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『温かいテクノロジー』は、未来の人とロボットの共生を描く科学者の物語であり、LOVETというロボットの開発過程とその背後にある考察を通じて、AIとの共存のあり方について探求しています。
本書の最大の魅力は、人間の幸福を追求するロボットを開発するために、製作者が「幸福とは何か」という問いに真摯に向き合い、LOVETに組み込む機能を綿密に考察した過程にあります。
かつてLOVETを抱っこした際、単なる「かわいい!」という感想に留まっていた私も、本書を読んだ後、その本体に秘められた高度なテクノロジーと機能に驚かされました。さらに驚くのは、複雑な技術の裏で、ユーザーにとって自然な体験を提供するデザインがあることです。
著者と共に、「自分の幸福とは何か」という問いに向き合ったことのある読者にとって、本書は新たな視点を提供します。
私自身も、本書を通じて、息子とのコミュニケーションにより意識的に取り組むようになりました。目と目を合わせ、表情を共有する時間の重要性を再認識させてくれる一冊です。
『温かいテクノロジーを読んで』は、開発者が人間の幸福に焦点を当て、その結果として得られた幸福のヒントが散りばめられた本です。
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詳細は『あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノート』をどうぞ! → https://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-2032.html
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著作者:林 要
発行者:ライツ社
温かいテクノロジーは、GROOVE Xの創業者である林要氏が、自身の体験やLOVOT開発を通して得た知見を基に、AIやロボットなどのテクノロジーが人の心を豊かにする可能性について論じた書籍です。
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ロボットは人間の生活を脅かす存在なのか。その1つの答えがこの本には書いてある。読了後に、ロボットとの未来の生活が楽しみになるはず。
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面白かった!!星4.5って感じ!AIの特性や共存方法、脳科学など盛りだくさんの内容を数珠繋ぎで教えてくれる。人間はエピソード記憶により、物心がつくやAIは膨大なデータを全て検証してしまうので、人間なら切り捨てて考えられる事も切り捨てられない。(故にざっくりと方向性がだせる直感が大事)など、とても興味深い内容だとだった。前半は、作者が作ったペット型LOVOTの紹介などがメインだが、そのLOVOTの過ごしたライターの体験記は、凄くうるッとした。あぁ、本当にこの人はLOVOTを愛してたんだろうし、きっと自分もこの様に愛してしまうのはだろうなぁと本を読んで、考えたりも。
読んでよかった一冊になった。
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SONYのペットロボットaiboの発売から四半世紀,家族の一員としてのロボットは進化を続けています。体温を持つ家族型ロボット「LOVOT(ラボット)」の開発者である著者が語る人とロボットの未来。共存によって生まれる幸せな世界が,そこにはあるようです。
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ロボットと共生する未来について考えさせられる。ドラえもんにコーチングしてもらう未来が早くきてほしい。
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「何故ラボットを作ったのか?」
「何故ラボットは愛されるのか?」
「何故ラボットは人間の言葉を話さないのか?」
それらのクエスチョンに一つ一つ答えていく中で、より大元となる
「何故ひとは“役に立たない”ロボットを求めるのか?」
という問いに対する作者なりの答えが書かれている。
その答えのヒントとなるのは
「何故ひとは犬猫などのペットを愛するのか?」
ということ、らしい。
ラボット、一度だけ複数のオーナーが遊ばせているのを見たことがある。
その時は特に触りたいとは思わなかった。
けどこの本を読んで今、機会があればちょっと触ってみたいと思った。
(しかし欲しくなるんだろうな…こわい)
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柔らかくそして熱い
LOVOTはテレビでちょろっとみたくらいで、
正直ファービーの延長くらいに捉えてました。
そんな浅はかな過去の私を殴りたくなる一冊です。
もちろん足りない私の頭では全てを理解できませんでしたが、LOVOTに詰め込まれたテクノロジーは凄まじく、もうただただ可愛いだけの存在とは見れなくなってしまいました。
そして著書の林氏。
柔らかい文体ながらも、確かに伝わるテクノロジーへの熱が後半の章では感じることができました。
ロボット工学,AIはもちろん、生物学、心理学、哲学等多岐にわたる林氏の造詣の深さに脱帽です。
AIと人間の違いについて等、明日にでも誰かに話したくなる話が満載です!ぜひ世代を問わず手に取ってもらいたい一冊です。