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「僕は、そうは思わない」
単行本のときから表紙のイラストが可愛くて惹かれていた作品!
学生のころから倫理の授業が好きだったから、その影響もある気がする、、、
文庫本派なので、『正欲』に引き続きようやく読めた~
好きなお話は『逆ソクラテス』『非オプティマス』『逆ワシントン』の3作。
・先入観を持たない
・相手によって、態度を変えない
・真面目に生きる(約束を守る、とか、悪いことをしたら謝る)
生きていくうえで、最も基本的で大事なこと。
小学生が主人公ということもあって、よりダイレクトにメッセージが伝わってくる。
巻末のインタビューも面白かった。
伊坂先生の人となりや、この作品にかける思いが伝わってきて最高。
もっと伊坂先生の作品を読んだ後に読んでいればまた違った面白さが…という後悔はあるけれど、
ぐっと距離を縮めてくれた作品でもあるので、これを機にほかの作品も読んでみたいなあ
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チビッコたちの人生を掛けた一世一代のささやかな大勝負。
先入観をぶち壊すのは大人でも難しい。
柔軟に対応できる人が立派な人間。
作中に出てくる「ぼくはそうは思わない」は自分の意見を主張する意味では凄くいい言葉だと思うけど、まず否定から入るのはよくない。使いどころが難しい言葉。
学生には是非読んでほしい。
☆3.7
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やっぱりかっこいいよ、伊坂さん!!!
先入観を、ぶっ壊すお話。
コツコツ、地道に真面目に、正直に。最後は勝利。
小学校の道徳の時間ですか?となるくらいに
読んで、たくさんの人読んでくれ頼むとなるお話が
贅沢なことになんと5篇も収録されてます。
「僕は、そうは、思わない」
の言葉で感じたこと、伊坂さんのインタビュー読んで
そうそうそうだよねその解釈だよねと
一致したので有り難く迷わず一生ついて行きますよ……。
1番好きだったのは「アンスポーツマンライク」。
バスケットボールが好きだからです。
伊坂さんの小説と言えば、大悪人とか
それを追う刑事とか、はたまたファンタジックな能力者が大活躍するイメージですが(それもまた決めつけで先入観〜)
なんの異能も持たない子供たちが、大人と同じように苦悩します。
めっっっっちゃくちゃ面白かったよ。。。
そして単行本の表紙にも使われていた
junaidaさんのカバーイラスト、素敵すぎません…?
お気に入りだったから文庫も同じで嬉しい。
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「無知の知」の逆ってカッコ悪い。変なプライドとか、自分に自信がないからとか、オトナの顔をして生きてかなきゃならないからって、知ったかぶりして、そういうもんだ、あんな奴だと、見かけや思い込みでレッテルを貼りがち。いやすいません、反省します。
正直者がバカを見て、信じる者は騙されるのが世の常だけれど、少なくとも人を不幸にするような真似はしたくないなあ・・・
転校が最たる例で、子どものうちは自分で人生を決められない、ちぇ、と思っていた。あんなに濃い時間を共有したのに、進学や転校によっていつの間にか連絡を取らなくなり、全く交錯しない道を歩いてく。もうあの時間は帰ってこなくて、儚い思い出だけが心に残る。
オトナになっても、そうそう好き勝手には自分で人生を決められなかったりする。「普通に暮らしていくのだって超難易度高いんだから」 転勤や転職もあれば、職場と家庭で普通に暮らすことだけで手いっぱいで、気の置けない友人関係は疎遠になってく。
あいつともこいつとも、あの娘ともこの娘とも、ずっと仲良くやってこれたなら良かったのに…なんて思ってしまうのは、やっぱり、無茶な、贅沢な、自分勝手なことなんだろうか。自分が後ろ向きな性格だからかもしれないが、昔を振り返っては、あーだった、こーだったなんて考えてしまう。この作品みたいな、スカッとしたどんでん返しはたぶんないんだろうけど、諦めないで生きていれば何かあるかもしれないと思って、もう少し頑張ってみよう。
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伊坂幸太郎の短編集。
スイスイ読めて面白かったけど、何か物足りない感じが拭えない。
心のキレイな人には刺さるかな
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集英社ナツイチ2023の帯が付いていたので、おまけ欲しさに購入しました。
今年も全色コンプ出来るようにがんばります笑
どうせならよく読む作家さんで新発売の物をと思いこの本を手に取りました。
短編5作から本作は構成されています。
①逆ソクラテス
②スロウではない
③非オプティマス
④アンスポーツマンライク
⑤逆ワシントン
どの作品も連続性というか続き物ではないのですが、登場人物「磯憲」「俊介」などがいくつかの作品に出てきます。
小学生や中学生の物語ですが、どの作品にも子供らしくない大人の考えを持つ子供が登場します。
因みにこの「磯憲さん」モデルが居るという事で、作者の伊坂さんの小学校4~6年の担任の磯崎先生らしいです。笑
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高評価!大々的なオススメ!意味が分からない!
伊坂幸太郎史上、最高の読後感とのことですが……
これは誰に向けた小説?小学生向けでしょうか?
話が幼すぎて物足りない つまらない
ん?僕はそう思わないって?先入観の話
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小学生が主人公の短編集。読みながら刺さる言葉がたくさんあった。特別じゃなくても幸せに生きることはできる。
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子供は人間本来のよさ、悪さ、どちらの面も隠しきれずにに表出している存在であると思う。自分の成長や自分を含めた周囲の人の喜びを純粋に喜ぶ素直さを持っている一方で、時に、いじめに代表されるように意図的に周囲の人を困らせ、弱らせて暗い喜びを味わう残忍さも併せ持っている。そのことによりしばしば子供が命を絶つケースにつながることに胸が痛む。この物語に出てくるような自分を受け入れてくれる、味方でいてくれる大人や子供が周りに1人でもいることが自覚できれば、命を捨てるほどの悲しいケースは防げるのではないだろうか。
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懐かしい。子供の正義って大人の正義ですよね。調和をとることって悪いことではなく調和をとってる面持ちが大切ですよね。
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まず表紙の絵がとても素敵。
小学生が主人公となっている5つの短編集。
だから自分が子供の頃にも一度読んでみたかったと思った。
各話読み終わった時には、「夏の終わり」みたいな爽快感と少しの寂しさを感じられる作品。
また数年後に読みたいです。
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伊坂さんが子どもたちが主役の小説を書かれるのは珍しいのでは?と思いながら読みました。
短編なのでとても読みやすかったです。
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こういう短編集好き
ちょろっと繋がっているぐらいだけど、
各話の最後で伏線回収
逆ワシントンの電気屋の店員さんは
まさかのあの人だよね…
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最初は主人公が小学生⁇って感じで読み始めたけど、まぁしっかり面白くてさすが伊坂さん!って感じ。
良い先生、親がいっぱいでみんなこんなだったら良いのになぁとしみじみ思った。
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「僕はそう思わない」なんとなく周囲に流され、同調してしまうことが多い世の中で、この言葉を言える人間でありたい。そう思える作品だった。
作中では自分のためであり、大切な誰かのために使われるこの言葉を、いざというときのために心に忍ばせておきたい…でも多分言えない…笑