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700ページある小説とは思えない読みやすさ、読み応え。このシリーズが、好きな人なら間違いなく星5。私は次作も期待して星4。
1作目からもう一度読み返そう
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このシリーズの残念なところは邦題になるところ。
読み手にパッとみて同シリーズと気づかせるのも大事だとは勿論理解はしている。
でも原題が秀逸だと思うときは残念と感じる。
それはそうとやっぱりティリーの存在は大きい。
今後も楽しみ。
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SL 2023.11.20-2023.11.23
殺人事件の被害者が、カンブリアで開催予定の首脳会議に関係する人物だったためMI5から捜査を依頼されたポー。
アフガニスタンでの戦闘やイギリス、アメリカの軍の話等々、国家規模の事案に事件は広がり、
ひとつの謎を解いたら新たな謎が生まれ、なかなか複雑な様相を見せる。
何事も見た目どうりではなく、誰もが隠し事をし嘘をついている。地道にひとつづつ謎を解明していくポーとティリー。
二転三転して、ラストはきちんと収まるべきところに落ち着いて、堪能しました。
ポーとティリーのコンビネーションがバージョンアップしていて、いいなー
次作もさらに期待大。
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長いけど読ませる。
007要素として、特殊なペン型の武器の話題が出てきたのかと思う。出てきただけだったような…
その後の展開的に無駄足で終わったのなら、検屍官の人と食事行けば良かったのでは?
重要ではないから省略される箇所のチョイスに少し慣れが必要だった(読んでて引っかかってた)
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刑事ワシントン・ポーシリーズの4作目。
このシリーズ大好きなので刊行されるのを楽しみに待ってました⸜(*˙꒳˙*)⸝
一見なんの繋がりもなさそうなふたつの事件現場に残されていたラットの置物。このラットの謎が物語のいいアクセントになっていて面白かったです。
今回新たに登場したMI5のロックやフィンチもなかなか癖のあるいい役どころで、やきもきもしたけど私は結構好き。
ティリーとポーの相棒感が増してるのも最高だったしフリンが職場復帰してくれたのも嬉しかったー
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刑事のワシントン・ポーとティリーのバディが事件に挑むミステリシリーズも第4弾。
翻訳ものをこのテンポで読めるのはかなり嬉しい。
しかし、今回は物理的にも事件の構造的にも大ボリュームで根気が必要だった。中だるみもなく楽しかったけど。
何せ本編だけで700ページ超、シリーズでは一番長い(分厚い)物語だ。
内容も、ポーが所属している国家犯罪対策庁に加え、日本で言う公安のような組織が出てきたり、州の警察や米国のFBIまで乗り出してきたりと、慣れるまでは「この人はどこの所属の誰だっけ?」と何度も登場人物表とにらめっこだった。
スケールの大きさに比例して、内容も複雑ではあるが深みや面白みを増し、相変わらずポーとティリーの会話は最高で、しかも先に書いたように長さの割に中だるみなし。小さな驚きが何度もあり、やがて大きな敵の影がだんだん見えてくるというさまはリーダビリティ抜群だった。
また、英国の戦争の歴史にも触れられ、自分の「知らないこと」の多さをまた知ることもできた。
シリーズ読者はもちろん、まだ頭から読んでも追いつけると思うので、未読の方は第一作『ストーンサークルの殺人』からぜひどうぞ!
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今や発売日を楽しみにしているシリーズの一つ。
今までになく分厚くてウキウキしました。
シリーズ唯一の難点(私にとってはですが)はグロめな殺され方で、今回も被害者が出てくるシーンをやや警戒していたのだけど、無事読み進めることができました。
小さな謎と回収をテンポ良く繰り返し、スケールの大きな謎の解決に繋げていく展開は飽きさせず、海外ドラマになっても映えそう。
ポーはいつも通り四方八方に噛み付いていて、どこかで暗殺されたりしないか心配です。
次回の発売日がまた楽しみになりました。
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長かった笑
不気味な銀行強盗のシーンから始まり、ポーの家の行方に売春宿での凄惨な殺人事件とその被害者の意外な正体、密輸組織にFBIやMI6などの組織も登場し、序盤中盤は話が広がりすぎて何が何やらわからず読み進めていたが、最後に全てを回収していく手腕は流石だった。
ポーとティリーのコンビは相変わらずだし、前作で心身ともに傷を負ったフリン警部のその後も描かれていて登場人物への理解度や親近感も深まっていった。
シリーズ通しての謎であるポーの実父についても少しずつではあるが進んでいっているのでそちらも気になるところ。
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心待ちにしていたポー&ティリーシリーズ4作目。
待ちきれず原書に手を出していたので
結末はすでにわかっていた。にもかかわらず、おもしろくてページをめくる手がとまらなかった。
最初の法廷シーンの2人のやり取りや、
謎の施設に連れて行かれ、携帯を取り上げられそうになるポーにクスクス。
英語では、拒否するポーにティリーが、
“Pleeeese!”(携帯を渡して)と懇願するのだけど、
翻訳では、「一生のお願い」と、かわいいティリー炸裂で、訳者である東野さんの言葉選びにセンスの良さを感じた。
最初はどう繋がるのかわからなかったいくつかの出来事が、ひとつにまとまっていく様にため息。
クライマックスかと思わせて、またさらに明らかになる事実が待っているのも、いつもながら心憎い。
今回初めて図書館にこの本をリクエストした。
一番最初に順番が回って来て、しあわせ。
早く返却して、予約を入れてる人を待たせないようにしないと!
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『ワシントン・ポー』シリーズに外れなし!
今回は、700頁を越えるボリュームでありながら
途中でやめられない。怒涛の展開と沢山の登場人物がいながら、会話の面白さと的確な表現で全く飽きさせないし、混乱させない。とことんすべての謎を回収してスッキリさせてくれる所も大好き!
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シリーズとしての深みも増しているし、相変わらず読みやすい!
良いところ 好きなところ
・終盤になってもニックという偽の犯人を用意し、緊張感を高めて、更にその先にルーシー(共犯者)までもいて、最後まで楽しめる
・ポーがハードウィック・クロフトに住み続けることが出来る
少し疑問
・ルイスの学習障害(のふり)という設定は要らなかったのでは?
アメリカやイギリスのドラマや推理小説は障がい者のふりをして連続殺人をする犯人が結構多いから、すぐ疑ってしまう…。
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ああやっぱりこのシリーズは期待を裏切らない。
今回も面白かった。
ITや軍隊について全然詳しくない私にも、めちゃくちゃ分かりやすいし読みやすい。
よく練られた構成でとことん振り回して最後まで楽しませてくれる。
700頁超のストーリーは読み応えがあって満足度も高い。
でも疲れないんだよなあ。
今から次回作が楽しみ。
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極めてイギリス的な話だった。
今時のイギリスだ。
『ショーン・コネリー』
いきなりだ。
話が始まって一行目、最初の言葉がこれである。
そして、次に、
『ダニエル・クレイグ』
さらに、
『ジョージ・レーゼンビー』
『ティモシー・ダルトン』
『ピアース・ブロスナン』
『ロジャー・ムーア』
もう決まりだ。
歴代の007が揃い踏みである。
彼らが何をしているかは読んでのお楽しみだが、この豪華な面々で冒頭を飾ったのが功を奏したのかもしれない。
英国推理作家協会賞イアン・フレミング・スティール・ダガーの受賞である。
蛇足ながらイアン・フレミングとは007の原作者だ。
イギリス・ミステリーといえば、つい、なんとか館の書斎で領主が殺されているところを想像しがちだが、現代では違う。
まずは、パソコンやインターネットが出てこないと不自然だ。
『ブラッドショーはバッグから仕事用携帯電話、私物のタブレット端末、個人用携帯電話、さらに異なる二台のノートPCを出した。』(39頁)
といってもクラシカルなものはほしい。
『壁は羽目板張り、磨き上げた黒と白のタイルを敷き詰めた床はチェス板を思わせる。・・・・・・』(632頁)
わけのわからないこだわりもほしい。
『「イギリスの警官はコーヒーにクリームを入れない。ミルクを使う」』(112頁)
「スパイ。伝説のスパイ」
「007もいいが、ハリー・ポッターははずせない」
「君たちはトールキンを忘れていないか?」
「古びて忘れられた決まりごと」
「名前からは味の想像もつかない茶菓子」
それら全部だ。
イギリスを舞台にした作品ならば、これはほしいといったもの全部だ。
全部がもっと盛りだくさんに出てくる。
面白くないはずないではないか。
その上この『グレイラットの殺人』は、著者によるあとがきや謝辞までもが面白い。
肩の力が抜けた、リラックスした様子で書いているのが目に浮かぶ。
このジャガイモめいた容姿の作者グレイヴンは、面白いおっさんなのだろうなと思う。
それにしても時間のかかる読書だった。
「これって全員、007の俳優だったよねえ?」
「マグル・クィディッチ?」
「ブラックプティング?」
「ジョン・コンスタブル?」
「ジャムローリーポーリー?」
気になる言葉を検索しては、へー、ほー、ふーんをしまくっていたからだ。
一気読みこそ面白い本の証拠だといわれがちだが、それだけではない。
この読書は濃密な楽しい時間だった。
そう、面白かった!
面白かったのがとことん嬉しい。
近頃ハズレの本ばかりが続いていて、悲しくなっていたのだ。
この世界では、もう面白いと思える本が出なくなくなってしまったのかとさえ思いつめていた。
いや、違う!
この世界にはまだ面白い本が出版されるのだ!
ああ、涙が出るほど嬉しい。
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2023/10/20 読了。
変わらず面白い。
ティリーとポーの相棒感が増していくのがたまらない。
巻数、重ねていくと前の話の人も出てくるし楽しいですね。
メロディー捜査官ががっつり捜査しててよかった。
今回はまたワールドワイドな話に国家間、国内の政治とかも
関わってきて、広がっていくなぁ…と。
凄惨な感じは、最初の巻ほど無くなっていくけど、
これはこれで。
続きも楽しみー。
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やっぱりポーとブラッドショーの2人が最初から最後まで最高に大好きでした!ポーが強くてかっこ良すぎる…!ブラッドショーも可愛くて頼もしくてかっこいい!!ちょっとポーの気持ちが表記される箇所を見つけると展開あるのか気になってしまうばっかりでした。フリン警部に会いたくなる作品でもあった!次も早く読みたい!!!