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余りにも多くの人間が絡み合っているだけでなく2つの物語がどこで重なって1つになるのだろうと考えながら、さらに殺人犯は?等々そして最後には大きなドンデン返しまであって実に楽しかった。何回か読み直す必要があるかも!帯までドンデン返しだとは!凝っている。
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20周年記念作品に相応しい、驚愕のラスト。
ミステリー好きなら、あちらこちらに散りばめられた伏線に気付き、概要は推理できるはず。だが、二転三転する真実に、ページを捲る手が止まらず、最後まで安心できない展開!
似たキャラクター、一致しない時系列、意味深な単語の数々…解離性同一障害まではおそらく想像がついたであろう。
事件は現場ではなく、カウンセリングの脳内で起こってたこと、実在の人物と、そうでない人をからめた、嘲笑うかの展開。こうゆうの、大好きです!
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謎解きイベントに参加した推理小説作家月島と、記憶喪失の青年が関わる事件を追う刑事美波、それぞれよ視点で描かれている作品。
物語の中で概要は概ね推測できるものの、真相には圧倒されました。
読みごたえのある1冊!
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ミステリー書評
読書レベル 初級〜中級
ボリューム 478頁
ストーリー ★★★★
読みやすさ ★★★★★★!
トリック ★★★
伏線・展開 ★★★★★★!
知識・教養 ★★★
読後の余韻 ★★★★
一言感想:
特殊設定ミステリが好きな方、ガツンと打たれるような刺激的な展開が好きな方にオススメの一冊です!
こんな展開もありかーっと。特に第五章で、「んっ?」、「えっ??」、「えーーっ!」となること間違いなし!ノンストップで最終章まで突っ走る感じでページを捲る手が止まりません(笑。「ラストの衝撃」に備えた分かりやすい伏線も何箇所かあるので、勘のいいミステリ好きの方なら気付くかも。
文章は、難しい表現もほとんどないので、読書初心者の私でもサラサラっと読めました。ただ、最後の解決編あたりから、「ラストの衝撃」を味わうためか、犯人当てのフーダニットがあっけなく解決してしまったなーと感じました。
(私の知識レベルですが)読後に何となく、「シックス・センス」「白夜行」「エレファントヘッド」を思い出しました。共感していただける方がいたら嬉しいです。
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閉ざされた場所での推理ゲームから始まり、殺人事件が起き-----。よくある 人格の設定を使って、「このまま終わったら怒るで!」と思っていた。
---最後は確かに予測不能っぽいですが、この仕掛けではちょっと消化不良。
人によって受け取り方は変わって、評価は割れるだろう。私としては、読みごたえはあったが ちょっと残念。
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謎解きイベントと失踪事件の2つの軸で物語が進んでいきます。
ある人物や言動など途中までは考察できていたのですが、予想を上回る伏線に気づく度に「それもだったのか」と驚きながら読みました。
早く続きが読みたいと思うほど夢中になれるミステリでした。大変おもしろかったです。
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初めての神永学さん作品です。
ラストの展開に期待したのと皆さんの評価がよかったので手に取りました。
脱出型の謎解きゲームで殺人犯を探すはずが、それはゲームではなかった。いくつもの違和感や疑問が所々で目に付きますが、だんだんと腑に落ちて行き、少しずつ繋がっていきます。
展開×展開×展開…読者は翻弄されてしまいます。
ページ数478。一気読みできず、その合間で自分なりに推理してみましたが、読了後に思い返すと、その推理はあまりにも浅すぎて反省でした笑笑。
驚愕のラストでしたが最高でした。
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面白くて、一気読み。
伏線と思われる箇所から予測するよりも、先を読みたいという衝動が勝ち、何も考えずに最後まで読み切った。
違和感から考えれば、ある程度の想像は付くと思うけど、それをさせない展開力が凄い。
「謎解きイベントが何処で行われたか」これだけは全く予想出来なかった。
装丁が凝っていて、表紙、裏表紙も含めて一枚の紙になっていた。
青依青さんの絵も綺麗だった。
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きっちり騙されました。途中まではあっていたのに、違和感もあったのに、どんでん返し続きで最後には予想もつかない結末へ。
大きなトリックが好きだから、これくらい大胆にやっていただけて大満足です。
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館での脱出型の謎解きゲームのはずが… 凝りに凝った構成とストーリーが秀逸なミステリ #ラザロの迷宮
■あらすじ
推理作家である主人公は、友人と脱出型の謎解きゲームに参加するためペンションを訪れていた。発生する事件の謎を解くといった趣旨のゲームだったはずが、発見されたのは凄惨な死体だった。
一方、とある警察署に、全身が血みどろになった男が意識朦朧の状態で入ってくる。事件の関係者もしくは被害者か、刑事たちは尋問を試みるが、彼は記憶喪失になっているようで…
■きっと読みたくなるレビュー
かなり凝ったプロット、読者を楽しませる工夫がいっぱいですね。神永先生の力がこもった作品だと思います。
シンプルかつストレートな描写やセリフが多く、淀みなく世界観が脳みそに入ってきます。登場人物のイメージもつきやすく、人間関係も分かりやすいのが魅力ですね。
本作の一番の推しどころとしては、やはりストーリーです。館もの+警察ものかしら? と思いながら読み進めることになるのですが、いや待て… 途中からは想像してなかった道のりを歩むことになるのですが、詳しくは読んでのお楽しみです。プロットの組み方、筋の通し方、伏線、複雑な人間関係を描き切ったのは、まさに作家デビュー20周年のプロの技でした。
物語の出来がよいので忘れがちなんですが、事件の裏にある背景が筆舌に尽くしがたい。現実にここまでの悲劇は少ないのでしょうが、近い事件は現代でも、たびたび聞く内容です。情報化社会が生み出した口実としての正義… 人間の厭らしさや下品さには際限がなく、ほんと反吐がでそうになる。
そして終盤にかけては、本書の装画のように美しく幕間を引いていく。事件に関係したすべての人たちが、これからの人生、幸せになってほしいと願いました。
■ぜっさん推しポイント
私はこれまで、大きな事件や事故に巻き込まれたことはありません。日々流れてくるニュースを見ても、胸が痛むことはあっても、実害はまったくなく、無責任に言いたいことを言っている。こんな安定した生活を送れているのは、ただ運が良かっただけなんだろうと思っています。
もし家族や友人が事件に巻き込まれてしまったら、自分はどんな人間になってしまうか、どんな行動をしてしまうか、想像だにできません。強く生きることの難しさが胸に沁みました。
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現場と捜査が交互に書かれていて、「どう繋がるんだ」とワクワクしながら読み進められた。
催眠療法のイメージの中の出来事というのは、うーんよくわからんというのが本音だけど、予想を裏切るような結末で面白かった!
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面白かったー。
複雑だったけど二転三転あり、最後の最後まで騙された。
まったく!予想できず、、、(+_+)
現実ではちょっと考えられないけど映画とかにはなりそう。
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湖畔の館のクローズドサークルに2場面進行と、本格ものの魅力満載で雰囲気からしてお気に入りだった。
登場人物の名前が「あ」から始まる人が多いところで、別人格説は思い付いたが、永門以外は会話が成立していたこともあり説明が付かないと思っていたら、まさか館での事件自体が催眠の中での出来事とは…!
かなりの変化球に驚いたものの、それがオチというのも物足りないと考えていたところ、そこからのどんでん返しに興奮した。
文章も読みやすく、ページを捲る手が止まらない作品だった。
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最後の最後までまさに迷宮。
予想はしていたがそれのはるか上を行く結果だった。
面白くて一気読みです。
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現実の殺人事件らしき物と失踪事件と並行して語られるもう一つのミステリーの謎解きの世界。その二つが重なって見える世界に驚くのはまだ早かった。最後に明かされた真実に啞然!複雑に絡み合ったストーリーであっという間に読了。