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漢字にルビのある児童書ではあるが、「いのち」を強く考えさせられる。
ペットを飼おうとする人はもちろん、小学生の子どもから大人まで、是非読んでもらいたい本。
泣けて泣けて…しかたがなかった。
いつか、センターの皆さんの取り組みが全国に浸透して、不幸ないのちが一つもなくなる日が来てほしい。
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動物と暮らすにはただ可愛いだけでは済まされない現実がある。安易なペットブームに警鐘を鳴らす本。
これからペットを飼おうとする人は、一度この本を読んでから。
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愛媛県動物愛護センター。そこは「愛護センター」なのに動物の殺処分が行われている。その処分される動物はほとんどが飼い主の手によって持ち込まれたものだ。
少しでも持ち込まれる犬猫を減らしたいと、努力する職員さんの心暖まるノンフィクション。
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動物を飼っている人、これから飼おうという人に是非読んで欲しい。これが現実であることを。ペットショップの「バーゲン」チラシを見るたびに、「ペットじゃない家族よ!」と思ってるなんて嘘だと思う。だって家族をお金で買ってきたりしないもの。
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犬の命を何とも思わない人たちのエピソードが印象に残った。
野良犬を減らす為に1匹500円で買い取りを実施している市に7匹の子犬を連れて来た子供たち…子犬が殺されるのを分かっていても、3500円を貰ってプラモデルを買う方がいいという価値観。
この子達はきっと、野良犬の子犬を見つけた時に「ラッキー!」っと思っただろうと考えると怒りや悲しみの感情が沸き起こってくる。
他のエピソードも印象だ。
飼い犬を保健所に連れて来て、預けた帰りに譲渡会用の犬を欲しいと言う人…
保健所に預けた後日、「まだ生きてますか?」と聞いてきた親子。
迎えに来たと思ったら、記念写真を撮って去って行った…
人間の身勝手さの象徴だ。
この本からは、生き物を飼うという責任や覚悟の重要さを改めて認識しました。間違っても自分の子供がエピソードで出てくる人達の様にならない為にしっかりと教育して行きたい。
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すごい本だな。。。まず、最初にそう思いました。
わずか160ページもない本書(小学生でも読めるように字も
大きく、ルビもふってある)の中には、日々、奮闘する愛媛県
動物愛護センターで働く職員たちの日常と一緒に、そこでやむなく
処分されてしまう犬や猫たちの想いが、この本の中にギュッと
詰まっていました。
動物を飼うとはどういうことなのか。命に優劣はなく皆平等
なのに、なぜ殺処分という事が起こるのか。
安易な考えで動物を飼う前に、もう一度命って何だろう?
動物を飼う=その動物の命を預かるって、どういうことなの
だろう?と、考えさせてくれる1冊。
もし自分の子供が動物を飼いたいと相談に来た時には
命を責任持って預かるとは、どういうことなのか、子供と一緒に
考える機会を作ってくれる良本だと思いました。
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愛媛県動物愛護センターで日々行われる業務を綴るノンフィクション。
業務とは、犬猫の引き取り・処分(管理業務)と共生のための啓発(愛護業務)。
写真のむちむちした子犬や手のひらサイズの子猫や賢そうな成犬の、たぶん大部分はもういない。すでに「殺されて」いるから。
動物が好きだから、殺処分がただのゴミ処理にされないように、自分が手を下す。
そんな覚悟の職員たちを、あえて「殺す」という言葉を使う誠実さで淡々と描く。
殺さなくて済むように、飼えないなら買わない・飼えないなら産ませない・飼うなら最後まで面倒を見る、という当たり前のことを伝え、飼いきれるようにアドバイスする地道な努力は気が遠くなりそうで頭が下がる。
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借りてみたら児童書でびっくり。(笑)
内容は児童書として非常にいい本だと思う。また是非、大人にも読んでもらいたい。
舞台となる愛媛県動物愛護センターは、ミョンを拾った時に猫アレルギーのある私では飼えないと思って電話してみたことがある。3日で処分されると聞いて、やるせなかった。結局、うちで飼うことになったが、残念ながら白血病でこの世を去った。
『捨てられた命を一頭でも救う』から『捨てられる命を一頭でも減らす』社会へ高い志と誇りを持って業務に専念しておられる職員さんには敬意を表し、心からありがとうと感謝いたします。
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愛媛県動物愛護センター職員たちの日常を追うノンフィクション。
我が家にも犬がいます。
うち一匹は保健所出身。
彼は今、ソファに寝そべる私と背もたれの間に挟まって、くつろいでいます。
私の幸せ時間・・・
現実をもっと沢山の人に知ってもらえたらと思います。
こちらは読みやすい文章の児童書。
小中学校の図書室、動物病院、できればペットショップにも、是非置いて頂きたい一冊です。
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あいごセンターに引きとられる犬たちは殺され、処分されてしまいます。こどもたちはその犬たちをお金にかえて、犬は処分されてしまいます。ぼくだったら1匹でもいいからかってあげようという気持ちはないのかと思いました。
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2013年54冊目。
愛媛県動物愛護センターを舞台にした犬猫殺処分のノンフィクション。
3500円のプラモデル欲しさに、1匹500円で動物を引き取らせる子どもたち。
「僕が殺すわけじゃないから」
寒気がした。
引き取り手を待つ間の世話や、殺処分にどれだけの税金が使われているか。
愛護センターの職員さんたちがどんな想いで動物たちを処分機へと送り込んでいるか。
“1匹でも救う数を増やす”より、“1匹でも捨てられる数を減らす”
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小学生向けの本ですが、その内容は衝撃的! この本の問いかけに、何と答えますか。さらに、この問題は近い将来の人の生き方、死に方にも示唆を与える…
大分大学 教育福祉科学部 (分野:理科教育)
教員 牧野 治敏
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電車のなかで号泣。「本当に犬に愛情を持っているならば、飼わないこともひとつの動物愛護です」という、動物愛護センターで働く職員のセリフが印象的だった。
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児童書を読んでみよう、ということで、妻と借りてきました。
動物処分センターでの人間模様、想像していたものよりも壮絶なこともある、ということだけでも勉強になります。
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大切なのはペットを「飼う」という行為ではなく、ペットを「幸せにしたい」という心なのだ P135
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『かわいい・かわいそうという感情だけでは命は救えない』『捨てられた1頭を救うことより捨てられる1頭を減らす』という現実的観点から命を救おうとする愛媛県動物愛護センターの取組みの紹介。
殺処分を含めた同センターの取組内容が,具体的に,写真付きで詳細に描かれている。
私は犬好きで,恥ずかしながら,「かわいそう」という単純な気持ちから本書を手に取った。
けれど,それでは救いにならいという指摘は耳が痛い。
人権を意識せざるを得ない仕事をしているが,犬の殺処分に強く感情を揺さぶられる一方,死刑制度を冷静に語れる自分が怖くなった。
もちろん,殺処分と刑罰は同次元で語れるものでも,語るべきものでもない。