので
第一弾の『純喫茶トルンカ』に関しては正直、ちょっと辛口評価になってしまったかも…(☆3をつけた)
そして、第二弾の『しあわせの香り』は
じーーーーーーーん。
とても好きな本だった。
『しあわせの香り』はこの3編。
・午後のショパン
・シェード・ツリーの憂鬱
・旅立ちの季節
特に”シェード・ツリーの憂鬱”がよかった。
「トルンカ」の看板娘・雫の幼馴染の浩太。
第一弾ではちょっと軽いヤツ?
だけど、ちょっと男気があったりする?みたいな存在だったけど…
”シェード・ツリーの憂鬱”を読んだら
いやいやどうして、なんて純粋でいいヤツなの~!
あのその抜けに明るい態度の裏にそんな想いが隠されていたなんて…
俄然、浩太ファンになっちゃうじゃない~!
シェード・ツリー
珈琲の木を直射日光から守るため、
日傘のような役割をさせるために飢えている木のこと。
「日陰樹(ひいんじゅ)」とも呼ばれる。
土壌の水分を大量に必要とせず、
適度に日差しを通すことのできるマメ科の高木樹が適していると言われているが、
すべての生産地で日陰樹を採用しているわけではない。
(引用:UCC公式サイト)
実は、この本を読むまでシェード・ツリーを知らなかった。
自分がシェード・ツリーになろうと心に決めた浩太には
秘められた約束があって…
とても心に響いた。
文庫解説を書かれているのは
NHKの「ふるカフェ系ハルさんの休日」に出演されている
俳優の渡辺豪太さん。
解説の中に
二十歳で上京後に渋谷で入ったカフェが”僕にとっての「トルンカ」”という記述がある。
たしかに…
『純喫茶トルンカ』を読むと
自分にとっての「トルンカ」が思い浮かんだり
見つけたいと思ったりするかも…
やっぱり私、カフェが舞台の物語が好きだわ。。
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純喫茶トルンカの続編。3つのあたたかな再会のお話。それぞれの新たな旅立ちの話でもありトルンカのマスターの淹れる芳醇なコーヒーがそれを後押しする。マスターや家族、常連さんの今後も気になるところです。
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日常系のほのぼのとした作品。千代子おばあさんの話が特に良かった。愛しの人と再会出来て良かった。
トルンカみたいな喫茶店があれば、行ってみたいと思いました。
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出てくる人たちの感情描写が素敵で、みんな好きになった。それぞれ違う恋の形だったが、どれも面白かった。
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喫茶店での出会いと再会が繰り広げるホッとして心寂しくも温まる物語。
作中に登場人物が言う「再会は最も身近で最高の奇跡である」という言葉がこの物語全体を良く言い表している。読後感は清々しい。