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ノボさんのお母さんと妹、律さんに感動。
先生の最期も凄かった。
最後に載ってた年表で、あんなに沢山の作品をたった15年ほどの間に書いてたのを知って、そりゃ体壊すわ…ってなった
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いよいよこの下巻で夏目漱石が数々の作品群をどのようにして描き続けたのか、が分かる。
文豪の作品をまだ一度も読んだことのない私に、漱石の作品を読みたいと思えるきっかけを与えてくれたことだけは間違い無い。
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夏目漱石という人物が、より身近に感じられた。漱石に関わる文学史上の人物も、生き生きと描かれ飽きることなかった。
「ミチクサした方が、いろんなことが身につく。人生で言えば、ゆたかな人生路を歩んでいる」という漱石の人生訓が心に沁み、自分の歩んできた道を振り返った。
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この小説は、夏目漱石の一生を書いたものだけど、あの夏目漱石を持ってして、最初からその人生がひらかれたものではなかったわけです。
優秀な学生ではあり、エリート街道を走っていきますが、子供の頃はまわりから期待や愛情を注がれてきた子供ではなかったということ。優秀な学生となったからこそ、道がひらけたけれど、案外、その後も語弊を恐れず言えば、漱石の人生は定まらない。
学校の先生になるものの、そこで学生の不勉強さに辟易して、徐々にそこに距離を置き、絵を描いたりする中で見出したのが、小説だったということ。驚くことに、学校の方を辞めて、小説家に目指すあたり、過去の“ミチクサ”のおかげで、どんな道を歩もうとも、そこには道ができていくことがわかっていたのか、それまでの常識などにとらわれず、その道を選んでいく。
人生で大事なことを彼の生き方は教えてくれている気がします。
大事なのは生きること。生きているなら、行動すること。行動するなら、とことんやり抜くこと。違うと思えば、周りに流されず、自分自身に問い、答えを出して決断すること。
ここに集約されるような気がします。
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夏目金之助は、英語教師として愛媛の松山で正岡子規とともに過ごし、次の赴任先・熊本で新婚生活を開始。英国留学中に、子規が病死。帰国後、高浜虚子の依頼で書く初めての小説「吾輩は猫である」が評判を呼び、作家・夏目漱石として国民的作家となるが・・・。