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人によっては読みきるのは大変かもしれないが、読むべきであると思う。特に戦争を全く想像できない世代に読まれるべき。
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父が長崎原爆の被爆者なので、気になってたし。
http://surikomi.blogspot.com/2010/09/blog-post_16.html
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校庭にチューリップ畑があると思ったら死体が山積みになってたっていうのが衝撃だった。
「正義の戦争より不正義の平和がいい」
間違いないと思った。記念碑的名作!
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戦争のもたらした悲劇。
原爆投下後の現状。
淡々とした文体の中に当時の現実が詰まっている作品です。
井伏の意図を知るために元素材となった『重松日記』と是非比較して読んでもらいたい。
元が実際に原爆投下を体験した方の日記なので、苦手な人には苦手なグロい表現も多々あるのでその辺りは注意。
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原爆投下当時の広島の凄惨な風景を書いた作品です。
近代文学ですので、所々の生活描写など、詳細まで書いてありますし、その当時の悲惨な情況がありありと伝わってくる、読後感が陰鬱な作品です。
歴史としても当然読めますし、物語としても読みやすく、ここまで真っ向と原爆について語られている小説は、あまりないかと思います。
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被災者・被爆者として向けられる他者の目について考えてみる。
真実はどうであれ、同情も蔑視も受けてしまえば、一方的過ぎて覆すのが難しい。
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教科書等で幾度も紹介され、誰もが知っている小説ですが、内容は思っていたものとは少し違いました。
原爆批判や原爆症と闘う小説、というよりは、八月六日から敗戦までの庶民の生活を丁寧に書いた小説です。
凄惨なこと、常軌を逸したことをあまりにも淡々と描くので、思わず目を疑い読みなおすことが幾度かありました。広島が故郷の著者が、感情を抑え、激することなくあったままを書くことに、どれほどの忍耐を要したのかを想います。
当時の体制を穿ったり批判したり、専門的なこと啓発的なことは書いていないので、読まないでも生きていく上で問題はないし歴史観や人生に影響することもないかもしれません。ただ私は読んで本当に良かったと思います。
「読者の義憤は被災者の憤りや訴えによって惹き起こされるのではない。彼等の受動的な忍苦が、この感情を唆るのである。」
巻末の河上徹太郎のエッセイが補完的役割も担っていてすごく良いです。他者による解説を載せることの重要性を再認識しました。
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いきなり大惨事に巻き込まれる恐さ、原爆の恐ろしさ、命の尊さを改めて心に刻ませる一冊。こんな時だから。
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重松を中心に、色々な人の手記
市中の悲惨な様子や自らの病状を淡々と綴っているから、その分真実みがある、気がする
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こんなときだからこそ読んでみた。淡々と原爆投下後の広島が描かれる。
世界唯一の原子力爆弾を落とされた国として、こんなにひどい経験を忘れて、原発乱立の道を進んでしまったのだろう。
つらい過去だけれど、目をそむけないで一読するべき本だと思う。
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井伏先生の作品。
タイトルからも分かるように原爆が投下された広島について書かれている。しかし,真っ向から原爆を批判するのではなく,広島で被爆したある一家の日記を淡々と挿入することによってそれを黙々と行っている。哀愁に満ちた作品でした。
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この状況だしね、読みました。
時の政府は教科書の宮沢賢治の詩を改変したって!?あの雨ニモ負ケズを!?信じられない、とは言え今でもしかねないかもなぁなんて思ってしまう。
具体的な事例が沢山。最近の原爆作品はその辺避けるきらいがあるからこれだよって感じです。これだよ。怖いんだよ原爆物は。変に綺麗にしちゃいけないと。
これ読んでいて、ふと今回の被曝手帳とかいつだしてくれるんだろうと思った。ていうかすんなり出すんでしょうか。
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自分結構日本の古典を読んでないな~とこの頃実感し図書館で借りてみました。
広島の原爆投下から終戦までが詳細に描かれて、そして広島から離れても後遺症で苦しめられ、さらに周囲の環境の無理解と風評に苦しめられる様が悲観的ではなく、語られています。小学生時代はだしのゲンと言う漫画を読んでものすごいショックを受けたのですがあの漫画を思い出しました。
戦争は悲惨だな。奥さんの日記の広島の当時の食生活の覚書が胸を打ちます。今は飽食の日本、とか言ってますが物を大切にしないと~とか食べ物を大事に食べないといけないとしみじみ思いました。
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読むのが辛くなって、読了が原爆の日に間に合わなかったのが残念・・。
写真や絵を見るのが駄目だったので、文章なら大丈夫だろう、という気持ちで読んだが、それでもきつい描写だった。
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一瞬の閃光に街は焼けくずれ、放射能の雨の中を人々はさまよい歩く。原爆の広島――罪なき市民が負わねばならなかった未曾有の惨事を直視し、一被爆者と”黒い雨”にうたれただけで原爆病に蝕まれていく姪との忍苦と不安の日常を、無言のいたわりで包みながら、悲劇の実相を人間性の問題として鮮やかに描く。被爆という世紀の体験を日常性の中に文学として定着させた記念碑的名作。
8月に読むのがいい。しかもちょうどこの時期。