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幻想的かつユニークな小説で私たちを楽しませるエドワード・ケアリーが500点ものスケッチを描き、1冊の本が出来上がりました。コロナ禍の世界を憂い、時に希望を見出して日々を記録しています。
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数々の著名人と、動物と、鳥と、幻想の世界を、いとも容易く跳躍するように行ったり来たりする。
それが、世界から隔離された部屋の中であっても、鉛筆さえあれば。
それがエドワード・ケアリー。
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クォリティの高い似顔絵のオンパレードで凄いんだけど、その中にも著者ならではの味がしっかりまぶされているのが素晴らしい。コロナ禍のモヤモヤを描いたエッセイも読み応えあり。
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小説家のケアリーがコロナ禍のなかで毎日一枚描き続けたさまざまな人や動物の似顔絵と、その日々の記録。
ケアリーと同じく作家である奥さんのはにかんだ笑顔、カルヴィーノの好奇心にきらめく瞳、シュルツのパンクロッカーみたいな眼差し、息子とプーも一緒に描き込まれたA.A.ミルン、ディネセンの次の日にガゼルを描くこと。隔離期間の辛さやトランプ政権の醜さ、BLM運動などの社会的な動きも克明に描きとられているけれど、心に残ったのは瞳にキラッと希望を湛えたような人たちの肖像だった。
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コロナ禍で毎日一つスケッチを書くと
宣言し
人物 架空の精霊 動物達を描き
SNSに投稿
それにしても凄い
人物は表情豊かでなにか
語りかけてきそうな感じ
犬の目や鳥の目
犬は愛くるしいものから淋しいものまで 毛並みまで艶々している
鳥の目と嘴は鋭く野生そのまま
500日で終わったが
これらの作品を10分から1時間半くらいで書き上げたというのにも驚く
人の創造する力は無限だ
無理だけどスケッチしたくなった
B型鉛筆よ永遠なれ
ちびた鉛筆の山の写真が
流れた時間を感じさせてくれる