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PLだけを見がちだが、BSとCFも大事。
財務3票は連動している。
とくにBSがビジネスモデルの違いで、
どう違うか、は、面白い。
また、オービックが利益率57%だったり、100円ショップのseriaが10%だったり、普段分析しない業界の構造を知れて面白い。
ただ、大全をうたうなら、
ビジネスモデルをしっかり網羅して、
その背景にある財務モデルを解説した方がよい。
また、最後を倒産や粉飾で終わるのも後味が悪い。
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正直言って非常に難しい内容。いまの僕には。
知っておかないといけない内容と考え方、見方。
いつか「これが役に立った」と言える日まで、諦めない。やるしかない。
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有名企業の決算書を比較分析することにより、その企業のビジネスモデルを炙り出すというもので、事例が豊富にあるので投資の参考にもなりました。
私が一番興味を持ったのが、もう上場廃止になっていますが、「グレイステクノロジー」という会社の粉飾決算についての分析です。
この会社は、高成長企業ということで投資家の注目を集めていましたが、実は、極めて巧妙な粉飾決算を行うことで、高成長企業であることを演じていたというものです。
この事例においては、キャッシュフロー分析によっても、粉飾決算であることを見抜くのは困難であったとのことでしたが、ある会計指標を注視していることで、正常な決算ではない可能性が高いと判断できるとの分析がされており、大変興味深かったです。
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事例を用いて財務諸表の見方を説明しています。
表を用いていたり、わかりやすい言葉で説明していたり、短編にして端的に説明していたりするこで大変読みやすいです。
こういう決算書の解説書の中で最もおすすめできる本です。
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このような決算書の読み方の入門書籍はいくつか読んだが、刊行時期による取り上げられている企業の違いが面白い。類似の書籍にたくさんあたって慣れていくのが良いと思う。
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難易度低めで専門外の読者にも優しい。ビジネスモデルというよりは「決算書から何が分かるか」、その企業の特徴を同業と比較しながら解説していく内容だ。自ずと決算書にも明るくなる。
ー ヤクルトレディーは基本的にヤクルト本社の社員ではなく、個人事業主としてヤクルトの販売会社と業務委託契約を結んでいる。そのため報酬は給与ではなく販売手数料として支払われる。販売手数料の売上高に対する割合は7%。人件費や広告宣伝費が大きいことも販管費の高さにつながっている。一方で、低い原価率に結びついている。
ー ツルハホールディングスは成長戦略の一環としてM&Aを積極的に活用しているが、コスモス薬品は基本的に自社出店による自前主義で成長戦略を描いた。そのため、バランスシートには無形固定資産がほとんど計上されていない。
ー 東京エレクトロンのフィールドソリューション事業。新規に比べ研究開発投資が少なくて済むようなパーツの交換だとか、既に販売した装置の改造や中古装置の販売サービスの提供。
ー 現金化しやすい資産を多く、保有するキャッシュリッチな会社に対しては、投資ファンドなどから余剰資金を株主還元に回すよう求められることがある。実際、日鉄ソリューションズは、イギリスのアセットバリューインベスターズから増配と政策保有株式の処分を原資とした自社株買いを求める株主提案が出されたことがある。
ー インフロニアホールディングスでは、請負工事は利益率が低く工事期間は長期間ゆえ、その間の人件費や資材価格変動のリスクも与えているというデメリットを認識。また、今後の人口減少と社会保障費の増加を考えれば、建設市場が拡大することは考えられない状況であるとし、製造業からサービス業への転換を果たした。これが、コンセッション事業への参入を促した。長期的な建設市場の拡大が望めないため、ゼネコンを始めとした建設会社が主力であった。請け負い工事から脱却しなければならない。一方で、脱請負、コンセッション事業にはバランスシートを肥大化させると言う副作用がある。
ー 有形固定資産回転率の高さによって、固定資産の少ない軽量型のビジネスモデルになっているかどうかがわかる。
などなど。勉強になった。