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デザインをするには、デザインの尖った学びも大事。だが、自分の「いい」と思ったことに取り組んでいく。人より上を目指すではなく、自分が納得できる、自分にあったものを創作する。自分の仕事(全くデザインの仕事と違うが)にも活かしていきたい。
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プロダクトデザイナーである著者の考え方はとても面白いし刺激的。
すごく良い本。個人的にはとてもおすすめです。
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正四角柱 円柱 正方形や正円だけでデザインを組み立てる。
どこか一辺の長さを決めると、製品全体のかたちが決まっていく。
効率やコストにも合理性。 徹底した規格性。
「LED信号機」
やりようがないものをデザインする
要素を減らす 背面のデザイン ヒンジをどうするか?
厚み29㎝→6㎝ ランプ直径30㎝→25㎝ 重さ20㎏→10㎏ 体積1/4 輸送考慮
正面を上下方向の曲面 積雪や風に強い
「mA カトラリー」
重さのデザイン
どのようなものが普及しているかによって許される/許されない形が決まってくる
エッジの立ったデザイン アップル製品のおかげ 緊張感 公共物の落書き防止
「一本用ワインセラー」
研ぎ澄まされたふつう
好きよりも 飽きが来ないこと 子どもの20年後を祝う
「セキュリティゲート」
デザインの基本 余計なことをしないこと
円筒形 直線的でありながらも柔らかな表情
「ルーペ45」
放物線で切り欠いた3本足 多くの光を取り込む 安定性 ピンセットを使える
アーチに沿って破断面の角度を変えている レンズは圧入 追加部品なし
「80㎜」
直径も高さも80㎜の湯呑 高台のない 中は丸くて角がない 2重構造
デザインの核の部分を考え、あとは詳しい人に任せる
革や陶器は素材自体がわがまま
「わたしらしさ」
=わたしらしさにこだわりがないこと
シンプル=普遍性 あたり前のかたち プロポーションの良さ
「穏やかさ」
やりきらないゆるさ 土台がしっかりあるから「良い加減」になる
やりきった強さは「怖さ」になる
絶対にあいまいさを許さないような厳しい作り方はしない
自分自身が誠実で素直な気持ちに
「アイデアスケッチ」
そこからうまれる いろんな角度からの誤解で新しいものが生まれる
自分のオリジナルにこだわる必要はない
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プロダクトデザイナーの仕事を解説する。シンプルなものの美しさ。民藝に通ずる実用性とデザインの相関関係など。
普段何気なく手に取る様々な商品にもデザイナーの意思がどこかに潜んでいる。工業デザインの世界への入り口として良い。
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デザインをわかりやすくコトバにして綴られた一冊。プロダクトデザインに対する著者であるデザイナーの姿勢や思想が書かれており、共感するところが多い。シンプル=普遍性、とあるところはほんとそう思う。せっかく買うのであるから永く使いたい。そうなると一過性の旬なデザインより、普遍的な方が当てはまる.不変性と言った方がいいのかもしれない。いい意味で肩の力を抜いたアプローチがモノづくりでは求められるのかもしれない。
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一般に使われてる言葉の「デザイン」、エンジニア、デザイナーなど工業的な設計の人が用いる「デザイン」には多少の差異があるように感じる。
芸術的美と工学的美は必ずしも相容れない。
Apple製品は芸術的美を排除したシンプル、使いやすさで一線を画した
科学とデザインは真逆の作業である
科学は個別の事象を統合し抽象化するのに対し、デザインは抽象的事実(物理法則や統計学など)を具体的事物に投影する
デザインは総合的な知識を要求する、との一節があったがまさにその通りだと思う
普段は何気なく使ってる日用品にもデザイナーの意匠、哲学が潜んでいるかもしれない、そんな視点を与えてくれる非常に面白い本だった
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プロダクトデザインとは、大量生産を前提とし、製造工
程やコスト、クライアントの要望など様々な条件や制約の
中で製品を作り上げる仕事。その第一人者である著者が、LEDの薄型信号機やセキュリティゲートなど、自身の作品を題材にしながら、「かたち」や「デザイン」についての考えを綴った本。なぜそのかたちに至ったのか、思考と試行の過程を知ると、「研ぎ澄まされたふつう」の製品の持つ意味と重要性が分かります。ものづくりの発想のヒントが詰まった1冊。