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「無知の知」の逆ってカッコ悪い。変なプライドとか、自分に自信がないからとか、オトナの顔をして生きてかなきゃならないからって、知ったかぶりして、そういうもんだ、あんな奴だと、見かけや思い込みでレッテルを貼りがち。いやすいません、反省します。
正直者がバカを見て、信じる者は騙されるのが世の常だけれど、少なくとも人を不幸にするような真似はしたくないなあ・・・
転校が最たる例で、子どものうちは自分で人生を決められない、ちぇ、と思っていた。あんなに濃い時間を共有したのに、進学や転校によっていつの間にか連絡を取らなくなり、全く交錯しない道を歩いてく。もうあの時間は帰ってこなくて、儚い思い出だけが心に残る。
オトナになっても、そうそう好き勝手には自分で人生を決められなかったりする。「普通に暮らしていくのだって超難易度高いんだから」 転勤や転職もあれば、職場と家庭で普通に暮らすことだけで手いっぱいで、気の置けない友人関係は疎遠になってく。
あいつともこいつとも、あの娘ともこの娘とも、ずっと仲良くやってこれたなら良かったのに…なんて思ってしまうのは、やっぱり、無茶な、贅沢な、自分勝手なことなんだろうか。自分が後ろ向きな性格だからかもしれないが、昔を振り返っては、あーだった、こーだったなんて考えてしまう。この作品みたいな、スカッとしたどんでん返しはたぶんないんだろうけど、諦めないで生きていれば何かあるかもしれないと思って、もう少し頑張ってみよう。
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伊坂幸太郎の短編集。
スイスイ読めて面白かったけど、何か物足りない感じが拭えない。
心のキレイな人には刺さるかな
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集英社ナツイチ2023の帯が付いていたので、おまけ欲しさに購入しました。
今年も全色コンプ出来るようにがんばります笑
どうせならよく読む作家さんで新発売の物をと思いこの本を手に取りました。
短編5作から本作は構成されています。
①逆ソクラテス
②スロウではない
③非オプティマス
④アンスポーツマンライク
⑤逆ワシントン
どの作品も連続性というか続き物ではないのですが、登場人物「磯憲」「俊介」などがいくつかの作品に出てきます。
小学生や中学生の物語ですが、どの作品にも子供らしくない大人の考えを持つ子供が登場します。
因みにこの「磯憲さん」モデルが居るという事で、作者の伊坂さんの小学校4~6年の担任の磯崎先生らしいです。笑
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高評価!大々的なオススメ!意味が分からない!
伊坂幸太郎史上、最高の読後感とのことですが……
これは誰に向けた小説?小学生向けでしょうか?
話が幼すぎて物足りない つまらない
ん?僕はそう思わないって?先入観の話
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小学生が主人公の短編集。読みながら刺さる言葉がたくさんあった。特別じゃなくても幸せに生きることはできる。
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子供は人間本来のよさ、悪さ、どちらの面も隠しきれずにに表出している存在であると思う。自分の成長や自分を含めた周囲の人の喜びを純粋に喜ぶ素直さを持っている一方で、時に、いじめに代表されるように意図的に周囲の人を困らせ、弱らせて暗い喜びを味わう残忍さも併せ持っている。そのことによりしばしば子供が命を絶つケースにつながることに胸が痛む。この物語に出てくるような自分を受け入れてくれる、味方でいてくれる大人や子供が周りに1人でもいることが自覚できれば、命を捨てるほどの悲しいケースは防げるのではないだろうか。
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懐かしい。子供の正義って大人の正義ですよね。調和をとることって悪いことではなく調和をとってる面持ちが大切ですよね。
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まず表紙の絵がとても素敵。
小学生が主人公となっている5つの短編集。
だから自分が子供の頃にも一度読んでみたかったと思った。
各話読み終わった時には、「夏の終わり」みたいな爽快感と少しの寂しさを感じられる作品。
また数年後に読みたいです。
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伊坂さんが子どもたちが主役の小説を書かれるのは珍しいのでは?と思いながら読みました。
短編なのでとても読みやすかったです。
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こういう短編集好き
ちょろっと繋がっているぐらいだけど、
各話の最後で伏線回収
逆ワシントンの電気屋の店員さんは
まさかのあの人だよね…
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最初は主人公が小学生⁇って感じで読み始めたけど、まぁしっかり面白くてさすが伊坂さん!って感じ。
良い先生、親がいっぱいでみんなこんなだったら良いのになぁとしみじみ思った。
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「僕はそう思わない」なんとなく周囲に流され、同調してしまうことが多い世の中で、この言葉を言える人間でありたい。そう思える作品だった。
作中では自分のためであり、大切な誰かのために使われるこの言葉を、いざというときのために心に忍ばせておきたい…でも多分言えない…笑
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やっぱ、この人は長編の方が良いなと読後思ったら、これ独立短編じゃなくてアンソロジーと後で気づいた(笑)。申し訳ない感想を持ってしまいました。でも、長編の方が良いので3点。伊坂さんの場合は、どうしても期待が大きくハードルが上がってしまいます。
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小学生が主人公の短編集。どの話もとても温かく、優しい気持ちになれます。読んでいく中で、小学生のときの自分自身も重ね合わせて、なんだか懐かしい気持ちになれました。もう一度、あの頃に戻りたい、けど戻れない。それでも心はあの頃のことを思い出します。
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小学生の時、この小説で出てくる先生のように抽象的な言い方で怒鳴り散らす先生はいました。体罰もよくありました。
そういう恐怖政治を嫌だなと思いつつも、子供の時は学校のルールや先生や親の言ってることが絶対だと思っていたし大人に反論することもできませんでした。
大人になった今なら、あの時の先生や親にそれはおかしいと思うということを言えるのに…と思うことはあります。
大人になった今でも子供の時傷ついたことって覚えているし、大人になった今の頭脳で体だけ昔に戻りたいと思うこともあります。
あの頃の自分が救われました。
文庫版最後のインタビューも面白いし、カバーデザインもめっちゃおしゃれで素敵。最高。