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子供目線やその先生視点の短編集でした。
自分の意思が強い、一見変わり者のような子が一歩を踏み出せない子や気弱な子に影響を与えるという話が多く、短編ごとのテーマが分かりやすかったです。
先の展開や結末が予想しにくく、気になってあっという間に読んでしまいました。印象的なシーンや繰り返しの表現で記憶に残る、面白い小説でした。
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これこれっ!!
多分人生で読みたかったものの一つがこれだわ。
自分を美化する訳じゃないけど、何かと大人に反抗する小学生だったからむっちゃ刺さった…
そして、本の解説サイトとかでやっと伏線を答えを知ったけど、それでも冒頭と最後のあれは鳥肌立った。
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小学生が主人公で読みやすい短編集
一つ一つ物語が面白く、どの主人公も特別な感じがしないところが良かった
自分も磯憲みたいな大人になりたい
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『自分は何も知らない、ってことを知ってるだけ、
自分はマシだ』
「僕はそう思わない」
「ドン・コルレオーネ〜〜」「うむ、では」「消せ」
オプティマスプライム「私にいい考えがある」
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子供が主人公の短編集、と謳っているけど、魅かれるのはプロ野球やバスケの日本代表のコートに立ったり、クラスメートと結婚した友人たちの「長じて後」の姿や、二番目の緩い父親や学校の先生、ワシントンのエピソードを語りながら子供を粘着男の目前から搔っ攫う母親とか、要するに大人たちがメインでした。
子供で好きなのは「スロウではない」の高城かれんと、ゴッドファーザーごっこをしている司と悠太のコンビかな。
味わい深い一冊でした。
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逆ソクラテス/ 伊坂幸太郎
敵は先入観。世界をひっくり返せ!
自分が小学生の時、先生や周りからなんか言われる度に「いや、それは違うんじゃない?」って思う場面は沢山あった。
けどそれを言葉にする語彙力も勇気も持ってなくて毎日がモヤモヤしてたんだよなぁ。
その時の自分の気持ちを伊坂先生がそのまま書いてくれた、あの時の自分の言いたかったことを言葉にしてくれてた。
これからの自分と、あの時の自分が救われたような気持ちになった作品でした
どんな相手にも立ち向かえる魔法の言葉
「僕はそうは思いません」
これは大人になった今でこそ使っていきたい言葉
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これまでの伊坂さんの作品とは一線を画した小学生が主体のストーリー。しかも単に伊坂さんの思い出話を元に作ったものではなく、限りなく現在に近い時代が背景になっている。今の時代の小学生を描いている。(後書を読んで、伊坂さんご自身の経験を一部織り込んでおられることも分かったが。最初と最後のところはうまく繋げておられた。)
携帯電話、ネット、ゲームセンター(ゲーセンは伊坂さんが小学生時代もあったかな?)。
読んでいるときにわからない言葉が出てきた。「ミニバス」である。???となったままで読み進めていくと、なるほどそういうことか!ということが分かった。
小学生目線で書かれているので、ついつい自分の小学生時代を思い出しながら読むことができた。懐かしい思い出が蘇る。懐かしいけれど、5年生、6年生の時の担任の教師は、当時も、今から考えてみても本当に人間として最悪の教師であったので、本作を読みながら、あの教師が今の時代に先生をしていたらどうなるのだろう?と、思わず想像してしまった。
しかし今の小学校の先生は大変だと思う。とても自分には務まらない。
熱中時代で水谷豊さんが北野先生を演じていたのはもう40年以上前のことだ。まだ、小学校の先生をモチーフにした家族で楽しめるテレビ番組を作ることができた。今の小学校の先生を楽しめるドラマにするのは難しいだろう。
子供達はどうやって良いことと悪いことを学んでいくのだろう。イジメもどんどん陰湿化していく。作品の中に解決の手がかりとなる様なことも書かれているけれど、現場ではなかなかその様にはいかないのではないか。モンスターペアレントと対峙するのも難しい。
まあ、小学校だけの問題ではなく、社会全体の問題ではあるのだが。
伊坂さんのこの作品を読んで、様々な課題について考えさせられてしまった。
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伊坂幸太郎さんの「逆ソクラテス」読了です
主人公が小学生とあり、どこか懐かしいような気持ちで読み進めました。
個人的にすごく好きなのは「スロウではない」のゴッドファーザー風の会話です。
「うむ。では」「はい」「消せ」
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タイトルからして面白そう
しかも伊坂幸太郎さんだし。
どの短編集も主役は子供、
主には「弱者に寄り添う」…違うな、
こう、大人でも…生きていくうえで納得のいかないこととか
いろいろ…あるけど、なんとなくそこらへんをスッと軽くしてくれる作品ばかり。
受け入れ態勢バッチリで読み進めるから、
仮に先に私が「こういう結末かも」とか予想を立てても
「ちょっとまてその先入観」という頭が常にあって
もっと不用心のまま、素直に読みたかったかも。
あと、現在アマゾンプライムでスラムダンクのアニメにはまっているので
アンスポーツマンライクとかやばかった
ちなみに、伊坂さん
最後の家電量販店の人って
あの時のあの人なの?!!!
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子供の頃なら強い人、特に先生や親、中心的存在な同級生の意見は「そうなのかもしれない」と流されていた。心当たりがある。「僕はそうは思わない」そう言えたら、せめて心の中で思えたらよかったのに。ないがしろにされたり、馬鹿にされたり、困っていたりする同級生を何とかしてあげようと画策したりする友人関係がうらやましく思えた。磯憲先生の存在もよかった。子供に読んで欲しいな。
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読みやすくて面白かった。
どの話の小学生も頭が良すぎる。
若干どの話も絡んでるようなところは正直好きではないけど、磯憲の人間性はとても好き。
お気に入りは非オプティマスだけど、全部好きだった
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先入観をひっくりかえせ!!
主人公含む小学生達が何でもかんでも決めつける「逆ソクラテス」な教師の先入観をひっくり返すために奮闘する話。
短い話だったが目的のためにしてはいけないことを犯すドキドキ感とラストの爽快感、予想外の伏線回収に気分が高揚した。(逆ソクラテス)
子どもの頃って自分たちなら何かを変えられるって色々行動するよな〜と当時の青い自分を思い出して懐かしくなった。同時にもうあの頃には戻れないなという寂しさも感じた。
全5話の短編集でどれもラストはすっきりするし、感動する。
私は個人的に逆ソクラテス、スロウではない、アンスポーツマンライクが好みでした!
2023.07.23 読了
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「僕は、そうは思わない」
単行本のときから表紙のイラストが可愛くて惹かれていた作品!
学生のころから倫理の授業が好きだったから、その影響もある気がする、、、
文庫本派なので、『正欲』に引き続きようやく読めた~
好きなお話は『逆ソクラテス』『非オプティマス』『逆ワシントン』の3作。
・先入観を持たない
・相手によって、態度を変えない
・真面目に生きる(約束を守る、とか、悪いことをしたら謝る)
生きていくうえで、最も基本的で大事なこと。
小学生が主人公ということもあって、よりダイレクトにメッセージが伝わってくる。
巻末のインタビューも面白かった。
伊坂先生の人となりや、この作品にかける思いが伝わってきて最高。
もっと伊坂先生の作品を読んだ後に読んでいればまた違った面白さが…という後悔はあるけれど、
ぐっと距離を縮めてくれた作品でもあるので、これを機にほかの作品も読んでみたいなあ
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チビッコたちの人生を掛けた一世一代のささやかな大勝負。
先入観をぶち壊すのは大人でも難しい。
柔軟に対応できる人が立派な人間。
作中に出てくる「ぼくはそうは思わない」は自分の意見を主張する意味では凄くいい言葉だと思うけど、まず否定から入るのはよくない。使いどころが難しい言葉。
学生には是非読んでほしい。
☆3.7
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やっぱりかっこいいよ、伊坂さん!!!
先入観を、ぶっ壊すお話。
コツコツ、地道に真面目に、正直に。最後は勝利。
小学校の道徳の時間ですか?となるくらいに
読んで、たくさんの人読んでくれ頼むとなるお話が
贅沢なことになんと5篇も収録されてます。
「僕は、そうは、思わない」
の言葉で感じたこと、伊坂さんのインタビュー読んで
そうそうそうだよねその解釈だよねと
一致したので有り難く迷わず一生ついて行きますよ……。
1番好きだったのは「アンスポーツマンライク」。
バスケットボールが好きだからです。
伊坂さんの小説と言えば、大悪人とか
それを追う刑事とか、はたまたファンタジックな能力者が大活躍するイメージですが(それもまた決めつけで先入観〜)
なんの異能も持たない子供たちが、大人と同じように苦悩します。
めっっっっちゃくちゃ面白かったよ。。。
そして単行本の表紙にも使われていた
junaidaさんのカバーイラスト、素敵すぎません…?
お気に入りだったから文庫も同じで嬉しい。