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見識Excellent! 今半導体に関わる方は皆熱い。40年振りのビジネスチャンス。
3冊の本それぞれ☆ 本書が最も楽観的・ビジョン雄大。3冊目が良い。
1.半導体の消費エネルギー巨大 中野信子氏「脳のエネルギー多消費」に似ている
AIとヒトの脳は接近していくのではないか
Hard 半導体チップとニューロン
Soft Deep Learningと学習
2.指数関数のPower
人類の成長は一次関数
いずれAIに抜かれるのは必至
人類のアドバンテージは何か?
3.
4.
5.
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先端半導体に関してトピックか散りばめられており、全体としてあまりまとまりが無いです。
また、技術解説の粒度がそろっておらず、とても読みにくいことも気になる。
また、調べてみると、恐らくはご自身の仕事の紹介が多分に含まれており時々ポジショントークになっているようにも感じる。
ただし、先端半導体の必要性を説くという本書の意図(おそらく)は記述できているように思うため、その点では十分に目的は達成できているのかもしれない。
偉人の言葉を引用しながら、現代の課題や今後の方向性に結びつける表現は個人的には嫌いではないが、実はあまり根拠のない関連付けだったりするので注意したい
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半導体はかつての鉄のように産業の中心となり、その存在感は増している。
ラピダスは最先端の2nmプロセスの開発を目指している。
2024年、TSMCの熊本工場が稼働する。
30年間、日本が成長できなかった半導体産業で、
今こそ日本の強みを活かして戦略的な発展を目指している。
半導体の歴史、現状の技術的なネック、斬新な提案と若手の育成方針が描かれ、
日本が狙う戦略を知ることができる一冊。
繰り返しの表現が多く、やや読みづらさを感じる方もおられると思いますが、
日本の半導体戦略をリードするキーマンが大事な点を強調しながら
説明してくれている貴重な書籍だと思います。
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過去30年、世界の半導体は年率5%超の成長を続けたのに、日本は成長できなかった。日本は(これから)何をすべきなのか、というテーマのビジネス書。学生時代に半導体の研究をし、かつて一瞬とはいえ半導体業界に身を置いていた者としては、日本の半導体業界の行方は気になるところです。ちなみにワタクシが学生の頃(1991年入学)は、電気・電子系の学科が一番人気で半導体の研究室も人気でしたが、聞くところによると今の学生さん的には半導体はオワコンということであまり人気ないようですね。
本書はこれからの(特に日本の)半導体業界に重要と思われるキーワード、具体的には3D集積、低電力、専用チップ、アジャイルなどが説明されていますが、ちょっと同じ話が何度も何度もぐるぐる出てきて本としてあまり読みやすい構成とは思いませんでした。
本書を読んで思ったのは、やっぱ一番の問題は人材の枯渇で、業界に魅了が無いと人材のが集まらずますます開発が縮小して業界がさらに萎んでいくという、負のスパイラルが恐ろしいなと、いうことです。