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そもそも子どものためなのかということをもう一度振り返ってみて考えないといけない。親が子どもの学びを阻害していては、将来困るのは子ども自身だし、そのフィードバックとして親にも跳ね返ってくるんだ。夫婦と親子のコミュニケーションは大切。
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誰でもあり得る
可能性がある
それは、人間が生き物であり多様であり
相性があるから
逆も然り。
何事にも学び 気づき 自己鍛錬や視野に気をつけて
他人の価値観に寛容であれたら、、、
所詮、自分以外は他人
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親になり、日々悩んだり迷ったりしながら子育てをしている。自分自身駄目なところがたくさんあるって自覚もあるのに、果たしてそのダメダメな私が偉そうに子育てできる?でもそれでも自分の子どもには幸せになって欲しい。
人の振り見て我が振り直せ。
この本には、子どもを一人の意思のある人間として接していくことの大切さが書いてあるように思いました。
子どもとたくさん話し合い、SOSに気付ける親でありたい。
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親の関わり方で子供が非行に向かう。全くその通りだと思う。自律を失わせるぐらいに介入するのはよく目にする。
個人的には自己決定出来る環境が最重要と思っている。業務における人育にも通じる。、
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読みやすくわかりやすい。
子供に関心を持つこと、積極的に会話すること、
基盤となる基本的に道徳や社会的な考え方を教えてやり自立させること。大切だと思う。
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過保護型、甘やかし型にかなり思い当たる節があるなー。
高圧型もゆるくやりがちな気が…
本から学んだことを_φ(・_・
・結果がどうであれ、チャレンジする姿勢を褒めるようにする
・小学校低学年では、社会的なルールを理論的にちゃんと伝える
・傾聴する、否定しない
・きちんと話し合いをする、そういった習慣をつける
・良くも悪くもフィードバックを受け、今後の教育に反映させる
今積読になってる7つの習慣は役に立ちそう。
ちゃんと読もう!
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心理学を用いて、子育ての特徴について述べている本である。
無関心型の子育てほど、当事者の子どもにとってかわいそうなことはない、と思った。
インナーチャイルドなどの親から受けた影響が、成人以降も思いもよらす引き起こすというのが、現代では当たり前のように論じられているのだとも思った。
心理学の発展を通じて自分が学ぶことで、自分の両親との関係や今後の家族関係がより良くなるよう、精進していく。
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「法務省の心理職として少年鑑別所、刑務所、拘置所に勤務し、1万人以上の非行少年・犯罪者の心理分析をしてきました」(p.4)という犯罪心理学者で、自らも子育てをする著者が書いた子育て本。「支配」「服従」、「保護」「拒否」の2つの軸の組み合わせで類型化される「過保護型」、「高圧型」、「甘やかし型」、「無関心型」のうちどれかに極端に偏ると、子どもが非行少年・犯罪者になりうる、という話で、極端に偏った例を紹介しながら、自らの子育てを振り返るきっかけを与えるもの。
おれは中高の教員なので、しかも学校柄「過保護型」、「高圧型」、「甘やかし型」の保護者が多く、本書を読んで、ぜひ保護者に読ませてやりたいと思った。ただタイトルが「犯罪心理学者」、「危ない子育て」とあって、なんかお宅の子育て危険で、息子さん犯罪者になりますよ、と言っているような失礼な感じなので、躊躇してしまう。タイトルがもう少しマイルドなら、普通に子育て本として教員から保護者に薦められるのに、もったいない、と思う。サイモンズって昔教育心理学で勉強したなあ。でもこれだけ現場に当てはまりそうなのに、おれの中にその印象があんまり残っていないのはなんでなんだろうか?
結構、親に言っていることがズバズバ書かれていて、読んでいて気持ち良かった。「よかれと思ってやっていることが、子どもを苦しめていないか?」(p.33)、過保護型だと「子どもは我慢する経験や失敗に対処する経験が少なく、ストレスに弱くなります。失敗の原因を自分に求めることができず、他人や状況のせいにしがちになります。失敗を責められると意気消沈して何もできなくなるばかりか、責める側に攻撃進を抱き、人間関係をシャットダウンしてしまうことがあります」(p.48)、「子どもを依存させることで自分を満たしており、子どもが自分に依存しない未来が怖い」(p.51)、「過保護型の親は、親自身の欲求不満耐性が低いとも考えられます。手助けしたい欲求を抑えて、それに対処しなければなりません。これもトレーニングです。少しずつ我慢して見守ることを繰り返して、親自身の欲求不満耐性を高めていくことです。」(p.67)、という、たぶんうちの学校で最も多い「過保護型」には、こういうのが当てはまると思う。「高圧型」の「マインドコントロールはどこでも起こる」(p.100)は、誤解を恐れずに言えば教育でうまく利用することができるんじゃないかなとも思った。別に変なことを教育するためではなく。コンプレックスは誰しも持ちがちだけど、「劣等感は必ずしも悪いものではありません。劣等感は頑張って何か行動を起こそうとするときのエネルギーやバネになります。同じように劣等感を持つ人の気持ちがわかり、思いやることもできるでしょう。周りから見れば、そのコンプレックスが魅力になることもあります。劣等感がなく、優越感ばかりだったら……と考えてみてください。そちらのほうが怖いですよね」(p.110)っていいなと思う。声かけとしても、コンプレックスがあるっていうのは、それを自分で何とかしようと思っているから生まれる感情なんだよ、そうやって自分で自分を成長させようって思えること自体が素晴らしいよ、とか有効な声かけになるんじゃないかなあ、と思った。同僚の先生が新学期に「自分の弱点をひけらかす自己紹介をやろうかな」って言ってたけど、確かに面白いかも。他にも「やる気が出る目標設定のコツ」(p.118)とか参考になるかもしれない。でもできればある程度の年齢になったらそれこそ自分で目標設定をしてもらいたいけど。あとうちの学校にはあんまりいない「無関心型」は、「更生がもっとも難しいと感じる」(p.176)のだそうで、やっぱり愛情に飢える、というのは人として(動物として?)怖いことなのだなあと思った。実は学級経営に当てはまると思うのだけど、「自主性を尊重」とかいう教員に「無関心型」の学級経営をする人がいると思う。そして教室が荒れる、いじめが出る、みたいな。そういう意味では、親子関係じゃなくて学級経営のヒントにもなるかな。ところで集団行動をさせる、というのは学校でよくある場面だけれども、「集団行動が苦手となる要因の1つは、自己統制力の低さです。(略)自己統制力は6歳から8歳頃の家庭教育が大きく影響すると言われています。」(p.207)ということで、家庭教育の重要性は、幼少期だけじゃないということが改めて分かる。フェーズによって家庭教育で身につけさせることって変わるんだなあ、とか。こういうの、中学とか高校の家庭科で教えればいいのに(あるのか?倫理で発達課題、とかはやるのかもしれないけど、みんながみんなで履修するわけじゃないし)。
あとは、おれは英語の教員なので、英語の教材に活かせそうなところという視点。過保護型で出てきた「『自己決定』が学歴や所得以上に幸福感に影響するという調査もあります。学歴や所得が高いことよりも、自分で選択し、決定して歩んできた人生なのだと思うほうが、幸福度が高いということです。」(pp.52-3)とあり、”Happiness and Self-determination” という論文があるらしいから、これを英語の教材にして読ませればいいんじゃないか、と思った。大学入試問題の演習するにしても、せっかく読むなら生徒の発達を促進させるような英文がいいと思っている。「自己決定力は一朝一夕に身につくものではありません。いきなり大きなことを自分で決めろと言われても難しいでしょう。幼少期から小さな選択と決定を繰り返し、自信をつける中で育っていくものです」(p53)というのを、まず保護者に分かってほしいと思うのだけれど…。
ということで、正直子育ての基本的なこと、という部分だけれど、そんなに奇を衒ったものではないし、子育てや教育に関わる人なら読んでおいて損はないと思う。ただこのタイトルを少し変えてもらえれば…。んー、『偏らない子育て』とか?『子どもは自分の鏡―もっと子どもが幸せに生きるために』とか??どうでしょう。(24/03)
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犯罪心理学×子育てというテーマが気になり読み始めた。
少年鑑別所などで非行少年・犯罪者の心理分析をした筆者により、非行・犯罪の事例を子育ての学びに変えていく趣旨で執筆された本。
事例と共に分かりやすく解説してあり、自分が育てられた環境と照らし合わせて今の自分は親のこういう養育態度が大きく影響しているんだな、と分かったし、今後の子どもとの関わり方に活かせる一冊。前作もあるようなので読んでみたい。
また社会で関わる新人についても、核家族、共働きの時代になって親との関わりが変わってきているという環境の変化も踏まえて、配置や育成計画を考えなければならないと感じた。
自己決定ができないとか打たれ弱いとか言われることが多いが、家庭環境を仮定できれば少しは適切な育成をしていくことができそう。そこまですることが果たして正しいのかは分からないが。
・親の養育態度の方向性を支配、服従、保護、拒否の4つに分類。支配×保護=過保護型、支配×拒否=高圧型、服従×保護=甘やかし型、服従×拒否=無関心型の4象限となり、どの親もいずれかに属している。
・非行少年は親に対して、厳しい、自分のことを気にしてくれない、気まぐれ、という点で不満を持っていることが多い。
「厳しい」について、過保護型、高圧型がそれに当たる以外に、「適時性の問題」がある。そもそもの社会ルールを教えられていないのに、間違ったことをしでかしてから初めて叱られるために、子どもは厳しいと感じる。甘やかし型や無関心型に起こりやすい。つまり、どのタイプの親も「厳しい」親になりうる。
・子育てが偏るのは人間が思い込みが激しい生き物だから。確証バイアス、正常性バイアス、透明性の錯覚、行為者-観察者バイアス。
透明性の錯覚は「言わなくてもわかってくれる」と思い込むこと。子どもがこのバイアスに囚われないためには、何もかも汲み取ってあげるのではなく、「どうしたの?」と聞いてどうして欲しいという気持ちを言葉にさせる。
・自己決定が学歴や所得以上に幸福感に影響するという調査がある。
ヘリコプターペアレント:ヘリコプターが空中で静止しホバリングしていふかのように、子を見守り手助けをする
カーリングペアレント:常に先回りをして障害を取り除こうとする
・小学生を集めて実験を行った際、成功するかは五分五分、と感じるものへの挑戦が一番人気があったため、期待×価値のかけ算でやる気が高まると理論づけたアトキンソンの理論に基づき、その子にあったやる気の出る目標設定ができるとよい。
・失敗をどう捉えるかは、セルフエスティーム=自己肯定感や自尊心、に大きく関わっている。セルフエスティームが高ければ、困難にぶつかった時も、自分なら乗り越えられる、と思えるし、失敗しても、この経験が自分に役立つ、と捉えることができる。
・犯罪素人が特殊詐欺などの犯罪に巻き込まれないようにするためには、無知でいてはいけない。ニュースを知る機会を作ることが大事なので、家族でニュースを見て対策について一緒に考える時間などを���るのが理想。
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罪を犯す子供たちの生育歴を見るなかで犯罪心理学者である著者が感じた親の関わり方の問題。過保護型、高圧型、甘やかし型、無関心型、と4つに分類され、それぞれがどのように子供に影響を与えるのか、その結果なぜ問題行動が起きるのかを解説している。チェックリストもあって、自分がどの分類に近いか、また問題ある態度をとっていないかを振り返るきっかけにもなる。
どのタイプも犯罪にまで至ってしまう深刻なケースはかなり極端ではあるが、多かれ少なかれどこかに偏りがちな親が多いと思う。だからこそ、このまま行き過ぎるのはよくないのではないかという反省をするのによかった。
自分のことでいうならば、子供が小さいうちはかなりの高圧型だったと思う。良かれと思っていろいろなことをさせていたが、結果として反発を招き、今は逆に無関心型にかなり近いところにいる。バランスをとるのは難しい。さまざまな意見を聞ける共同体での子育てという意識が薄い今、自分の中のバイアスに気づくためにも有用な本。
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筆者の示す分類、チェックリストを見て自分の子育てを振り返ることができた。
この本を読むくらいだから、自分は大丈夫と慢心せず常に自分の子どもたちに対する関わりを俯瞰的に見ることを意識したい。
子育てする全ての保護者にお勧めしたい一冊。
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事前にしつけることができれば、後から叱る必要もない。叱る回数を減らせる。
●過保護 自分で決められない子
子供は我慢する経験や失敗に対処する経験が少なくなるとストレスに弱くなる。
自分で決めさせてみる。
課題に向き合っている子供を見守る。
人生なんでも思い通りに行くわけがない。欲求不満耐性をつけさせる。
●高圧 自分で考えて動けない子
親の期待に沿って生きる必要はない
〜しなさい。〜しないとおにがくるよ。などでは主体性が育たない。安全や社会規範についてはそれでいいが、それ以外はできるだけ、〜しようか、ーかな?など
あなたは存在するだけで素晴らしい
●甘やかし 人の気持ちがわからない子
やりたいと言ったらやらせ、辞めたいと言ったら辞めさせては忍耐力がつかない
子供の甘えを受け入れることは自立のために必要、ハグなど
甘やかしは、親の都合で行われるもの。やりたいようにやらせた方が楽だからなど
お小遣い制度は社会経験なる
自分の気持ちを言葉にさせる
他人の気持ちを考えさせる
●無関心 愛に飢えて暴走するこ
集団行動ができるように、社会のルールを教えてあげる