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チェロを練習するゴーシュの元に、夜ごとあらわれる動物たち。動物たちとゴーシュのやりとりが面白い。
動物たちはゴーシュに癒されていると言い、演奏にアドバイスをくれたりもした。一方で、ゴーシュの動物たちへの態度は、どこか傲慢で嫌な奴にも思える。
演奏が賞賛されたとき、ゴーシュは動物たちに感謝する。ゴーシュの変化を喜ばしく思う結末。
(読んだ時期:5歳11ヶ月)
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大切な作品をいもとようこさんが、小さな子どもたちにも見やすいように暖かい絵で描かれている作品の一つ。
動物をこの上なく愛らしく、そして魅力たっぷりに描かれるいもとさんですから、親子で一緒に読むことで、文学的な作品も一気に馴染みやすく映ります。
難しくとらえずに、ゴーシュと動物たちの不思議な交流に、心が揺れ動くままに感じられる作品です。
少し長い作品ですが、面白おかしく自分が楽しんで読むと、相手にも伝わるものがあるのではないかと思います。
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初めてちゃんと読んだな・・・
動物たちが可愛らしく描かれてるからゴーシュの無体シーンがあんま無体っぽく見えない・・・
いや、人間の自然への無体は宮沢賢治作品にはよくある場面だけども・・・
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演奏が下手なチェリスト・ゴーシュ。毎晩、特訓を続ける。森の動物たちがかわるがわるやってくる。
ゴーシュは驚くほど、上達するんですね。
どのように、この物語を受け取るかは、それぞれかなと思いますし、うちの子供達には、不人気でした。
これも、登場する動物は、いもとさんの特有のデザインで、色合いも少し悲しげで美しい。
1998.11.14 いもとようこさん サイン
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有名なお話ですが、初めて読みました。
正直どう読み取ればいいのかよくわからなかったのですが、読み聞かせた後で息子が「なんかいい話だったね」としみじみ言って、心温まる物語として受け止めていることを嬉しく思いました。
ゴーシュは最初は猫を虐めるような嫌な男でしたが、2日目の夜からは動物への態度が友好的な時もあり、鳥のために窓を蹴破って助ける場面もありました。ぶっきらぼうだけど動物との交流により優しくなったということでしょうか。
セロの腕前が上がったのも動物たちが関わっているのかわかりませんが、上手くできないものをとことん練習し続けるひたむきな姿がゴーシュのいいところだと思いました。
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何度読んでもいいなと思います
ベートーヴェンの「田園」を聴きながら朗読しました
賢治いいな
この本は、歌会優勝者の記念品として差し上げます
また新しい「セロひきのゴーシュ」を買おうと思います
今度は誰の描いた絵本にしようかな
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「活動写真館でセロを弾く係のゴーシュ。ところが一番へたなため、楽長にいじめられていました。落ち込んだゴーシュが、自分の小屋でセロを練習していると、毎晩、動物たちがやってきてうるさくセロの指導を始めます…。〔白泉社 平成5年刊の再刊〕」