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このコンセプト面白い。
世界の著名人バージョン見てみたいなあ。
人の悪口言ったり書いたりするのって、人に読まれる前提で書かれた小説より、ずっと人格が出ると思う。
この中で一番好ましく思ったのは、中原中也かな。
悪態がサッパリしてて。
表紙にも書いてある太宰治に向かって放った
「何だ、おめえは。青鯖が空に浮かんだような顔しやがって。」がお気に入り。
どんな顔だったか太宰に再現してもらいたいぐらい。中原中也の本読んだとこないけど読んでみたいと思った。
その次が、谷崎潤一郎。女好きの屑ではあるけど、あまり卑屈でなく冷静で、態度が一貫してていっそ清々しいわ。細雪は普通に面白く読んだから、こういう人が書いたわけね、なるほどと思った。
当然悪口ばっかりなので読んでて、しんどいっちゃしんどいけど、教科書に載ってる澄まし顔の文豪達の人間臭い部分が存分に見れる。
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ピア・サポーターズNさんのおすすめ本です。
「「何だ、おめえは。青鯖が空に浮かんだような顔をしやがって」「お前はオタンチノパレオラガスだよ」この言葉、誰が言ったかご存知ですか。中原中也と夏目漱石です。有名な文豪は悪口まで個性的。悪口から、あの文豪の素顔を覗いてみませんか。」
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今ならSNS上での中傷合戦という感じでしょうか。
そして志賀直哉と菊池寛の嫌われっぷりは中々凄い。
曲者揃いの文豪達だからさもありなんと言う気がするけれども、現在のSNS上の罵詈雑言の応酬と違って、話し言葉ではなくちゃんと文章での応酬であるため、やはり文筆家なんだなぁと。
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最後はかなり斜め読み。
作家どおしのあからさまな、しかも公の場を使っての悪口の応酬はなんとも…。
今時の作家さんたちではあまり見かけないなとも思いつつ、いや、たまにあるか…。
作家だからといって悪口も文学的と言うわけではない。
たとえ著名な作家が書いたものであっても、悪口は下卑ている。
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これは私みたいにあまりこれらの文豪の人となりや作品などを詳しくない人間が読んでも面白さをあまり感じにくいのではないかと思う。
文才がある人の喧嘩はこんなにも長々と相手に対して思いを伝える文章が出てくるのだなと思った。特に谷崎潤一郎。
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アメトークで紹介されていたので読んでみた。
作家の悪口だけじゃなく、当時の暮らしやその人となりの一部が読み取れる本。
個人的には太宰の章と、谷崎・佐藤の章が良かったかな。
太宰って破天荒なイメージだったけど、自分を恥じていそうだったり繊細そうだったりと意外な一面を知れたし、
谷崎・佐藤の手紙に関しては、『妻に惚れてるのを自分に言うならまだしも直接連絡取ろうとするな』ってもっともな叱責をする谷崎も義理の妹に手出そうとした過去があって、どっちもどっちな泥沼感がちょっと面白かった。
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日本人なら知らない人はいない文豪たちなんだから、そりゃすごい内容だろうにと思っていたらホントそうだった笑
いちいち可笑しい、よくぞこんなのばかり拾ってきおったな。イキってみたり、ネチネチしてみたり、正義感ぶっとばしたり、情に訴えようとしたりとにかく忙しそうな文豪たち大集合。
思えば私も10代の頃、太宰先生を読み耽って悦に入ってたようだが、こんなねっちょねちょ野郎とは(気づけ)。川端先生は立派なおかただと思っていたが騙されていた→読んだことないけど。ノーベル賞取られましたよね?読まないと!
と、本人のあからさまなキャラを垣間見てしまった今、どんな素晴らしい作品でも笑ってしまいそう。文豪は癖が強過ぎる。
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面白かったけど昔の文体だから内容が漠然としかわからなかった…現代語訳版があったらそっち読みたかったな。
太宰治と志賀直哉の悪口合戦が楽しかった。
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太宰治の志賀直哉に対する文句がガチで煽りまくってて読んでてハラハラしたw
中也の話も有名エピかもしれませんが、毎回笑う!!
坂口安吾→太宰治
《死に近きころの太宰は、フツカヨイ的でありすぎた》
”フツカヨイ的”とは中二病とか厭世的とか…
”赤面逆上的”とは黒歴史…
安吾は太宰のことが好きなの?嫌いなの?…いや好きなんだよね??
太宰の自殺直後の安吾の文章がかなり胸にきた…
織田作之助の章も好きでした
芥川龍之介と夏目先生のエピソードはたった数年の話なのに
どれを知っても興味深い。おもしろい。
最終章の有名な谷崎潤一郎VS佐藤春夫は、これこそ事実は小説よりも奇なりですね
結末が分かっていても、本文の最後でずっこけたくなるww
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1 太宰治の章
2 中原中也の章
3 無頼派×志賀直哉の章
4 夏目漱石の章
5 菊池寛×文藝時代の章
6 永井荷風×菊池寛の章
7 宮武外骨の章
8谷崎潤一郎×佐藤春夫の章
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何だ、おめえは。
青鯖が空に浮かんだような顔をしやがって。
中原中也面白かったなあ。本当に破天荒な人だったんだろうなと思いました。
二日酔いの時の「千人の天使がバスケットボールをする」という言葉もとても好きなのですが。
文豪たちのことを身近に、人間味があるように感じられて面白かったです。
佐藤春夫とお千代さん結局結婚するんかい!!
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現代なら炎上案件?
学校で習った、とっても偉いお方々にこういう面もあったのね、となんだかほっこりします。
しかし、もう亡くなっているとはいえ、手紙がこうやってさらされるなんて…。
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電車の中で読んでいて、太宰の川端に対する「刺す」で吹いた。
みなさま「私は正しい。私は許されてしかるべき。だが、あんたは間違っている。断罪されるべきだから謝れ」と客観的視点というものは遥か彼方へうっちゃっておられる。それくらいの神経でなければ、文豪にはなれないのだろう。
端から見ている分には面白いが、身近にはいて欲しくない人々である。
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これもアメトーーク読書芸人で知った本。文豪の本をほとんど読んだことがなく、歴史的なことも知らないので、そういう諸々を知っていれば、もっと面白く読めたかなとは思う。菊池寛と永井荷風のとこは読み飛ばしちゃった。今、目次のとこ、菊池寛の池→地になってるのを発見。あんなに名前の漢字を間違われるのに文句を言ってたのに、ここ間違えるかね。わざとなのか?坂口安吾「不良少年とキリスト(より)」が一番ぐっときた。太宰治が自殺したのを受けて書いたもの。『いつでも、死ねる。そんな、つまらんことをやるな。いつでも出来ることなんか、やるもんじゃないよ。』ちょうど引きこもりと自殺念慮の本を読んだ後だったし。坂口安吾は読んだことあるし、一番親近感を持っているのもあるだろう。最後の谷崎潤一郎と佐藤春夫の、けんかして和解して、結局佐藤は谷崎の妻のお千代と再婚したんかい!ってのは驚いた。やっぱ人の色恋は分からんものだ。
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昭和初期の文豪と言われた作家たち。みんな怒っていたんだな。文章による喧嘩。文章力があるために、売り言葉も買い言葉もまあ激しく強烈である。今のようにSNSなどない時代、それぞれがホームグラウンドの雑誌に悪口を寄稿して発表するという。書いているうちに怒りが増幅しているのではないかと思える。読んでるこちらは面白いのだが。
太宰治や中原中也はかなり絡むタイプだったのだと思う。悪口が、現代から見てもかなり低俗であるのも笑えてしまった。
文藝春秋を作った菊池寛は、周囲に喧嘩を売りまくっていたようだ。永井荷風、怒ってますね。
谷崎潤一郎と佐藤春夫が女を巡って喧嘩していたのは有名だが、その時に交わされた書簡が公表されていたとは。これも興味深かった。