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書評家兼オタクである著者が教えてくれる推しを語る文章術
自分の感情を大事にする。自分の感情から出てきたオリジナルな言葉で推し(好き)を語る。
言葉が目に見え、いいねで評価される時代。偶然にも見てしまう無防備な他人の言葉に惑わされるな。
あとがきにあるこの本を書いた理由に共感。自分の内側から出てきた感情、言葉を大事にしたい。
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自分には『推し』というほど好きなものが無いなと悲しくなることがあった。だけどこの本を読んで自分は好きなことを言語化してこなかったので、推していることに気付けなかっただけなんだと感じた。
『自分の言葉で、自分の好きなものを語ることで自分が自分に対して信頼できる「好き」をつくれる』というのを筆者は感動を言語化する理由としている。好きと感じるほどのものだからこそ、自分にとって何かしらの大きな影響を与えている。それを言語化することで自己自覚的になれる。
自分の好きだなと思えるものを細かく言語化していくと自分の好きなジャンルの輪郭が少しずつはっきりとしてきた。面白いことに昔好きだったものとかもこのジャンルに属するという発見があった。そこで自分は長年このジャンルを推していたのかと感じ、それまで不鮮明だった自分を少しずつ理解できるようになった。
好きなものを言語化することで自分がどういうものかを見つけられる楽しみと、それを相手に伝えるテクニックがいろいろと載っていてとても良かったです。
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完全にタイトルに惹かれて購入しました。
がっつり文章の書き方についてのレクチャーで国語を教えている私にはグサグサ刺さりました。
自分は子どもたちにこんなこと伝えられてないなと…
ビビッと来るよりはなるほど…が多い気がします。
ただあとがきは結構自分的にグッときたかな。
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「やばい」「考えさせられる」「泣ける」「とにかく好き」「最高」「金払う価値がある」「心に刺さる」何かに触れた後、だいたいこの中のどれかを使っている。そして自分の心に触れた何かについて、なにも伝えられていないなとよく思っていた。この本を読んだらそこを伝える術だったり、自分の心に触れた何かを言語化する方法だとかの参考にできるかもしれないと思い読んでみた。
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推しについて語るためのメソッドが散りばめられている。私にはここまでの熱量で語る推し対象はないが、文章を書く上で使えるコツというか心構えを学べた。常々、アウトプットが苦手で、ブクログに投稿する感想もありきたりな言葉しか出てこないと考えていたので、非常に勉強になった。
言語化=細分化
ありきたりな言葉を使わない訓練をする
自分のオリジナルな感情を大切にして言葉にして残しておく習慣をつける
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自分の感想をうまく言語化するためのツールとしての側面と共に、SNS空間においての自分自身固有の感想を保つことの大切さを説く自己啓発的側面もある。
後者の部分に実は作者の想いが強く乗っており、感想や言語化をアウトソーシングしてしまうことへの警鐘を鳴らしている。
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「推し」の魅力を誰かに伝える、自分の感想を言葉にするのに必要なのは語彙力でも観察力でも分析力でもない。ちょっとしたコツで感情を言葉にできると楽しいし推しへの愛も深まります。きっと役立つ文章術。
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第5章からは参考になった。第6章の「説得」の例文も興味を惹く文章で面白かった。第1〜4章も参考になる箇所はいくつもあったけど個人的に冗長に感じたかな。
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語彙力を渇望するオタク必見!他人の感想をRPして「わかる!RP」でTLが埋まっていませんか?自分の言葉で発信ができるようになれば世界が広がるはず!本書でオタ活を充実させましょう!
図書館スタッフ
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普段、推しのことを言葉に表すのが難しいと感じていたため、読んでよかったと思いました。推しだけではなく、自分の好きなものや嫌いなものについて発言する際に、役立てようと思います。
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学びはかなりあったけれど、事前の評判と自分の期待値が高すぎてしまったのか、それよりは下回ってしまったか。
三宅香帆さんの本は総じて評価も高く、こちらを読んでハマって買い漁ってしまうかも…と思っていたのだが。
冒頭、私はプロの書評家ですので…!!、みたいなフレーズが4.5回続き、あ、うん分かったよ…(若いからってナメないでねってこと?)と感じ、かなり当方、心のバリア厚みが出てしまい。(笑)
中盤はとても良く、作者の価値観にも共感つづき。
終盤は添削先生みたいになってきて、これまた作者の私凄いでしょ上手いでしょ、の感じに。
若い女の子向けの本だったんやろか…。
口語体と説明的な論理的語り口が交互に出てくるのも、ちょっと疲れてしまい。日本語のペースに乗れなかったな。
この本の直前に勝間和代さん(53)の本読んでたから余計かもしれん。(笑)(笑)
ジャニヲタさんとかDヲタさんが読んで、少し鋭利なジャックナイフが、違う意味で研がれて、柔らかく優しく人の心に刺さるものになるよう、お母さんはお祈り申し上げます…
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「推し」に関する本が増えてきた昨今、またこの手の本かあ…と敬遠していたのですが、おすすめされて読みました。めっちゃ良かったです(禁句)前半は推しや好きという感情を分析していて、中盤はそれを相手にどう伝えるか、後半は文章技術という構成。特に前半は好きを大切にしようと決めた24年の最初に読んで正解でした。中盤もコミュニケーション全般に言える大切なことだと思ったしとても勉強になる1冊でした。文章も軽くてとっつきやすいのでぜひ若い子にも読んでほしい。
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レビュー溜めがちなので読んでみた。目から鱗というより改めて原点を指し示す文章術といったところか。タイトルや装丁の雰囲気より堅実な内容だった。
自分の言葉を育てていきたい。
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「伝えたいこと」がある人は絶対読むべし!
っていうか普段からレビューを書いてるブクロガーは一読の価値ありです
最近そこかしこで目にする新進気鋭の書評家三宅香帆さんの文章術の解説本です
すでに10冊くらい本も書いていらっしゃるんで新進でもないか
この本を図書館で借りてきて直ぐに、三宅香帆さんがネットで芦原妃名子さんの事件に関する「想い」を表明している記事を読みまして、「なるほど」と思うところがたくさんあったのでこの本も楽しみに読み始めました
推しの素晴らしさを伝えたい!って思っている人に対して、文章化する必要性や、心構え、技術などの情報が分かりやすく書かれているんだけど、自分ではそこまでしないかな
だってめんどくさいし…w
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ひとつひとつの感情を細分化して自分の言葉に向き合うというのはなるほどと思った。
自分は推しがたくさんあるので、公開するにせよしないにせよ、とりあえずいろいろな気持ちを書き綴ってみたくなった。
自分の感情と言葉を大切にすることを意識できるように取り組んでみる。