紙の本
わかりやすい
2023/09/09 11:58
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投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
心のケアのプロであるカウンセラーがやっているセルフケアが、分かりやすく解説されていてよかったです。参考になることが、たくさんありました。
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第3章が面白かった。暴露部!笑。
お母様に縛られていた過去については少し共感するものがあった。父を罵るところは我が家と一緒!私はひとりっ子だから母の変さとヤバさをとにかく誰かと共有したかった。先生は下に妹さんがいるようなのだが、無傷という訳にはいかなかったのだな…。生徒が悩みを打ち明けてくれるのは嬉しいけれど私は魂が抜かれるというか何となく悩みが移ってくる感覚があるから、カウンセラーの先生に頼りまくり。カウンセラーの先生はどうやって心を保っているのかすごく知りたかった。
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こんなことまでオープンにしてくれるのか、、、と伊藤先生の体験談に目から鱗だった。家族との関係性って、ちいさな、閉ざされた話だからこそ比較できないし外に出ないことなんだよなあ。
タバコ依存の話も赤裸々でおもしろかった(当事者は大変だっただろうが)
昨年はうつ症状を患われていたとのこと、認知行動療法の第一線をいく方でもそうなりうるのだなと改めてむずかしさを知った。
自動思考そのものには罪なし!何度も繰り返して読みたい。
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カウンセラーだって、何かの依存症になったり、鬱になったりするんだということがわかった。様々なセルフケアがあったが、自己と対話をしたり、しんどいことをあえて深掘りしたり、案外、すでに自分がやっていることが多くてびっくりした。マインドフルネスは気軽に隙間隙間で実践していきたい。
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伊藤先生の本は優しい言葉でわかりやすいのと、読み手への温かい心配り、そして何よりも率直で人間味溢れる文書が好きで、良く読んでいますが、治療技法を学ぶ時は必ず自分で試すことの大切さを改めて認識しました。
暴露療法を体感するために、ジェットコースターやバンジージャンプに何度もトライし、最後はスリルを味わえなくなる程落ち着いた心持ちになってしまうあたりでは、爆笑してしまうと共に暴露療法恐るべし!と伊藤先生が仰るように素朴に思いました。
スキーマ療法の紹介では、先生のこれまでを赤裸々に自己開示されていて、大丈夫かな?と思う程でしたが、長年のスキーマ療法を経て辿り着いた境地とあり、スキーマ療法も恐るべし!と思いました。技法を学ぶ際は改めて本書も読むと、治療技法を生き生きと感じられますし、治療者が自らを治療することの大切さも伝わりました。
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伊藤絵美さんの本は、いつも温かな感じがするので、とても穏やかな人とイメージを勝手にあったが、
衝撃的な話が多くて驚いたり、クスっと笑ってしまったりする場面も。
例
タバコやギャンブルに依存してやばかった話
痴漢撃退のため安全ピンを忍ばせていた話など
他にも痛みや痒みに対してマインドフルネスになる話も勉強になった。
あと、長女あるあるで、両親、特に母親から言われたことを絶対であふ一方、妹たちはそれを守らないことが不思議に思ったり、両親の仲を必要以上に気にしたりすることも共感できた。
一方で、
やはり仕事に関しては優秀だったように感じる。
特に、セルフスーパービジョンと言うカウンセリングセッションが終わった直後に、その昔の振り返り、自分で行い、次のセッションに生かす方法は勉強になった。
やり方は
セッションの直後に
①そのセッションで明らかになったこと、理解できたこと
②そのセッションで疑問に思ったこと、よくわからなかったこと
③自分がどういう対応をして、その対応にどういう迷いがあったか
④クライアントの反応はどうだったか
⑤次のセッションに向けてどうすれば良いか
⑥次のセッションに向けてわからない事は何か
⑦その他気づいた事は、何でも
ということをセッションの記録用紙の裏面に書き、クライアントに見せ一緒に検討する
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伊藤絵美さんから語りかけられているような気持ちになれる一冊でした。
専門的な技法の使い方を伝えるにあたって、自分の経験を添える、というのはとても良い方法だと感じました。
技法の説明だけ聞くよりも親しみを感じて、何よりも、その方法を試すたびに添えられたエピソードのことも思い出され、ほっこりとしたあたたかな気持ちになれる、というのが大きいな、と思いました。
中でもマインドフルネスと呼吸法を日常に取り込む工夫が「次からやりたい」と思える方法だったので、とても大きな収穫を得た気持ちでいます。
読書なのに直接お話を聴いたかのようなあたたかな感覚が胸に残る、不思議な本でした。
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心理療法家がここまで自己開示をするんだなぁと思いながら読ませていただきました。そしてきっとその内容に勇気づけられる人々は多いと思う。
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認知行動療法の難しい技法を誰にでも分かるような書籍を多数書かれている著者のセルフケアの本である。カウセリングには自己開示は以前は禁忌であったが、治療関係上、必要なら許されるようになっている。本書の前半は技法をどのように活かすかという話だが、後半に至るにつれ、誰にも避けられないが、親との関係、そして、それから自分がどう育てられてきたかの話は、涙なくには聴けない話で、よくここまで書かれたという思いと、その勇気に感嘆した。親に対しては、その社会構造まで今は理解した評価をされているのはさすがだと思うが、ますますこれからの著者の活躍が楽しみである。
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カウンセラーという仕事に興味があり、書店で見かけて手に取った。個人的には、表題になっている〈カウンセラーのセルフケア〉という側面よりも、〈カウンセラーになっていくまでの姿〉や〈カウンセラーの個人的事情(自身の事情)への考察〉の方が興味があった。著者の今までの著作にも触れたい。
p.107 蟻塚亮二さんという精神科医が書いた『統合失調症の付き合い方、闘わないことのすすめ』言う本の中に、こう書いてありました。「ところで精神症状とは自己防衛の副産物である。生きてストレスを浴びるたびに精神症状は算出されるのだから、精神症状とはうんこのようなもの。だから、それを止めようとか、消そうとか、撲滅しようとか考える筋合いのものではない。精神症状とうんこはひたすら流すのが正しい。幻聴も戦わないで、流しっぱなしにするのが正しい」(36ページ)。
〈伊藤絵美さんの著作〉
・スキーマ療法(翻訳書)
・スキーマ療法入門
・事例で学ぶ認知行動療法
・自分でできるスキーマ療法ワークブック
・ケアする人も楽になる認知行動療法入門
・ケアする人も楽になるマウンドフルネス&スキーマ療法
・イラスト版子どものストレスマネジメント
・セルフケアの道具箱
・コーピングのやさしい教科書
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伊藤絵美先生の本は何冊も読ませていただいていて、『セルフケアの〜』も繰り返し読ませていただいています。
私にとって、とっても偉大な伊藤先生ご自身の経験や内面が赤裸々にまとめられており、こちらもバイブルになりそうです。
意外だな〜と感じたところや、伊藤先生もそうなんだ〜と親近感を感じたところも多々あり、読み応えたっぷりの一冊でした。
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★マインドフルネスの定義
今、この瞬間の自分の体験に、評価や判断をすることなく、注意をむけ、ありのままの気付きを受け止める
★認知行動療法・問題解決法
①何が問題か、を理解する
②解決策をイメージする
③解決法を実行する
④結果を検証する
自分自身の人生を自分らしく主体的に生きるための思想であり技術。
★認知再構成法
認知焦点を当てた「思い直し」の技法
★スキーマ療法
チャイルドモード(自分の本当の気持ち)を大事に生きる
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プロのカウンセラーはどんな風にストレスに対処しているのか単純に興味を持った。
頭に浮かんでくる考え(自動思考)を書き出して、例えば、シャボン玉に消えていくイメージを作ったり、マインドフルネスをしたり、いろんな方法があるんだなと思った。
スキーマ療法についても書いてあったが、一部の方法しか書かれてなかったので、もっと深く学びたい。
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認知行動療法を実践している尊敬する著者が自分に対しても心理療法を実践していることが赤裸々に書かれていて、とても良かったです。家族の自己開示は書くことができて癒しになったし乗り越えたのだろうと感じました。認知行動療法を実践してるのに、なぜうつになってしまったのか不思議に感じていたけれど、本書を読むことで納得できました。
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個人的なライフストーリーと共に心理の療法の考え方や解説があって、とてもわかりやすかったです。著者がカウンセラーでなかったら、大変な人生だったろうと思うけど、大変な人生だからカウンセラーという職業になってるのかもと思いました。認知再構成法と問題解決法は、わかりやすくて参考になります。
自動思考は、否定しないで認めようって思えただけでも、自分自身にとってよかったです。