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めちゃくちゃ笑えて、
心臓をぶっ刺されるような衝撃。
PHPさんが社を挙げておすすめする新刊と聞いた上であらすじを読むと、???となるんだけど、
実際に作品を読むとまさに!
一見どんな本?となるこの内容紹介にも、
実は面白さは滲み出ていた。
男子高生の馬鹿げた青春にニヤニヤしっぱなし。
その一方で、神威が抱える重大な秘密を知ることに怯え…。
何も知らないまま、2人に笑っていてほしかった…。
生まれてきた意味など求めずにいられるのは、幸せなことだったのかもしれない。
美しい物語として割り切るしかない問題を、正面からぶつかってここまでさらけてくれるとは…。
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第一章、第ニ章は単なる青春小説そして第三章は衝撃の世にも恐ろしい告白小説、すんなり読んでいたら結末はあっと驚く衝撃度100%の最高傑作、あなたも読んでじっくり味わって下さい。
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めちゃくちゃに
めちゃくちゃに面白かった!!!!
なんなのこれ。
最高にせいしゅんだし、ゾッとする。
冒頭から不気味で
約束のネバーランドを思い出した。
テンポ良く読み進められて
独特な感じが、ダメな人はダメかもしれないけど
私にはピッタリはまった。
最高だった!!!
あのあとどうなったのかな。
優しい世界で、「ここ」に戻ってこられたかな。
この本を読めて良かった!!
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なんだろうこれ。
なんだかすごい物を読んだ気がする。
笑えるし泣けるし憤るし、前半と後半の物語の落差に戸惑うけど感情がぜんぶ持ってかれる。
鋼太郎も神威も西園寺も駒田先生も、うーちゃんもみんないいキャラで、読んでいてニヤニヤしちゃって青春だなぁなんて思ってたのに、後半!
神威の謎が解けるともー涙。
まさかの展開に心臓が止まるかと思うほどビックリした。
その後の鋼太郎の「計画」もドキドキするし、えーこのまま終わってしまうのと、思ったらラストがまた泣けた。
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30代後半のおばさんには
ちょっとついていけない文体で
あらすじだけでもとペラペラ読みして
読了としました。
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文章が苦手
ノリが苦手
なんとなく展開が読める
で評価は★2と思っていましたが、
後半から面白く、
★3に回復しました。
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タイトルから想像出来る様に少し重い物語ですが、文章はラノベに近く読みやすかったです。本作のキーワードは「心臓」もしくは「命」そのもので、笑いあり涙ありの心揺さぶられる作品でした。
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主人公が青春真っ只中の高校2年生なので、前半はライトな感じでこのノリ懐かしいな〜と。事前に内容をあまり知らずに読み始めたので、青春小説なのか?と思ったら後半からの急展開が凄かった。繋がってはいるけど前半と後半の重さの違いが激しかったですね。鋼太郎、良いおにいちゃんですね。心が救われてよかった〜。
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17歳の高校生男子が主人公の青春ストーリーという気持ちで読み始めた。
軽快なテンポで物語が進み、時に笑いながら読んでいたのだけど、なんとも重いテーマが潜んでいた。
前半~後半への展開が見事で、まんまとその世界に引っ張り込まれた気分。
生きるって矛盾だらけだけど、誰かと生きたいって思えることは、単純に素晴らしいことだなと思えた。
帯の説明を読んだ印象より、実際の物語の方が何倍も良かった!
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途中まではただただ、一体何を読んでるんだ??これ、最後まで読み切れるやろうか…といったよく分からない感じだった。
三章に入ってようやく面白くなってきたー!
391ページに息を呑む展開!!!
403ページでぐっと掴みこまれた感じ。
全然510ページ。
とんでもなく長ーい前フリ、もうちょっとコンパクトにして、391ページ以降をもっと広げて欲しかったなぁ。
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鬼島雄太郎が夏休みのある日出会ったのは、不思議な頓珍漢なアストラム神威という男子。
一生会うこともないと思ったところに、転校生として高校に、しかも同じクラスにやってきた。
青春しに来たと宣言し、雄太郎にベッタリ。
どこかちぐはぐで、世間を知らない神威に振り回される日々。
しかし、病気で入院する妹の字以子の存在を知られてしまうことで、2人の関係は変わっていくことになる。
最初はまとわりついてくる神威にうんざりしながらも、少しずつクラスに溶け込んでいく姿にほっとするや束の間の、文化祭。からの、生い立ち話。
もしや…が、割とえぐい事実に、どこか遠い話が、現実にあるかもしれないというリアルさとなり怖さを持ち始めた。
誰かを思う強さが、ここまで互いの結びつきを強め、相手の幸せを願う。2人とも、血肉の通った人間だ。
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ものすごく期待をして、普段なら手に取ることもないような表紙だけど勇気を出して読み始めましたがもう限界でした。おばさんには無理です。
読書って行間の余韻に空想を働かせながらゆっくりじっくり読む物だと思っていたので、まるでアニメの主人公が叫んでいるような長いセリフを畳み掛けてくる感じに、もう情報量が多すぎて想像力もパンクしてしまいました。若者の頭の中ってこんな感じ?これくらい文章で説明してもらわないとストーリーとして成立しないのかな。頑張って頑張って必死で読もうと努力しましたが挫折。残念ながら己れの老いを感じただけでした。
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前半は青春の話で楽しく読んでたのが、後半は一転、重くなったが謎が解き明かされいき一気に読めた。
序章の王国の意味が最後らへんでやっと分かった!
色々、考えさせられる良い本だった。
2人が本が終わった後の物語で幸せになってほしい
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最後の150ページ、それまでとの転調がすごくて、一度本を閉じた。ページをめくるのが怖かった。
このまま、恐ろしい結末を迎えたら、どうしよう。
でも、読み終わって本を閉じた時、「大丈夫。生きていける。だから、生きよう」そんな風に清々しい気持ちだった。
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主人公鋼太郎は高校2年生の17歳。夏休みのある日、バイトからの帰りの道すがら、「せいしゅん」がしたい17歳、アストラル神威と出会う。いかにも怪しい変な彼が、夏休みが終って鋼太郎のクラスに転校してきて…。
果たしてアストラル神威の願い「せいしゅん」をするは叶うのか。また、アストラル神威とは何者なのか。
これは鋼太郎とアストラル神威の高校を舞台にしたブロマンスである。
たまたま書店を覗いていたら、『とらドラ!』でお世話になった竹宮ゆゆこ先生がハードカバーの新刊を出したんだと思い、どんな本何だろうと興味をもって購入した本です。
読んでみて思ったのは、竹宮ゆゆこ先生らしい作品だなと思いました。
主人公鋼太郎とアストラル神威は、境遇や環境から妙に大人っぽい高校生だなと思うところがあるキャラクター。でも、学校にいったら素で年相応の良い意味でアホな高校生っていう感じ。
周りに集まってくる友達も面白くて良い奴が多いし、親も大変なのに、独特のキャラクターで良い人っていう感じのキャラクターが多い印象です。
また、文章や会話もライトノベル調で、笑わせてくるところはしっかり笑わせてきます。
第二章の「タケフジ」の下りは電車で読んでいて笑いをこらえるのに必死でした。
高校の時って、何もなかったよなぁ?と思ってましたけど、そういえば、友達同士でくだらないバカなことをやってたなと思い出しました。あれ、確かに高校2年生の特権ですわ。
また、第三章は考えもので、泣けたし、結構、テーマが深いというか、重たい感じがしました。
ただ、最後は良かったなと思う反面、そこまで笑って泣かせてくれたのに、そういう風な展開なんだ?という感じには個人的には思ってしまいましたが、それだけアストラル神威というキャラクターにのめり込んでしまったのかな?と思いました。
ちょっと、最後が物足りないなと思いはしましたが、笑って泣いて大いに楽しんだ作品でした。
さて、そんな私が今作品で思ったのは、「出会いは運命を変える」ということです。
本作品、主人公がアストラル神威と出会ったからこそ高校生活が変わります。
おそらく、アストラル神威が主人公の高校に転校してこなければ、本作品のようにハチャメチャなまさに「せいしゅん」と呼べるような奇跡的な高校生活はなかったはずです。
そら、どの本もそれそはそうだろう?と思うのですが、実はそんなことってあまり意識する機会ってないと思います。
この物語が出会いが運命を変えるんだなぁと意識してしまうのは、主人公があの時、出会ってなければみたいなことを多く思うからというのも原因だと思うのですが、アストラル神威と出会ってなければ、普通に得られたであろう主人公の未来も読んでいて容易に想像できてしまうところにあると思います。
アストラル神威と出会った主人公にとって良かったこともあれば、悪かったこともある。アストラル神威と出会わなかった主人公が得たであろ未来と失った未来がある。
本作品は、主人公が失った未来も大きかったんじゃないかと強く思ったので、「出会いは運命を変える」ということを思いました。
また、結構、重たいテーマがのしかかってます。
それは「ドナーとして臓器を提供する側される側」の心情。
このテーマは重すぎて、今の私では答えが出せないなと思いました。
本当の自分なんていうのはわからないし、凄く純粋で綺麗な感情もあれば、汚い感情もあるし、自分を守るために自分を殺さないといけないときもある。
私も高校の時は、今思い返してみても何が面白かったのかわからないようなアホなことを友達とやってはしゃいだりしてましたけど、そんな友達をたまに鬱陶しく思ったり、嫌いだなと思ったりするような汚い感情をもったし、クラスに馴染むために自分を抑えたりしてましてね。
そんな懐かしい高校時代を思い出し、なんだかんだ言って私の高校生活は楽しかったなと思えた、そんな作品でしたということで締めくくりたいなと思います。