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建設コンサルタント・二宮が産業廃棄物処理場をめぐるトラブルに巻き込まれ、極道の桑原と解決していく話。
登場人物・組織が多すぎて、関係性がピンとこなかった。
二宮と桑原のコンビが面白く、関西弁がいい味を出している。
それにしても建設業界・ゴミ処理業界って怖い。
(図書館)
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2013/11/26
登場人物が多くてしかもそのほとんどがやくざっぽい人なので覚えられない。
バディものでもあるのだけど、基本的に信頼関係がないのでそうと言い切れるのか。
最後ちょっとデレたのはちょっとにやけた。
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一気に読めなかったので、まず、暴力団の組と、つながってる会社とか人とかの系図が分からなくなってしまって、面白いとは思えなかった。
後日もう一度読んでみようとは思っているのだが、なかなか食指が動かず・・・
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久しぶりにハードボイルドの本格派に出会った。
ハードボイルドといえば、大沢在昌の「新宿鮫」が頭にあって
刑事とヤクザという関係が頭から離れない。
今回の疫病神シリーズは違う。
主人公が2人のコンビだ。
二宮は建設コンサルタント。
建設現場にはヤクザがまとわりつく。
毒を以って毒を制すため、建設業界ではヤクザを使ってヤクザを
抑える対策を「ザバキ」とよび、二宮は建設会社からサバキの依頼を
受けて組関係を斡旋してその仲介料を主な収入にしている。
堅気とヤクザの中間位の位置にいる。
一方、相棒の桑原は現役のヤクザ。
二蝶会の幹部。
彼の収入手段(シノギ)は倒産整理と建設現場のサバキ。
その点で二宮と絡んでいる。
他には愛人にカラオケボックスを経営させている。
このシリーズはこれから読むので、どんなサバキの以来が有るかが
楽しみの一つになると思うが、
1作目は「産業廃棄物処理場」をめぐるドロドロした巨額の利権と
悪党どもの関係が複雑に絡み合って、
図式化しないと分からない関係が出てきて、頭がパニックになるが、
そこはまあ適当にイメージして読み進めていこう。
読み進めて感じるのは、二人の絡みのテンポの良さと
会話が面白い。これがこのシリーズの楽しいところ。
そして、著者のこだわりもチラチラと出てくる。
例えば、産業廃棄物処理法とかの条例とか細かな点を
二宮に語らせたり、本を沢山読んで調べている所を
小説の中でも出しつつ、著者本人も徹底的に調べて
分かり易く書いている点がこだわっている。
本作だけでは判断できないが、
2作目、3作目を読むにつれてコンビの絡みも面白くなり
さらに色んな業種の裏事情を絡ませながらの物語が
今後読む楽しみになってきた。
ブログ「沖縄面白本棚」より
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第151回直木賞受賞作の「破門(疫病神シリーズ)」を読んで見たく先づそのシリーズ第一作を読んで疫病神コンビとはどんな設定なのか、気になり読んでみた。
二宮と桑原のコテコテの関西弁で舞台も大阪。馴染めない関西弁と地理が浮かんでこない関西での描写はあまり臨場感が伝わってこなかった。
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直木賞受賞作家黒川博行の「破門」は、「疫病神」シリーズの第5作。
ということで、「破門」読む前に「疫病神」でしょと読んでみました。
怪しい建設コンサルタントとヤクザの二人組みが、産業廃棄物処理場の建設をめぐって、いろいろな面倒に巻き込まれる。
読者は、その世界を垣間見たような気がする。
娯楽作品です。
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大阪を舞台に、産業廃棄物の処分地を求めて、ゼネコン、土建屋、コンサルタント、不動産屋、地上げ屋、地方議員、極道たちが暗闘を繰り広げる(解説より)はなし。
億単位のカネを巡る画策の嵐に巻き込まれ、それぞれの筋を通すために奮闘するのは冴えないコンサルタントとカネ至上主義ヤクザのコンビ。
産廃、土地、権利に加えて堅気-極道のカネの流れや枝関係まで、なじみないうえに大変込み合った素材と力関係で個人的には筋書きを追うのが難しかった…
暑苦しくなく、クールすぎない温度と、関西弁の軽快な会話劇が好ましい作品。
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ジャンル的に言えば、ハードボイルトというよりピカレスクタイプか。
主人公が探偵ではなく土建の経営コンサルタント。産廃廃棄場の建設を巡る利権の争いに、金の匂いを嗅ぎつけてきたヤクザと共に巻き込まれていく。
ストーリーはシンプルなんだけど、プロットをヒネリすぎてて話が分かりにくいのが残念。ここまで面倒くさくしなくても良かったのでは?却って現実感が無い。
一方で二宮と桑原のキャラは良くたっている。特に本来主人公(一人称)である二宮が適度に弱い所が、イケイケ腕力タイプの桑原との対比が際立っていいし、何よりセリフがどれも上手い。悪党も含めてセリフが上手いと話のレベルが格段に上がる。
ブラックなユーモアも効いてて、さびれた探偵事務所(ではないけど)に一本芯の通った主人公という設定は、原僚の沢崎のライト版と言う感じか。
何冊か出てるようなので、続きが楽しみ。
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くーっ、これは面白いっ‼︎ 大阪の地名と、入り乱れた登場人物達の肩書きと名前を覚えるのが大変だけどね(^^;; 産廃ビジネス、ヤクザ、ゼネコン、政治家、、いろんなワル達のシノギ合い!シリーズ化されてるみたいなので、早速、買います!2014/9読了。
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直木賞受賞した「破門」に興味をひかれ、まず疫病神シリーズ第1巻であるこれを読む。大阪のヤクザと建設コンサルタントの二人組を主人公に産業廃棄物処理場をめぐるあれやこれやに巻き込まれていく…という、自分が読まない類の本で食指が動かなかったが、食わず嫌いは良くないと読み始めてみると、これが面白い。一気に読んでしまった。
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お互いを『疫病神』だと罵りあい、
「こいつ、嫌いや。」「もう行ってしまえ。」
言葉では反発しながらも
本当にヤバイ時には必ず傍にいる。
命を張って、
相方(?)を、救おうとする。
やくざの啖呵も、迫力あって怖ぇぇ…と、びくついてしまうが、
目に見える外見や言葉が、一体なんぼのもんだと言うんだろ。
本能が先走り、無茶苦茶やらかす二宮、桑原の鉄砲玉コンビ見てると、
(綺麗ごと)で、身を守ろうとしている自分がなんか恥ずかしくなってきた。(^^;
ストーリーは途中、相関図が出てくるほど、たくさんの組織やら、人間出てきて若干ややこしかったけど、
二人の背を追うてるだけでも、充分面白かった!
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直木賞を取ったのがシリーズ第3作とのことだったので、初めから読もうと手に取った疫病神シリーズ。どっちが疫病神なの?と思っていたらお互いがお互いの疫病神といった感じなのね。しかもお互いに、やばくなったらほったらかしにして逃げるし、だいたいみんな大阪弁で罵り合うからごちゃごちゃしてる。まあシリーズだし、もう少し読んでみてもいいかな。
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建設コンサルタントの二宮とヤクザの桑原のコンビシリーズ第1弾。
建設廃材最終処分場の設立をめぐるハードボイルド。
主人公を含め金を欲するくせのある奴らが複雑に絡み合います。
産廃処分場設立の複雑さにもまして、物語上の組織や人間の関係も複雑で、ちょっと混乱しました。
思いっきりハードボイルド調なんですが、死者が出ないというのと、主人公はあくまで堅気であるということで、事件後も爽快な感じが残りました。
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人気シリーズらしかったので、まずは第1作目を読んでみよう、と手に取りました。
読後感の良い、人情ハードボイルド(ハードってほどでもないかもw)でした♪
最初は、主人公の二宮が頼りなさ過ぎて、相棒の桑原だけが疫病神なのかと思ってましたが、後半戦に入ると主人公のしぶとさ(生命力?)がハンパなく、桑原にとっても二宮が疫病神に思えてくる、という展開が楽しい♪
産廃業界の利権の裏側を探るところはちょっと複雑でとっつきにくいかも、ですが、すべては 読後感 が予想外に爽やかだったので、細かい点は気にならなくなりましたw
もう5作くらいあるのかな? とりあえず、第2弾も読んでみようかと思います。
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直木賞受賞作「破門」を読んで見ようと
まずはシリーズ第一作を読んでみた。
建設コンサルタントの二宮と二蝶会の桑原が
産廃処理場の造成に絡んだ狸たちの思惑に巻き込まれていく話。
二宮と桑原の会話がテンポよく、次々起こる厄介ごとを
見捨てたり見捨てられたりして、お互いが疫病神になりながらも
前に突き進んでいく姿がおもしろく、目が離せなかった。
続編も読んでみたいと思う。