投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
子供は人間本来のよさ、悪さ、どちらの面も隠しきれずにに表出している存在であると思う。自分の成長や自分を含めた周囲の人の喜びを純粋に喜ぶ素直さを持っている一方で、時に、いじめに代表されるように意図的に周囲の人を困らせ、弱らせて暗い喜びを味わう残忍さも併せ持っている。そのことによりしばしば子供が命を絶つケースにつながることに胸が痛む。この物語に出てくるような自分を受け入れてくれる、味方でいてくれる大人や子供が周りに1人でもいることが自覚できれば、命を捨てるほどの悲しいケースは防げるのではないだろうか。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
懐かしい。子供の正義って大人の正義ですよね。調和をとることって悪いことではなく調和をとってる面持ちが大切ですよね。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
まず表紙の絵がとても素敵。
小学生が主人公となっている5つの短編集。
だから自分が子供の頃にも一度読んでみたかったと思った。
各話読み終わった時には、「夏の終わり」みたいな爽快感と少しの寂しさを感じられる作品。
また数年後に読みたいです。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
伊坂さんが子どもたちが主役の小説を書かれるのは珍しいのでは?と思いながら読みました。
短編なのでとても読みやすかったです。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
こういう短編集好き
ちょろっと繋がっているぐらいだけど、
各話の最後で伏線回収
逆ワシントンの電気屋の店員さんは
まさかのあの人だよね…
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
最初は主人公が小学生⁇って感じで読み始めたけど、まぁしっかり面白くてさすが伊坂さん!って感じ。
良い先生、親がいっぱいでみんなこんなだったら良いのになぁとしみじみ思った。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
「僕はそう思わない」なんとなく周囲に流され、同調してしまうことが多い世の中で、この言葉を言える人間でありたい。そう思える作品だった。
作中では自分のためであり、大切な誰かのために使われるこの言葉を、いざというときのために心に忍ばせておきたい…でも多分言えない…笑
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
やっぱ、この人は長編の方が良いなと読後思ったら、これ独立短編じゃなくてアンソロジーと後で気づいた(笑)。申し訳ない感想を持ってしまいました。でも、長編の方が良いので3点。伊坂さんの場合は、どうしても期待が大きくハードルが上がってしまいます。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
小学生が主人公の短編集。どの話もとても温かく、優しい気持ちになれます。読んでいく中で、小学生のときの自分自身も重ね合わせて、なんだか懐かしい気持ちになれました。もう一度、あの頃に戻りたい、けど戻れない。それでも心はあの頃のことを思い出します。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
小学生の時、この小説で出てくる先生のように抽象的な言い方で怒鳴り散らす先生はいました。体罰もよくありました。
そういう恐怖政治を嫌だなと思いつつも、子供の時は学校のルールや先生や親の言ってることが絶対だと思っていたし大人に反論することもできませんでした。
大人になった今なら、あの時の先生や親にそれはおかしいと思うということを言えるのに…と思うことはあります。
大人になった今でも子供の時傷ついたことって覚えているし、大人になった今の頭脳で体だけ昔に戻りたいと思うこともあります。
あの頃の自分が救われました。
文庫版最後のインタビューも面白いし、カバーデザインもめっちゃおしゃれで素敵。最高。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
子供を主人公とした短編集で、子供の視点から見える大人が当時自分が思っていた事と共感できる部分も多く、それでいて懐かしい気持ちにもなれた。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
社会の黒い所に巻き込まれ振り回されるも、どこか呑気な平凡的主人公。
伊坂幸太郎の本にはこんなイメージがある。けれど、今回の主人公は幼き小学生。目線はぐっと下がり、社会の黒い所も日常に溢れるものに代わる。
地に片足が着いているけど片足は浮いているような不安定さの中、どこか安心感を持って読み進められる、伊坂幸太郎感が衰えること無く読めました。おもしろかった。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
こんな賢い小学生がどれぐらいいるだろうか。私が大学ぐらいの頃得た気づきを小学生で会得していた。10代にすすめたい小説。『逆ソクラテス』は星5だけど他の短編は星2か3で残念だった。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
小学生達が主人公の短編集!
逆ソクラテス:先入観や括りは良くない、正にhabitの歌詞のように分類してレッテルを貼りたがる人達は沢山いる!発信しなくても良いから自分の大事な物を守る気持ちを大切に!
スロウではない:金持ちで威張らない人がモテる!そんな大人を目指してほしい。最後のリレーからの大逆転は圧巻でした!ラスト1ページからは心を揺さぶられた。(転勤族を親に持つ子供時代を持つ人、読んでみてください!)
非オプティマス:評判は一日にしてならず
アンスポーツマンライク:先日、中学校のサッカーの大会の事務局やってた時に、試合中に怒鳴るコーチ沢山いました。聴いてて嫌な気持ちになりました。【試合中に怒鳴る=教え方が悪い=自分の教育能力が低い】と考えて欲しい。
逆ワシントン:自由研究が剥がされた理由が現代的!研究内容が何かを誘発する恐れがあるから撤去・・・。そうやって消えていった面白い話やアイディアいっぱいあるんだろうなぁと思います。中世の魔女狩りよりも酷い・・・
短編同士は深い結び付きはありませんが微妙な掠りはあります。
最後の場面、なんか良かったと思える作品です!
因みに超個人的な事ですが、本作が私にとっての900レビューになります!
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
常に極上の伊坂作品。今回も然り。junaidaの表紙が、これまた素晴らしさを一段押し上げる。どちらかというと短編はあまり…ってクチなんだけど、氏の物語については、その限りでない。これも稀有なパターン。好き。巻末インタビューで、子どもにも読んでもらいたい、っていうコメントがあるんだけど、確かに分かる。いつになく哲学的な雰囲気をまとうけど、かといって嫌みはない、その盛り込み方も絶妙。リーダビリティの高さもさすがで、我が子にも読ませたくなる。もちろん無理強いはせんのだが。