投稿元:
レビューを見る
佐原滝郎は彼氏との結婚は許さないと言ってしまったために娘との間がギクシャク。おまけに妻は彼氏に好感を持ったようで彼氏と会ってた時のあなたは感じが悪かったと言われてギクシャク。そんな佐原夫妻の話の間に、同じ出版社に勤める20代30代40代3人の夫婦家族の形、それぞれが抱く固定観念から自由になろうとする物語が語られる。
特に何か事件が起こるわけではないのだけれど、読後感が気持ちよかった。佐原夫妻も落ち着くところに落ち着いてよかった。
物語の中に出てくる小説家小倉琴恵の作品も読んでみたいな。
投稿元:
レビューを見る
いろんなパターンの夫婦のやり取り。
一つ、二つだけならともかく、
三つ以上バリエーション揃えるのは
なかなか難しい。
その点では、やはり作家ってすごいなと思った。
投稿元:
レビューを見る
夫婦はそもそもが他人。
だけど、縁あって家族になって生活して…。
違いがあるからこそ、すれ違うよりも補い合う関係でいたいと感じます。
夫婦の形は様々なので、周りとは比較せずにそれぞれの良い所を大切にしたいと思いました。
夫婦集といえど、影響を受けるのは夫婦だけにあらず。
出版社でのそれぞれの悩みも重なって、楽しみながら読了しました。
投稿元:
レビューを見る
夫婦の話が気になって手に取りました
4組の夫婦の短編と
小倉琴恵という作家の話が書かれています
◯娘がとんでもない(父親的には)彼氏を連れてきた話
◯結婚してすぐ妻が異動になって別居になってしまった話
◯バツイチ子持ちで、年下の彼と再婚する話
◯突然夫が植木職人になりたいから沖縄に行くと言われ、離婚を切り出される話
最初短編を読んでるうちは
薄い短編集だなーという感じで
さらっと読んでたんですが
4つの短編が終わって、
小倉さんの話や
また佐原夫婦に戻るあたりから
やっと深まってきたというか、
それぞれの夫婦のその後が分かったり、
気持ちの変化がわかって
ようやく作品に厚みが出てきたかなって感じでした
それぞれの問題にじっくりと向き合って
二人で乗り越えていく4組の夫婦の姿は
なかなかよかったです
最後まで読んだらそれなりに面白いですが
それまでが長かったー!
なにより名前が多くないですか!?
他の人のレビューをチラ見させてもらったら
(普段は自分のを書いてから読ませていただいてます)
同じこと思ってる人いてやっぱり!!ってなりました!笑
全然本編に関係ない
ほぼ他人のフルネーム、漢字まで出てきて、
読んでる途中だとその後も出てくる人なのかわからないから頑張って読むんですけど、
え、出てこんのかい!!ってなってました。
読んだ本の登場人物とか。
その人の話いる??
関係図考えるのにちょっと疲れました…
でも本や映画製作の話や
就活の人事側の話は
興味深かったです(^^)
投稿元:
レビューを見る
4組の夫婦の姿を描いた短編集。
娘が連れて来た結婚相手が気に入らない夫。
子供を連れて再婚した妻は夫と息子の関係に気を配るが。
夫が突然沖縄で植木職人になりたいと言い出した、その時妻は。
新婚早々に妻が名古屋に転勤になり夫は一人東京で暮らす。
夫婦どちらかが同じ出版社に勤めているという共通点があり、抱える悩みを打ち明けたりしている。すっきり解決するような問題ばかりではないけど、前向きに暮らし始める様子が気持ちいい。
じんわりと心に響く作品だった。
投稿元:
レビューを見る
初めは、色んな夫婦の不穏な話なのかと思ったが、最後はみんなハッピーエンドで前向きになれる一冊だった。困難があっても夫婦で乗り越えていけるんだなと感じた。
投稿元:
レビューを見る
いろんな夫婦のあり方が書かれてた。
夫婦といえどしょせんは他人。
お互いわかったようでいて全然わかってない。
でも、ちゃんと問題を解決して前に進んでいく。
言葉にしないと伝わらないこともあるから、話すって大事。
投稿元:
レビューを見る
シュッとまとめます
つまりはこういうことです
「最近どう?」
「ボチボチでんな」
さすがです
過不足なくまとまっています
さすがカリスマ
悪くはない
取り立てて良くもない
最近の小野寺さんはずっとそんな感じ
なのでしばらく読んでなかったんですが
123daaahさんのレビューでちょっと気になったので久しぶりの小野寺作品です
悪くはない
取り立てて良くもない
他に読みたい作家さんはたくさんいるので
少なくとも新作をすぐに手に取りたい作家さんではなくなっちゃったかなと
いや別に今までもそうだったが
小野寺史宜さん、未読もたくさんあって、その中には評判の良いのもたくさん残っているのでそのうちには読んでみようかな
というポジションの作家さんになってしまったな〜
コンプリーター目指そうかなという時期もあったんだけどな〜
投稿元:
レビューを見る
最初はタイトル通り“夫妻”をテーマにした連作短篇集だと思って読んでいたが、実はもう1つ仕掛けがあった。各章に登場する佐原、足立、船戸、江沢の夫妻は、どちらかが大手出版社である景談社の社員なのだ。年齢も結婚の経緯も異なる彼らの恋愛観や家族観が読みどころか。
最初と最後に登場する最年長の佐原夫妻がうまいことまとめてくれた。
投稿元:
レビューを見る
タイトル通り、色々な夫婦の物語集。
最近流行りの、短編が少しづつ重なって、最後まとまるというパターン。
娘が連れてきた彼氏が気に入らない父親、新婚なのに妻が転勤、円満だと思っていたら夫に離婚を切り出された妻などなど。泥沼にはならないので、さらりと読める。問題は起きても、こんな風にうまくまとまれば苦労はないだろうなという感じ。
投稿元:
レビューを見る
夫婦の形は色々。少しずつお互いの心地よい方向に軌道修正しながら出来上がっていく、と思いたい。人それぞれだから正解はないよね。感謝の気持ちを忘れないようにします。すぐ忘れて「私ばっかり!」って思っちゃうんだけどね。
投稿元:
レビューを見る
いろいろな夫婦がいて、そのなかでもそれぞれの人生がある。相手を思いやる気持ちを忘れないでおこうと思った作品でした。
投稿元:
レビューを見る
いろんな夫婦がいて、いろんなカタチがある。
それだけではなくていろいろある。
それも含めていいなと思わせてくれる作品。
登場する小説にも注目。
投稿元:
レビューを見る
さすがだなぁ。
小野寺氏。
やっぱり上手。
個人的に印象に残ってるのは、人事部長であるお父さん。
わたしでもそんな中途半端なやつきたら、は?って思うと思うなぁ。
でも確かに、大人なんだから、反対とか意味ないよね。。
あとは夫が沖縄で植木職人希望で離婚も衝撃的だった。
でも、離婚、しなくてもいい気もした。
円満離婚じゃなくて、円満別居で。
心も離れたなら、離婚でもいいけど、別に家族として離れて暮らすだけで、だから離婚にしなくてもとりあえずいいんじゃないのかな??
また後から考えれば。
みんな答えを急ぎすぎてる気がした。
まあ、この本の中で、解決しないとダメだから急足になるのは致し方なし。
小説家って考え方が独特なのね。
投稿元:
レビューを見る
どこにでもいそうな夫婦達のリアル。仕事でつながりがあり、次の話でも登場したり、新たな真相がわかったりするところも面白い。
最後はほっこり。読んで良かった。