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●なぜ気になったか
著者の本は読んだことないが、不可解なタイトルと「少し哲学が入った小説」という紹介が気になった。どんな少しの哲学?、どんな話が展開?、読んでみたい
●読了感想
僕が苦手な小説のひとつはこうゆうのなんだ、とわかった。1話目の終わりで「えっ、なにそれ?」と相性合わないのを感じ、ちょいと頑張ってみたものの読み続けられずに途中断念
#寂しさから290円儲ける方法
#ドリアン助川
23/5/23出版
#読書好きな人と繋がりたい
#読書
#本好き
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実費以外、たったの290円で悩める人のところに行き、その場に見合った料理を提供する麦わらさん。
自身も抱えるものが合うところを見せながらも、お悩みを解消してゆく。
悩める人が自分の分身のように思えて、その場所に行ってみたくもあり、その料理を食べてみたくもなった。
そして、麦わらさんはおそらく著者の分身なのだと思う。
290円の値段の理由を知ってしまうと、おそらく今は値上げされているんでしょうね。
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短編なのでとても読みやすく、くっすと笑えるところもあり面白かったです。
少し哲学的な内容もあり、一話一話を噛みしめて読むとなかなか味わい深いです。
個人的にはメロンパンの話が好きでした。
また、最後の話は現代人に向けてのメッセージが奥深かったです。
僕の中では、そこそこオススメできる小説です。
慣れていない人でも読みやすいと思います。
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現代の大人の童話という味わいの作品です。
見た目とペンネームからは想像できないヒューマニズムあふれる作品を書いています。「あん」で一気に知名度上げて、「新宿の猫」の出来がとてもよかったので、ここで一気に売れるかと思いましたが、そこでエンタメに舵を切るような人ではなかったですね。
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悩みを抱えた10人(+1人)と麦わらさんの会話が哲学的。絵本のような優しさで語る。相談者に寄り添い、290円で請け負う理由とは…第三話『池袋 平和通り』に思いを馳せた。
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なかなか難しい本でした。
悩みを解決しながら、自分を探してる話かな~
最後は過去の自分に会う訳だし。
ドリアンさんの文章が美しい。
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『あん』の作者だ!と思い読んでみました。
悩める人と一緒に色々な場所に出かけ、麦わらさんが作った料理を食べる。というお話。
なぜ290円なのかという理由は最後まで読むと分かるので後ろから読まないで下さい。
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一つ一つの物語が不思議な感覚に包まれていながら、場面を頭の中で想像しやすい進み方だった。なぜか、それぞれの短編がドラマ化されると面白そうだなとも考えていた。
コンピュータが支配する世界で効率性だけを求める時代のなか、人間にしかできない非効率な動きの中に、幸せが存在する。
「時代ではなく居場所を作る」
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2023年刊。これは、作者自身が作家として感じている日常から、明日にジャンプアップする為の、過去反芻と未来に向けたファンタジーなのでは?…と思ったり。
形としては、日本を主として世界中の何処へでも行く、麦わら帽子を被ったお助けマン。ちょっと変態的な癖も有る。行く先々に纏わるウンチクも展開されつつ、お悩み解決、或いは糸口まで導く。小編が進むにつれファンタジー度が急峻に上がる。
普通に「小説」を読みたい人には勧めない。筆者のファンタジーに付き沿う感じで読むと面白いのでは。
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大人の童話という感想を書いている人がいて正しくその通りと思った。
登場人物が抱えている悩みは、大人になると口に出すのはなんとなく憚られるけど皆んな抱えているものだと思う。それをファンタジーのような物語の中で表現していることで、すーっと心の中に入ってくるし、そしてアドバイスも心を軽くしてくれる。
文章をそのまま受け止めるのではなく、本質として何を表現しているのかを想像しながら読むと、この本の深さを一層感じられると思う。
大人って疲れるな…。そんな時にじっくり読みたい。
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1つ1つで単独に読めるプチ旅行記兼悩み相談集のようで、もっといろんな土地に絡んだ話が読みたくなった。