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予備知識無しで読んだら三部作だった、しまった。
性犯罪の描写に何度か挫折しかけたが読了。
弁護士の顛末に「ざまあ」と思ってしまったことに激しく自己嫌悪する。
物語的にはドンデン返し含めて面白いんだろうけど、途中かなり気分が悪くなり、難儀した。
「強くなりたい」は共感する。
胸糞すぎて、シリーズに立ち向かう気力がまだわかない。
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ミステリーの枠組みを超越した痛烈な社会風刺、そんな印象を抱いた。正義とは何か、法治国家である日本における法律とは何か、人が作り出す社会に対し何の不信感もなく過ごすことはまずない。自分と社会システムとの間に壁を感じ、不合理に立ち向かう時、一体人は何を自分の行動規範とすればよいのだろうか。それはその人の正義か?はたまた信念か?個人が信念のもとに逆らったとて一体何ができるのか?
悪人を殺す浜真千代は本当に悪なのか?法律という「それ以上でも以下でもない」ものでは裁けない悪を、法律の目をかいくぐって裁くこと。彼女の手で起こり得る犯罪が食い止められること。法律遵守の司法が社会に放った悪人のせいでまた新たな被害者が出てしまうこと。
正義とは行動の羅針盤だ。そう言った浦杉は自分が力を持ち得る、正義を「羅針盤にできる」人間だ。羅針盤にしたくてもできない非力な人間は一体どう生きればいいのだろうか。抗っても抗っても遡れない奔流の中で、流されながらでもできることはあるのだろうか。
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依存症シリーズ3作目。
架乃パートは特に、1作目の殺人依存症を読んでないと何のことだかわからないだろうなという感じ。。そして架乃には同情はするけど共感できない場面が多い。
小諸の態度に終始イライラさせられたので最終的な結果にちょっとスカッとしてしまった。
なんだかんだ今回も先が気になって一気読みしたけど、前2作の方が好きだな。3作の中では残酷依存症が良かった。
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この誘拐は何かがおかしいーー。
前作が仲間を主題とするなら、今作は法と正義が主題。置いてけぼりにされる感情。被害者の無念とやるせなさの心理描写が細かく描かれており、黒い感情の渦に呑み込まれそうになる。
司法の限界と正義の在り方を問う、深い物語。
続きを匂わせる展開で締められ、今後の作品にも期待大。
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うーん、なんだか知っている話とつながっている気がする・・・と、読み始めてから気が付いた。
数年前に読んだ「殺人依存症」の続編なのか!
しかも、間にもう1冊、あるみたい・・・読む順番間違えた!これから読む。
しかし、女性ってだけで生きていくのは大変なんだなぁ。
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ダークヒーローがダーク過ぎて結局
人に勧められないシリーズ。
子供から大人まで性別関係なく、
果ては動物まで酷い目に合わされるので
フィクションだろうが何だろうが無理って人は絶対に読まないでください。
次作はいつになるんだろう。
このシリーズ、
タイトル+依存症であって、
依存症って実は読者のことを指してるのかなって思えてきた。
裏杉
高比良
合田
富安が好き。
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タイトルの意味がよくわからなくて、評価下がっちゃうんだけど、お話は一気読みでした。読者の嫌悪感を一身に集める弁護士の子どもの誘拐事件。弁護士がクソすぎて、恨みを持つ人が多すぎ容疑者候補がてんこ盛り。しかも、犯人からの要求も不明瞭で、誘拐された子どもの安否が気遣われるのですが、果たして。
いや、キレイにどんでん返しされて、天晴ってかんじです。
誘拐された子どもはいなかったのか、って安堵する間もなく、ですよ。
ここまでする?っていうくらいの暴行というか傷害というか、まぁ報復なんですが、
凄惨な傷を負わされた弁護士。彼こそが誘拐の被害者だったんですな。子どもは目くらましで、妻や母親、実弟は弁護士の命をタテに協力させられていた。裏で糸をひいていたのは、もちろん我らの浜真千代です。並行して、「殺人依存症」の視点人物だった刑事の娘、架乃の物語も紡がれます。二つの話が交わるとき。
架乃は真千代にとりこまれてしまうのでしょうか。
コレ、まだ続くんでしょうか。
オススメです。
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「第一章」
怨恨の可能性有り。
優秀な弁護士として仕事をしているだけだったとしても、最低なことをした犯人側ばかりに強くてもな。
断る時の常套句だったとしても、携帯の中身を実際に見た訳ではないのに嘘だと決めつけるのは良く無いだろ。
「第二章」
汚名返上のために。
どんなものであれ犯人に繋がるものがあればいいが、何一つ証拠が無い状態で挑むのは大変なことだろ。
犯人を逮捕して欲しい気持ちはあったとしても、思い出したく無いことを語らなければいけないのは辛いだろ。
「第三章」
会話が成立しない。
指摘された通りだったのかもしれないが、そればかり指摘して議論しようとしなければ意味がないだろ。
法廷で必要以上に相手を煽るような行為を注意されても続けるのは、意図的で悪意のある言動に見られるだろ。
「第四章」
傍聴席で聞く言葉。
仕事だったからした事とはいえ、どれだけの人が傷ついてきたか良く分かる聞き込み調査になるだろう。
勇気を振り絞ってやって来たというのに、自分たち以外にもいる場所で次は言葉の暴力にあうなんて悲しいな。
「第五章」
隠す為に起こした。
男性であることが強いと思っているからこそ、勝手に勘違いをして気に食わなければ暴力に走るのかも。
これだけ計画的に行われたことであれば殺すことも簡単だったろうが、それよりも屈辱的で最悪な結末だよな。
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浜真千代シリーズ3冊目。
監禁から読んでしまうと話の展開が分からないので
殺人依存症から読むのがおすすめ。
色々な人の日常、話が進んでいき
最後はどうやって終わりになるんだ?もうページ数が少ないのに終わるの??と
勝手にドキドキして読み進めてました。
理解力の問題なのか、イマイチスッキリとした
終わり方ではなかったです。
架乃がずっと引っかかっていた言葉の意味が
理解した時、私も一緒に理解したら
スッキリしたと思います。
父は娘を救ったのではなく弟を救っていたんだと
架乃は理解したのはどこ?
凄く腑に落ちない。
どこで言葉の意味を知ってあっ…と気づいたのか。
私は父は娘を助けたと思っていたが
違うの??
内容も最後は急に一気に解決に行く展開で
疾走感はあったが、もっとじっくりと最後は終わって欲しかった。(中盤がダラダラとしてる様に感じた)
まだ続く終わり方だったので次回作に
期待します。
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【2024年26冊目】
読了後、唸りました。まっじで、面白かった。性犯罪が主題なので面白いと言ったらめちゃくちゃ不謹慎だとはわかっているし、私が奪われる側の立場に立っていたら、きっと面白いなんていう感想は出てこないとは思うんですけれども、唸るほど見事な構成だったなと。
あんまり時系列を気にせず読んでて、途中で「ん?」って思って見返しにいって「あ、違うかも」と思ってから余計に理解が進んだので、小説に書かれた文字で無駄なものなんてないんだよというのを改めて自分に言い聞かせていたりしました。
ずっと弁護士クソ野郎(と形容してしまう)にムカムカしてただけにブラックスカッとジャパンみたいな結末で良かった〜表紙になってる言葉通りで。
ページ数が残り少なくなるにつれ、本当に全部明らかになんの?!って心配になりました。結局8割くらいかな。
いや、でもめちゃくちゃ面白かった。不謹慎ですよ、でもね、ストーリーの緻密さとしては本当に好みでした。
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2日で読み終われた。
すごく面白かったが最後、メイクしてるとはいえ気付くだろとは思った。
気づかないように目を背けてるっていうのもあるがモヤモヤした
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依存症シリーズが登場人物も続いているのを知らずに『殺人依存症』の次にこれを読んでしまいました。1作目に較べるとグロさは抑えられていて割と淡々と話が進むところがかえって不気味です。最後の50ページ位からはなんだかすごかった。しかし性犯罪者や悪徳弁護士が胸くそなので私刑なんか絶対にダメと言いきれない気持ちに傾いてしまいます。
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表紙のとおり、「目には目を、歯には歯を。同じ地獄をお前にも」ですね。
簡単に殺さなくなった分主人公が成長しているのか???
あいかわらずさらさら読める。相変わらず★×5にしてはいけない感満載。
あと、毎回叙述トリックがあるけどミステリーじゃないよね~
叙述トリック自体には力を入れなくなっていっている印象。
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読んでて辛くなる。
シリーズものと知らないで読んでしまった。一作目から読んでみるか…どうしよう?
自分の身に同じことが起きて耐えられるかどうかを行動基準の一つにしないといけない。
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胸の悪くなる同じでした。続いてんのかな?
最初のスーツケースに遺体?入ってた話かな?
前の2冊も読んだけど、はっきり思い出せず。
まだ続きそうな終わり…。楽しみだ。