投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
最初に後宮の烏と同じ世界図があって嬉しくなった。霄よりはるか南の島での海神の統べる世界での島々の領主とその選ばれた妻、海神の娘との物語。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
海神の託宣を受けて、娘たちが島の領主に嫁ぐと、島は海神の加護を受けて繁栄する。娘たちは嫁ぐ前に美しい少女の姿をした巫女王から不思議な力を授かり、その力を人々のために役立てる。娘が亡くなると、その魂を海神の使い部である鳥が海神の宮へと運び、幸せな生涯を送った娘の魂は美しい花を咲かせる描写が良かった。禁忌を犯した魂は花を咲かせることなく枯れて崩れ落ちるのは恐ろしい。自分の魂は…と想像してしまった。この本では、5人の娘たちが5つの島の領主に嫁ぎ、領主との関係を築き、島に繁栄をもたらす。辛い生い立ちの娘もいたが、大切にされ幸せに過ごすことができて良かった。特に3つ目の物語で、剣を使う娘が残忍な領主をやっつけて新しい善良な領主と仲睦まじく暮らしていく話が好きだ。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
【図書館本】『後宮の烏』の世界観を引き継いだ形の本巻。朧げな懐かしさの中するすると読めた。“黥面の妃”は、ストーリー自体は良いものの、息子たちに上の兄2人の名前をそのままつけるのは少し安直すぎるのではないかと思った。“丹の島の死人姫”は文句なしの出来。然のイケメンっぷりが良い。“黄金の窟”も良い作品だった。Sっ気のある『海神の娘』もなかなか面白い。瑕がすごく良い人。“琳と蕙”はあまり私の好みではなかった。互いに望んだ人の元に行けないのが不憫。読む手が止まってしまった。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
神の不条理。
3つめの章は面白かった。
何のために、とか、救いは、とか、考えてしまう。
そんな世界でヒトは、どう生きていくべきなのか。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
『後宮の烏』と同じ世界の物語。
託宣を受けて海神の娘となり、また託宣を受けて各島々の領主の元に嫁ぐ娘たちの婚姻譚。
どの短編も面白かった。
漢字が難読で、2回目以降ルビがなかったので大変だった(笑)
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
最初は中々物語の世界に入り込めなかったが、
入り込めると面白かった。続くのだろうか?
楽しみである。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
中華風の各島国からある日突然、海神の娘が選ばれて領主の元に嫁ぐ託宣がされるまで海神の島で暮らすことになる神話のような物語。 嫁ぐ娘たちは大人しめだったけど、黄金の窟の嘽だけは武芸ができ暴君になっていた沙文の君に神罰を自ら下す登場の仕方がかっこよくて痺れました。 物語の続きがあるなら霊子と海神の関係のもっと深い部分を読んで知りたいと思った。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
『後宮の烏』と同じ世界の物語。
島国の領主たちに輿入れする海神の娘たちの婚姻譚。
4篇あり、それぞれ良かった。
『後宮の烏』同様、少し重たく陰のある湿った空気感が漂うものの、短篇であること、婚姻が託宣で決まるために甘さはないものの、穏やかに関係を育んでいく様が微笑ましいことなどから、読みやすくて面白かった。
最後の物語が特に良かった。
続きがあるのかわからないけれど、続くのなら是非読みたい。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
なるほど、短篇集でした。
黒烏と同じ世界観ということで読み始めましたが、同じ舞台ですが登場人物は重ならず。
懐かしのあの地図。
銀髪の一族についての描写がちらっとだけあった。
話はまったく続きものではないのですが楽しめました。
ただ烏から読んでないひとにはもしかしたらものたりないのでは。
他の方も書いてましたがそれぞれ違う出版社から同じ世界観の違うシリーズがでたのはすごいですね。
帯でそれぞれが宣伝してるのもすごい。
次巻が出るようなので楽しみに読みます。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
島が連なるその地域では、海神とその託宣を伝える巫女王への信仰が篤い。島々の次の領主は、託宣により選ばれる。その妻は、他の世界から隔絶されて巫女王の下で養育された「海神の娘」の中から、やはり託宣により選ばれる。しかし、彼女たちは、元はどこかの島で普通に暮らしていた少女であって、海神の娘となるのも、また託宣によるもの。貧しい家の者、悲惨な環境にあった者、愛情に包まれて暮らしてきた者、その出自も様々だ。
三男でありながら領主となった男に、先代が罪に落とし粛清した名家の直系の娘が、「海神の娘」として嫁ぐ。