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ホックの未訳というだけでも嬉しい。訳者が違うけど、ホックの不器用な文体だ。特殊な時間設定が、目新しいゴシック感をもたらしている。終盤近くのサスペンスもあったし、意外な結末もあった。
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山口雅也さん…どっかで聞いたことあるな〜と思ってたんですよ
そう!『生ける屍の死』の作者やん
「このミステリーがすごい95国内編1位」で国内編のkingofkingsに選ばれていていつか読もうと思ってたんよね
その山口雅也さんが選者をつとめ、通のために読んでいる人が少ない、あるいは本邦未紹介の奇想天外な作品を集めた《奇想天外の本棚》シリーズ
くすぐる〜
通を気取りたいワタクシのこころをくすぐる〜
はい!というわけでいきなり最新刊の『フランケンシュタインの工場』です
売り口上は『そして誰もいなくなった』+『フランケンシュタイン』
えー!なにそれ〜ど〜ゆ〜こと〜?
はい、読んでみたら…
そのまんまやないかい!というね
そのまんま『そして誰もいなくなった』+『フランケンシュタイン』やないかーい!という
『そして誰もいなくなった』と『フランケンシュタイン』を混ぜてお湯で薄めた感じね(薄めちゃダメじゃん!)
まーでも面白かったよ
雑な感じの設定とご都合主義な展開もむしろ良い
一見とっつきにくい文体も雑っぽさに磨きをかけてて良い
そしてこの《奇想天外の本棚》ちょっと追いかけたいと思っちゃいました
B級な感じが好きな人にオススメです
え?私?もちろんB級大好き!
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そして誰もいなくなった
主人公はフランケンシュタインではないけれど、スパイス的な味わいがあるね。アレンジってことだけれど、当然アガサを超えてはいない。
だからと言って決してつまらないわけではない。でも、少し二番煎じ印象が強くてダメかな。
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「フランケンシュタイン」+「そして誰もいなくなった」、SFとミステリのコラボ。「屍人荘の殺人」につながっているな。まあまあ面白い。
バハ・カリフォルニア沖に浮かぶ孤島で、冷凍保存していた複数の人体から手術によって脳やら臓器を取り出して一つの体に移植し、その人間を蘇らす実験が行われる。実験は成功したかにみえたが、実験の関係者が一人ずつ殺されていく…
本書は50年ほど前に書かれた作品なので、現代の通信インフラの発達は例によって予想されていない。インターネットもスマホもないのだ。孤島とはいえ、科学研究所がある場所で、これはないだろう。そこに違和感があるが、いたしかたないか。
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SF。ミステリ。
貴重なホックの長編作品。
シリーズものの3作目(最終巻)らしい。
『フランケンシュタイン』+『そして誰もいなくなった』という設定だけで好き。
設定も派手だが、ストーリーもなかなかに派手。
結末は意外とあっさり。
B級ホラー映画を観ているような感覚。
変な作品が好きな自分的には、かなり好みの一冊。