紙の本
円安がすすんでいる
2024/04/11 09:16
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投稿者:とらとら - この投稿者のレビュー一覧を見る
ちょっと前に発行されたこの本の中で、130円に円安が進んでいると書かれている。いまの時点、150円台の円安にまでなっている状況は、確かにリスクそのものかも。いろいろなことがリスクと対処で挙げられていたけど、ITに関係するリスクが一番興味深かった。
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海外へ脱出を促す本かと思ったら、日本で生きていくために必要な防衛術を提案してくれる良本だった。
中身のない政治家、自助しか頼りにできない経済、同調圧力、格差…日本の抱える問題は挙げればきりがない。
ただ、それを憂えるばかりでは人生面白くなくなる。幸い、私はそれなりに生活を楽しくやっていければ満足だと思えるので、著者が提案してくれた防衛術を取り入れつつ、この先も日本で過ごしていくつもりだ。
読んでいて怖いと感じたのは、「無敵の人」の話で、このような人が今後増えれば外出もビクビクしながらするようになるのだろうな。社会全体を「無敵の人」が発生しないように変えていくことも大事だが、まずは自分の身を守る術も教えてもらいたい。(護身術は勝てる気がしないのでパスで)
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主張や背景などの基礎情報はその通りで、それへのアドバイスもそのままというか想定通りなので、特に真新しい発見や驚きはなかった。
取りわけ共感した点と言えば、
教育について、5歳までに非認知能力が頭打ちになるからそれまでは粘り強く面倒を見る必要があること、
そして、結婚や子育てなどは個人ではなく社会の責任であると意識を持つこと。
お金が必要であることは確かだが、だからといって子供の面倒を見れないというような社会は健全とは言えない。
コミュニケーションとは、人がお互いに他人の人生に干渉し、その人生に多少なり関わっていくことに他ならない。
干渉されたくない、または責任を持ちたくないという理由から他者とのコミュニケーションや、踏み込んだ関係性の構築に及び腰になりがちな世の中だが、自助・共助が(望まずとも)求められる世の中だからこそ、積極的に他者と関わって助け合える身近な関係性を創り上げていきたい。