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岩手県葛巻町にある小学校で本当にあったおはなし。
カメムシか……「たくさんのふしぎ」とはいえ、カメムシか……読みたくな……いや、読めばおもしろいかもしれないしな……。と、気がのらないまま読み始めて、最後は、おもしろかったーと言いながら読み終えました。
絵ははたこうしろうさん。カメムシもどことなく愛嬌が……カメムシだけど。ごくごくフラットにカメムシをみんなで調べることになった経緯、最中、図鑑づくりまで書いていて、カメムシのことを知っていくうちに、嫌だなという気持ちが薄れていきました。こんなに国内にいるんだ、とか、ゴミ袋4袋分のカメムシとはすごい環境!とか、感心しながら読めるようになっていました。
知ることで嫌悪感は薄くなる、と体験できた1冊です。
そうはいっても、何かの隙間にいっぱいいたり、部屋に入ってきたりすると「うわぁぁああ」ってなるけど。前より平気。たぶん。
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第67回(2021年度)青少年読書感想文課題図書
小学校低学年の部
「じつはカメムシには、美しいものや、かわったかたちのものなど、いろんな種類がいて、よく見ると、なかなかおもしろい生きもの。岩手県葛巻町にある小学校で、そんなカメムシをみんなでさがして、調べて、「カメムシずかん」まで作ってしまったお話。」
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岩手県葛巻町の小学校であったことを元にしたお話。子どもの好奇心に働きかける、よいフィールドワークだったのでは。
カメムシって臭いし害虫なので忌避される存在だけど、種類によっては背中の造形が美しかったりするんだよね。小学生たちは臭いの対策って、なにかしたんだろうか?
文:鈴木海花、絵:はたこうしろう
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低学年〜中学年
岩手県の29人の小学校にはたくさんのカメムシが出る。
その子たちがいろんなカメムシを捕まえては調べて壁に貼り、最終的に35種類のカメムシの図鑑を作る。
図鑑を作るにあたり専門家にも見てもらう。
子どもたちの変化の様子がある。
実話。
ラストに向けて感動するものがある。
約18分半
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町の嫌われもののカメムシを、みんなで調べてみよう!と提案した校長先生の発想が素敵です。
そして、実際こどもたちは注意深く観察することでいろんな種類がいることに気づき「新種発見!」の楽しさを味わう。そしてどんどんカメムシに親しみが湧いてきて「カメムシはぼくたちの宝ものだねっ」という言葉が聞かれました。
専門家の意見も聞くことができて、みんなで作った「カメムシずかん」は、こどもたちの楽しさと誇りの詰まったまさしく宝物ですね。
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岩手県葛巻町江刈小学校全校29人と校長先生のお話。カメムシ図鑑を作ろうと言い出した校長先生にどんどん巻き込まれていく子どもたちがいいね。