紙の本
百花繚乱ならぬ白花繚乱
2024/01/06 23:03
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投稿者:オタッケン伯爵 - この投稿者のレビュー一覧を見る
兄?・梁山伯を追って、梁軍に志願しようとする男装のヒロイン・祝英台 。
それを聞いて手助けする一見頼りない軍師・陳子雲。
知謀で制した盗賊団の首領・胡龍牙を、その統率力を買って配下に置き、大挙して迫る魏軍へ向かう。
期待の田中芳樹原作だけど、ネーミングがw
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原作田中芳樹のコミカライズ。でもタイトルの「白花繚乱」という作品は知らないぞ?何はともあれ読んでみようか。ああ『奔流』かあ、懐かしい。
戦略戦術以外は軍人として役に立たない陳慶之。彼はヤン・ウェンリーの原型の一つなんだろうな、と思いながら読んでいた記憶。
梁山泊と祝英台の物語は京劇かなんかで人気のある題材、というのを読んだ気がする。本棚漁って皇なつきの方を読み返してみるか。
なんというか田中芳樹の小説のコミカライズが増えるのがただただ嬉しい。あのお父さん、結構単純(失礼)なところあるので、自分の作品を自分で存分に楽しんで、モチベーション上がるところがあります。『タイタニア』はそれで再開完結のきっかけになったとか言っていた気がする。
『奔流』は完結している物語ですし、決してモチベが創作意欲が低いとは言いませんが、待ち続けている作品があるのです。中国歴史作品とは違うので、ここでいうことでもないんですが『灼熱の竜騎兵』の続きをお願いします。
でも『奔流』や『残照』のようなニッチな所に焦点を当てた中国歴史小説も読みたいんだよなぁ。そういえば、韋睿も楊大眼も『中国武将列伝』で紹介していた二人でした。『奔流』も人が書かないから自分が書くしかない、のスタンスでしたか。
陳慶之と祝英台の出会い(胡龍牙も)。敵国・魏の中山王元英と楊大眼のお披露目。
序章なんだけど、中山王に先手を取られる梁軍。藩宝珠が奔放な女性で、彼女の艶っぽさが戦争しているという空気を忘れさせますが、最前線なんだよね舞台は。
既刊まで大人買いしたので、続き読もうと思います。
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中国南北朝の北魏と梁の時代を描いた
田中芳樹先生の「奔流」を原作とするマンガです。
原作は読んでませんが
寡兵が大軍を撃ち破る鐘離の戦いが舞台なら、
面白くないわけがないですよね。
馬術や武芸が苦手で軍人としては頼りないのに
指揮官としては超優秀な陳慶之や、
素手で虎を殴り殺し
関羽と張飛が蘇っても敵わないと言われた楊大眼など、
この時代は登場人物も魅力的で楽しみです。