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孔子と言えば弟子たちがまとめた論語があるが、どこか読みにくさもあるのはまとめたものだからだと気づいたのはこの本と出会ったからだ。
孔子がたくさんの弟子たちと色々な考えを語り合い、諸国に旅に出て事や物に触れ高めあう様が自分の中に残った。
論語も書いていることは同じだろうけど、こちらを読んでからならもっと理解しやすいだろう。
孔子も弟子たちも私たちと同じ人間であった、その中で色々な感想があり教訓を残してくれた。
表装はZ世代にウケそうなもので学生向きか?と思ったけど手にとって良かった。
孔子の旅は水戸黄門みたいだったなか…
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『論語』で知られる孔子。
そしてその論語を後世に実際に書き残した10人の弟子たち。孔門十哲(こうもんじってつ)
論語に対して世間が思っているんじゃないかという感想を見事に表している見事なタイトルだと思った。
『論語』自体は簡潔かつ解釈にも多様性があるので、その真髄に素人が入っていくことはなかなか難しい。けれど、孔子とその弟子たちが、現代人にも共感できるようなキャラクター像で描かれることによって、入門編として非常に良書となった。
理想論に思えるような教えも、等身大の悩める弟子たちと一緒に歩めば、すっと心におりる物語になる。今まで何度か『論語』に挑んでは断念してきたが、この本を読んでからだとまた違った入り方ができる気がした。改めて挑戦してみたい。
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深くもあり軽快でもある
弟子達の心の動きが、そのまま誰の心にもある感情であるから、短い物語ではあるが印象的なのかな