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ビジュアル 世界の偽物大全 フェイク・詐欺・捏造の全記録。 ブライアン・インズ先生とクリス・マクナブ先生の著書。フェイクニュースや疑似科学が氾濫する社会。フェイクニュースや疑似科学が氾濫する世界。世の中は偽造者や詐欺師にあふれている。偽造者や詐欺師に騙されないようにしないと。偽造者や詐欺師にならないようにしないと。偽造者や詐欺師を絶対に認めないこと。
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歴史上最も巧妙な詐欺の数々を約200枚の写真とともに掲載。
詐欺を暴く現代科学技術についても紹介している。
・はじめに
CHAPTER 1 偽金 CHAPTER 2 贋作 CHAPTER 3 偽書
CHAPTER 4 考古遺物の捏造 CHAPTER 5 詐称
CHAPTER 6 信用詐欺師 CHAPTER 7 大義のための偽り
CHAPTER 8 怪しげな科学
索引有
騙すのは人。騙されるのは人。そして暴くのも人。
世界の歴史に残る詐欺とその手法。その悪しき情熱や欲望と、
対抗する多くの科学技術の開発についても詳細に紹介。
それらの果てしない欲は金儲けが主だが、
自分の高い技術を示したい、自分のスキルを生かしたい、
専門家の鼻を明かしたいという自己顕示欲も多くみられる。
硬貨に紙幣、小切手、株券、郵便切手。
絵画、彫刻、版画、陶磁器。
手紙、書物、原稿、手稿、古文書、サイン、地図、日記、自伝。
ピルトダウン人、スキタイ王の宝冠、カーディフの巨人。
女装した騎士デオン、空飛ぶ詐欺師、偽王族や貴族、アナスタシア。
3ヵ国を巻き込む横領、遺言書、エッフェル塔売ります。
シオン賢者の議定書、戦争等のプロパガンダでの偽造と捏造、
コティングリーの妖精たち、トリノの聖骸布。
メスメルの動物磁気、エーテル、オルゴン蓄積装置、
実験結果の捏造、医療詐欺。
ほぼ欧米の偽物中心ですが、事実は小説よりも奇なり。
知ってるようで知らなかったこともあり、大いに楽しめました。
過去の専門家の存在も実は危うかったりして、
それ故、恨まれたり騙されたりしているし、
当時偽物と専門家に判定されたシャピラの巻物が、
本物だったらと考えると、口惜しい気分になってしまう。
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偽物と本物を見比べる、みたいな本かと思っていたら違った
偽金、贋作、偽書などなど
こうまでして偽物を作ったり、誰かを騙したりするってある意味物凄い努力家だと思う
今だってフェイクニュースにフェイク画像
どれが本物なのかわからない時代
これは本物なのか?
信じても良いものなのか?
見極めることは大変だし難しいことだけれどそういう視点は持っていたい
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FAKES,SCAMS&FORGERIES
「人を欺くことに手を染めるとき、我々は何と複雑にもつれ合った布目を折らなければならないことか」
騙しには「模造・模倣」「偽造」「詐欺」という3つの形態があり、この3形態はまた、犯罪に至るまでの3段階でもある。
<はじめに より>
図書館スタッフ
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この本のここがお気に入り
「1970年代に一度、イタリア市場から少額硬貨が消えてしまうという珍事が起きた」「どうやら、一部のやり手の日本人がイタリア少額硬貨に使われている金属の価格が硬貨自体の額面価値よりも高いことに気づいて、こつこつ買い占めたのが原因らしい」
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自分が騙す側にも騙される側にもなりたくないが、偽物、詐欺、嘘というものは話としてはとても興味深い。
映画だと『スティング』『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』は今でも好きな映画だ。
邦題に訳せないところがまた趣深い。
『捕まえられるもんならやってみな』、じゃあイマイチだもんね。
さて、本作はナショナルジオグラフィック社刊で、写真も豊富、事例も豊富。
先に挙げた映画の元ネタとも言える詐欺ももちろん載っている。
第二次大戦前のものもあれば、ごく最近のものまでバランスよく網羅されている。
お気に入りのニセモノは、偽金、贋作、詐称。
NHKの番組「ダークサイドミステリー」で登場した、ポルトガル通貨詐欺事件は面白かった!
本物なのに偽物?!
日本銀行券も切り替わったばかり(まだ千円札しかお目にかかっていない)なので、
偽札防止の技術についてはタイムリーに楽しめるのでは。
また、最近とある美術館がつかまされた贋作、贋作師についてもタイムリー。
悪い方の天才というものはいかなる時代にもいるもので。
決して昔の話ではないことに身が引き締まる。
漫画『SPY×FAMILY』の主人公一家の苗字と同じ単語が使われたとある写真には興奮。
細部までこだわってこそ、作品は面白くなるものだなぁと感慨深い。
犯罪史として読んでも面白い。