0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
前巻(9巻)で終了かと思っていたの10が出てびっくりしました
物語の本筋は9巻で終わっているかと思いますけれど
あのとき語られなかった伊織と青目の物語
音の記述がすごい。
ぐぐっとくる。
文字としての音
からの52・53ページは電子でみたらどうなるのだろうか
(紙の力を感じたのですが)
伊織の優しさと残酷さ
青目の真実と絶望
波の音が痛みと切なさを伝えてくる。
河童のオリンピックの話は以前会話で出てきましたね。
その河童が伊織の前に現れて。
脇坂さんのあれこれも含めて、
日常に戻っていくこの物語が終わる風景を見ることができました。
なんかとてもほっとした気分です。
中村明日美子さんの漫画も読むことが出来て幸いです。
マメちゃんがやっぱり可愛くてきゅん。
投稿元:
レビューを見る
あー本当に終わってしまった。
この独特な世界観が好きなんだよなぁ。
洗足の厳しさの中の優しさも、話し方もマメも脇坂も夷さんもみんな大好きだなぁと思える大好きなシリーズ。
投稿元:
レビューを見る
とうとう完結。ずっと追い続けた作品。世界観が本当に大好き。
洗足家に関わる全ての人々に平穏な日々がこの先ずっと続きますように、、、。心からそう思った。
青目と伊織が過した静かな日々を中村明日美子先生がコミックで見事に描ききっていて更に感動。
またどこかで妖琦庵での日常を覗いてみたい。
投稿元:
レビューを見る
あ〜ついに終わってしまった(/ _ ; )
父親「鵺」が射殺され、弟の「鬼」青目と行方不明になった後に義眼で戻ってきた伊織。
前作ラストシーンから2年越しの真の完結!!
発売予告にファンは狂喜乱舞し、ラストシーンで書かれていなかった青目と過ごした日々が書き下ろされました‼︎
「千波万波」最高だった〜♪
そして中村明日美子先生の書き下ろし漫画がもう最高に素敵&エロティック笑
初回特典ペーパー明日美子先生の漫画も完全収録されて嬉しい‹‹\(´ω` )/››
最高の余韻と悲しみで胸がいっぱいです(u_u)
また最初から読もう…
投稿元:
レビューを見る
終わってしまった。ずっと読んでいたかった。
でも先生がいうように彼らは東京のどこかにいるのかも。
脇坂さんと先生の朝の散歩は、読みながら脇坂さんと同じ様に泣きそうになり、堪らえようと喉がしめつけられるようになり、でも結局涙してしまった。
忙しいって、つい言ってしまいがちだけど、気にかけてくれる人に不用意に言わないように気をつけよう。
先生の義眼が青かったのは、青目の色々な想いがあるんだろうな。
投稿元:
レビューを見る
読み終わった。
最初買い始めた頃はこんなに続くと思わず、そしてこんな展開だと思わず、さらにはこんなに最後まで読み切れると思わずでした。
青目の事実。
二人の時間。
音とともにゆっくり描かれる世界は耽美でした。
先生の言葉…染みますね。
自分のために生きること
価値なんて必要ないこと
できないことを嘆く必要はないこと
先生が過去自分自身に言い聞かせてきた言葉かもしれないなあと思った。
登場人物も読者も、先生の言葉に多く救われたに違いない。
投稿元:
レビューを見る
冬の海から始まり、夏の海で締めくくられる。
伊織と青目の海辺の散歩と、伊織と脇坂の海辺の散歩。
対極的な二つの散歩。
伊織が脇坂を労る会話のシーンでは、脇坂の弱さを包み込むような優しさで涙を誘われた。
視覚を失っても、強く聡い伊織に戻って、夷とマメの家族と慎ましく暮らしている感が幸せな気持ちにさせられた。
脇坂はどんどん重くなる責任・期待に押しつぶされそうになったり、大人の階段を絶賛登っていて、伊織のことを思って妖琦庵から足が遠のいていたって言うのが、脇坂らしい。
伊織との会話で吐き出せて、救われて、また妖琦庵に行きたいと思えるようになってよかった。
伊織と脇坂の漫才のようなやりとりをずっと読んでいたい、と思えるお話でした。
投稿元:
レビューを見る
光を失った世界の中で二人きり。
異常な程に執着して手に入れたとしても、生きることを放棄するような行動をとられたら死なないよう必死になるだろうな。
普段と変わらない賑やかな日常は呆気なく壊れたが、今まで通りとはいかずとも楽しい毎日かもな。
投稿元:
レビューを見る
前作「ラストシーン」後の伊織と青目、2人だけの日々がそれぞれの視点で描かれる。
青目のしたことは許せることではないが憎み切れない、伊織を手に入れたと思っていたが、想像していたものと違ったという思い、二人の思いが波となっていく。
「河童」でも海岸に佇む伊織の姿が描かれている。波の彼方に青目を思っていたのだろうか。
中村明日子さんの漫画が半分以上を占めているのは微妙。小説としての読後感に浸りたかった。
投稿元:
レビューを見る
目を失ったその後の洗足伊織。また見えない世界での日常が戻ってくるまでの様子が描かれ、ほっとしています。
中村明日美子の漫画も嬉しい。
投稿元:
レビューを見る
前作が最終巻だと思っていたから、またこうしてシリーズを手に取る事が出来て嬉しい。
胸に突き刺さるような切なさも、軽快で微笑ましい会話たちも、読んでいてやっぱり好きだなと感じる。
何より、登場人物一人一人が愛おしい。
目は見えずとも、変わらぬ伊織の静かで凛とした佇まいが好きだ。
これで終わりなの寂しい。
漫画もほのぼのとしてて良いけど、ちと配分が多かった。
最後はやっぱり読み物として、もっと沢山読みたかったな。
投稿元:
レビューを見る
【収録作品】千波万波一/濤声/千波万波二/河童/閑話種々 初回特典ペーパー掲載コミック集
ファンサービスの巻。
青目と伊織が二人で過ごした日々をそれぞれの視点で語ったもの、その日々を含めたコミック、そしてアルコール依存症の「河童」の妖人をめぐる話。
脇坂くんが後輩を指導する立場になっていて、ワーカホリック気味なのはしんどくて、伊織に心配されるのももっとも。妖琦庵の時の流れが愛おしく感じられる。