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短編集なのでサクサク読めました。
合法的(非合法スレスレ)に復讐する手助けをする話で第一話でクズ男を成敗したりする様はスカッとしますがそこまで上手くいくかなーというちょっと出来過ぎ感もあり少々現実離れしてます。そもそもが読み物なのであまりリアリティを求めてはいけないのかもですが。
少しネガティブなことを書きましたが、総じて面白かったです。秘書の子がなぜこの事務所で働いているのか、エリスは前の事務所をなぜ辞めたのかなど、明らかになってない部分もあるようなので続きがありそうです。出たらまた読むと思います。
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第21回このミス“隠し玉”
依頼内容も手段もバラエティに富んだ4篇から成る連作短編集。
キャラが立ってて凄い好みだったー!これは続編が出ることを楽しみに待ちたい!
第21回は大賞と文庫グランプリに続いて3冊目の読了ですが一番好きでした!
続編、熱望です!
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読みやすかった。
キャラクターもいい。三人の関係性もいい。
続編があるといいなと思う。
メープル(楓)が、エリスとともにいる理由、エリスの過去が気になる。多く語られていない。
高校時代からの友人で刑事の富沢も心配していたが、エリスの終わり方も気になる。
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4つの作品が掲載されている。
まずひとつ目の「女神と負け犬」
よくある女性が二股かけられていてフラれるところから
物語はスタートする。
たまたま法律事務所の人が別れるところに居合わせて
復習を持ちかける。
この法律事務所の人こそ「女神」
表向きは弁護士事務所だが、小学四年生の女の子を
秘書にしているという変わった事務所。
これは法律違反なのでは?と思うが、合法的なカラクリがある。
このようなグレーゾーンをついて、裏メニューとして復讐も請け負っている。
この女神ことエリスの先読みの力が凄い!
ジワジワとターゲットを追い詰めていく様は秀逸でした。
2つ目の「副業とサイドビジネス」は男性が主役。
とてもずる賢いタイプで、エリスと同業者か?と匂わせる
副業の様子が描かれている。
万引きをする場面があるが、やり方がなんとも。
セルフレジならではのやり方だ。
万引きでも副業でも、逃げ道を確保するやり方をしている。
要は「故意ではなく過失」というふうに出来るようにしていた。
でもこれも、エリスがスカっと解決していくのが見事だった。
3つ目の「潜入」は、小児性愛者の早乙女の犯罪の証拠を掴むために奔走する。
国会議員を親に持つ早乙女は、被害届を出される前に示談に持ちこみ、事件にせずもみ消してきた。
けれど1件だけ、被害届を出して事件にしたものの結局示談にしたケースがあり、記者から証拠を探してほしいと依頼される。
早乙女は学習塾で講師をしていて、そこで目星をつけていた。
そのため、秘書であるメープルが入塾し、潜入捜査を開始する。
メープルもエリス同様、とても賢くきちんと仕事をこなしていく。
なかなか確実な証拠を掴めないまま終盤までいくが、展開に驚いた。
エリスもすっかり騙されるぐらい、そうきたか!と。
早乙女を逮捕する展開が本当に面白かった。
4つ目の「同類」は、正義の復讐者と言いつつ
ツイッターで悪事を暴露するという、今時ある
炎上系ユーチューバーみたいなのが題材。
事実だけれど、そこに行き着くまでの背景までが
描かれていないため、表面だけを見て炎上してしまい
ついには殺人事件に発展してしまう。
娘を殺された親が、エリスに「味亭太」という
アカウント元を特定してほしいと依頼する。
エリスと同業者ということで、犯人に辿り着くまで
苦労するが、他の物語にも出てくる警察の友人の協力と
エリスの頭の良さで解決していく。
最後の最後で、ああこの人が犯人かと読み進めていたが
実は違うという面白さがあった。
第21回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉作品ということもあり
どの話も視点に違いがあってとても面白かった。
2つ目の「副業とサイドビジネス」のラストが
もう少し後のざまぁまで読みたかったため、星マイナス1にしました。
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エリスというオカマ系弁護士が経営する探偵事務所は、法律的にグレー(言い逃れができる)な方法で相談者の復讐を手伝うビジネスをしている。
「復讐することで本人が納得でき、過去にケリをつけられるならば必要なこと」とエリスは言っている。
警察を頼ることができない場合でも証拠を作って罪を認めさせ示談に持ち込ませたり、勤務先や友人関係にヒビをいれたりとたしかに法律的にグレーなやり方で復讐するのは弁護士探偵だからこそできると思うし、そこの部分が特に面白かったと思う。
ショーマストゴーオンとのことなので、続編にも期待します。
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弁護士資格を持つ「合法復讐屋」のエリスのもとに来る復讐の依頼。合法的にどうやって復讐を成し遂げるのか…
短編集なのでさらっと読めた。エリスも気になるしメープルも気になる。とりあえず続編をめちゃめちゃ期待してます。
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「合法復讐屋」エリスの、黒でも無く白でも無いグレーゾーンな方法を用いて、依頼者の願いを解決するリーガル・ミステリ短編集。
まずエリスのキャラが立ってて読んでて面白くもっと活躍を見たい!って思わさせられるような感じで結構好きかも!
4編からなる話も、復讐をどうやって遂行するかが描かれる1話目、一転してミステリ色が強くなる2〜4話目、しかもそれぞれハウダニットにホワイダニット、フーダニットとシチュエーションも違うので読んでて飽きませんでした。
このままシリーズ化して欲しいなぁ(願望)
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合法的な復讐を請け負う弁護士のオネエが主人公。
メディア化を念頭に置いているのかと思うほど、漫画化やドラマ化されやすそうな内容。
エリスと神話の内容をかけているのもお洒落。
弁護士でオネエで復讐屋って特盛より盛ってるな…。
浮気DV別れ話、個人情報の売買、性加害、暴露系アカウントと昨今世間を賑わす内容の復讐をテンポよくまとめている。復讐の依頼者が依頼する理由は開示されるが、彼等の負の感情や憎悪のドロドロさを主人公がまとっていないため執念めいた復讐の後味の悪さはなくあっさりとしている。
登場人物たちの過去には触れていないので続刊が出そう(出てた)
最初から最後まで依頼の間を開演と称するなら分かるが、突然出てくるショーマストゴーオンや開演などの表現が作者が使いたい言葉のようで個人的には浮いているように感じた。
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表紙が美しすぎ 原題がゴールデンアップルなのも良かった
フィクションだからハラハラドキドキして楽しめるところがあるんだけど、実際に悔しい思いをしたことがある読者がいたら救われるところがあるかもしれないなーと思った
主人公がかなり綱渡りな感じなので大変そうだけど、続き読みたいな
メープルちゃんとの出会いとか気になる
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Twitterで話題になっていたのをきっかけに読んだ。
美しい「オネエ」さんエリスが、法律の通じない相手に合法的復讐で立ち向かう短編集。
一話がコンパクトにまとまっているのでさくっと読むことができる。法律ぎりぎりで相手を攻めるやり方も面白い。
続編は今後あるのかな?期待です。
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このミスの隠し球という
アオリに負けて購入
ちゃんと面白かったです。
主人公もキャラが立っているし、
話のスジも通っている
続くのかな?
買うよー
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復讐屋を営む片桐エリス。
不道徳かつ合法的にターゲットを追い詰める彼女の見事な手腕には脱帽する。
罪を憎んで人を憎まず、なんてそう割り切れるもんじゃない。
でも自分には打つ手がない。
だったらこの女神にすがるしかない。
履き違えた正義を振りかざさないからこそ信用できる。
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端的に言えば期待通りに面白かった!
そして、主人公エリスがオネエ設定だったことにも驚きでした笑
でも、このオネエなのも男女使い分けられるのが絶妙な設定だったし、復讐屋としての自分の二面性、表裏の顔を持つ相手側の二面性、これらを現す象徴的なものとして男女の顔を持つ二面性の主人公というのもハマってました
四つの短編のためテンポよく、リーガル系ではあるものの読みやすかったです
エリスの優秀さカッコよさと、助手のメープルとの掛け合いも良く、シリーズ化して欲しい作品でした
[読了短歌]
復讐は道徳無視の助け舟
振るう刃は諸刃の刃
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とても読みやすく、スッキリする短編集。
デビュー作とは思えないくらい面白かったです。
シリーズ化して欲しいですね。
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題名の「合法的」に興味が湧いた。
読後、題名なんかはどうでもよく
内容に惹かれた。
本作、改題しての発刊とのこと。
私は戦略通りの読者となった。