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てっきり木こりの続きかと、勝手に勘違いして読み始めてしまいました
いままで意識していなかった事が、気づいたら突然それがクローズアップされて見えてくる事は確かにあるなぁ、とは思った
それにしても、折角気付ける能力があるんだから、それを回避能力の方に使えばよかったのに積極的に覗いていくとは…とは思いつつ、それではお話にならないですね
あと、一番近くにヤバい人がいるという
さよなら先輩
こうしてまた見えない見ない人に戻る
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街に殺人鬼が複数いて、みんなそれを無意識で見て見ぬふりをしている。そんなお話。どこまでが現実で、どこからが主人公の妄想なのか、どこかはっきりとしない気持ち悪さのある小説です。どこまでもすっきりしないので、賛否あるお話かも。
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手頃なボリュームの1冊。ストーリーや人物すべてが謎なんだけどグロい描写や痛々しい描写は鮮明。苦手な人は注意かも。主人公が他人の行動や意見に簡単に流されてしまうのが少し不自然…。
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もし町を歩いていて通り過ぎる人が殺人を犯している人だったら。そして、それを認識しているが誰もみな見て見ぬふりをしているだけ。上手に死体を隠蔽すれば、死体がなければ事件にさえならない。至る所で殺人が起きている町。「怪物の町」と言う本に書かれた町の歴史とは。忽然と消えた先輩は何処へ行ったのか。意外な結末に戦慄を覚える。そして、それは良太の妄想なのか、それとも真実なのか、町にのまれてしまったのか。後味の悪さもあるが兎に角、なんといえばいいのか・・・ 怖かった。
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前作『怪物の木こり』がけっこう面白かったので購入。
今回は殺人鬼がうろつく町、とのことだけど、なんとなく今作で作者さん底が知れてしまったかなという印象。とりあえず殺人鬼が登場して映像映えしそうなものの、登場人物たちの心情描写はかなり乏しく、深みみたいなものはまったくなかった。あと文章はへたじゃないんだけど、物足りない感じなのも読んでいてすごく気になった。冒頭の主人公が殺人現場を目撃してしまうシーンなんかは緊張感がある場面なわけだけど、それがいまいち表現しきれていなかったので読んでいるこっちとしては作品にノれなかった。
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最後に何か仕掛けがあるんだよな?と
思いながら読み進めていったけど
これと言った仕掛けも伏線もなく
すごく残念だった。
これは厨二ファンタジー。
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殺人現場を目撃してしまった高校生の良太を助けてくれたのは“先輩”と名乗る謎の女性。この町ではよく人が殺されているという信じがたい彼女の話に一気に引き込まれていく。
“先輩”もそっち側なのか?と疑ったり、姉の彼氏の警察官も怪しく思えたり…良太以外誰も彼も信用できないドキドキがヤミツキになる展開。
ごみ袋おばさんやあかね町の元になった村の話もヤバさを加速させる。
良太が追う犯人の正体にはショックに近い驚き…。
良し悪しはともかく、このラストが結局人間の本質なんだと思う。
読みやすさとは裏腹に考えさせられるテーマだった。
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主人公の少年を殺人現場から救った女子大生『先輩』の物語。
先輩いわくこのまちは殺人がそこらじゅうで起こっているが周りが見て見ぬ振りをしているという。
最初は半信半疑だった少年も不可解な点が多いことに気づいていく。
普通に面白かったし読みやすかった。
最後もう一展開あればなおよかった。
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日常的に殺人が行われている町に引っ越してきた高校生の話。これは疑いすぎているのか、見て見ぬふりをしているだけなのか、真実なのか妄想なのか、疑心暗鬼になりながら読了。見たいものをみたいようにしか見ない、それが良いのか悪いのか。
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第17回このミス大賞作「怪物の木こり」に続く怪物のシリーズ?第二弾?と思って読んだ。記憶があやふやだが、木こりより読みやすかったような…
何処にでもありそうな町が舞台なので、そこら辺の町でも本当はこんなことが起きているのでは!?という怖さを感じた。犯人探しのミステリーとは違う含みのある終わり方がまたよき。
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すごくサクサク読める。読めてしまう。一応仕掛けはあって、予想し易いものでもなかったが……いくつかある面白そうな要素の何かをもっと掘り下げて欲しかった。テーマもあってそこから広げた話かな、と思えばなるほどとは思うものの、2章から終盤にかけての意外性を出した展開は、主人公をどうしたいのかよくわからなかった。全体的に会話が多いのが合わないのかな?ホラー要素が強く、実写化する方が面白いかもしれない。
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あかね町に引っ越してきた高校生の良介は、夜の公園で殺人を目撃。殺人者に見つかりそうになった彼を助けてくれた女性が語るあかね町の秘密は果たして真実なのか妄想なのか…
バイアスがかかるとなんでも怪しく見えるし、逆に正常性バイアスで見て見ぬふりをしてしまうのか。そして失踪そのものも、果たして事件なのかどうなのか。モヤモヤしたまま終わるけど、全体の雰囲気にはあってたかなー。
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特殊設定ミステリ、という事になるのだろうか。ホラー的なアプローチを感じるが、恐怖感はそこまでではなかった。読みやすく、短い物語のためにサクサクと読める。だが、あえてこういう作風を狙ってきたのだろう。意地の悪さ、というか、気味の悪さが残る。個人的にはとても良いとは思えるのだが、一つの作品として見た時には短編でも良かったのでは、と思えた。
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映画公開前に急遽読んだ本。
普通→サイコパス、ではなくサイコパス→普通、への物語。
原作のラストが美しくて大好きですが、映画版のラストも救いがあってすきです。
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結末まで読んで、スッキリするようなしないような、、
あやふやな結末を出したかったのかもしれないけれど、そこまで引き込まれることもなく。
結局、“普通に見えても実際はわからない”という人間との怖さを伝えたかったのかな…?
やっぱり先輩は殺されたんだろうし、その真実から目を背けて生きて行く事を選んだ主人公だけど、結局犯人は本当に母親だったのかなぁ〜⁇
なんとなくだけど、姉の婚約者の警察官が怪し過ぎる…なんなら姉も怪しいな、と。
2人が共謀してたら、京都旅行のアリバイは覆されちゃうし。
というか、もしかしたら母親も本当に犯人だけど、実は姉と婚約者と3人でやった可能性があるし、その指示をしてたのは婚約者の警察官では?
やっぱり、主人公が殺人鬼のおばさんに捕まった時に現れたのは理由を聞いても腑に落ちないし、最後、公園で先輩の失踪の真実も、出来過ぎているというかなんというか、、
主人公の男の子も、なんか頭が切れるのかと思いきや、ちょっと考え足りないし、浅はかな行動だらけ。
そこにまんまと、“本当の犯人”につけ込まれたのでは?
「住んでる街が殺人鬼だらけ」という設定はすごく面白いから、もっと恐怖を駆り立てるストーリーならよかったなぁと思った。
ただ、読み終わったあと色々と考察できる面白さはある…けれど、ミステリー好きには物足りないお話かも。