投稿元:
レビューを見る
漫画になったり新装版になったり、今とても話題なので、小学生の娘の夏休みの読書のために購入。
軍国主義の機運が高まる時期に、このような自分の頭で考えることを推奨する内容の本が出版できたことが驚き。時代背景は古いものの、内容は現代にも通じるところが多く、大人が読んで考えさせられることはないかもしれないが、子供に堂々と語れるかというとそうでもない、という絶妙なレベル。夏休みが終わって、娘はまだ読んでいないが、優先的に読ませようと思う。
投稿元:
レビューを見る
中学生向きの本を恥ずかしながらも完読
心洗われる内容でした。
とくに、雪の日の出来事〜がいせん、までは心が熱くなりました。
創刊されて80年、変わらない価値観や正義みたいなものを思い出させてくれました。
投稿元:
レビューを見る
2015.7
戦前に書かれたものとは思えない読みやすさ。そして、大人の今だから考えさせられる。いかに自分が未熟か思い知らされる。10代で読んでいたらどう思ったかな。
印象に残ったこと。
自分の心が感じたことを正直に誤魔化さずに。それから出発して、自分で考え、自分のものにする。
消費と生産。自分は消費するばっかりになっていないか。生産(貢献)しているか。
広い世界の一分子。天動説と地動説。
投稿元:
レビューを見る
漫画版が話題になっていたけど、なるほど確かにこれは子供に読ませたい内容だと思えた。
子どもだけでなく、大人もこれを読むことでハッとさせられることも多いと思う。
子どもの将来を心配してのことだが、とかく良い生活を送るには?苦労しなくて暮らすには?という正解だけを与えようとする傾向にある。
(自分含め)
これでは人生豊かになるどころか、自分の頭で考えられないロボットを作り出すようなものだなと思う。
それはおじさんの言うところの「値打ちのない」人に当たるとも言える。
貴賤に関わらず人間として立派な心持ちで生きること、何が正しくて間違っているかの自分なりの基準を持つこと、その考えに従い行動すること。
それこそが本当に大切で、教えるべきことだと思わされた。
こういった哲学的な本というのは難しいイメージがあり、大人でもなかなか読み切れるものではないけど、この本は子供向けということもあり、具体的なエピソードを交えて説明されているのでとても読みやすく、すっと内容がはいって来る。(主人公のが中学生という設定もちょうど良い)
子どもに伝えたいこともこの本なら伝えてくれそうな気がする。早速読んで欲しいけれど、活字を敬遠する息子にはやはり漫画版が良さそう。(そりゃ、売れるよな〜)
この本が戦前、軍国主義から少年少女の思想をまもるために書かれたという崇高な理念には尊敬の念を禁じ得ない。
今の子育てのトレンドで非認知能力をフォーカスしたり、リベラルアーツを見直したり、というものがあるけれど、それは何も新しいことではなく昔からある基本的な考えなんだな、と改めて思わされた。
以外、読書メモ
・想像力を養う
・常識を疑ってみる
・差別しない(他者へのリスペクト)
・探究心、探求の遂行(あきらめない)
・自分なりの考えを持つ
・人類に受け継がれた知識(学問)をまず知る
・生産者と消費者
・不屈の闘志と誇り、活動力と決断力(ナポレオン)
・信念に基づき行動する勇気
・過ちを認め、反省を活かす
投稿元:
レビューを見る
1937年出版の、小説だか問答だかわかんない体裁の本がちょっと前に話題になって、そのときは天邪鬼だから読むもんかい!なんて思っていたけれど。ブームが去った頃合に読んでみると、80年たった今でも示唆に富む叔父さんの卓見たること!
コペル君の柔らかな木の芽みたいな自我を、自分はいつ失ったんだろうなんて思ってみたり。
だんだんと大人になる中学1年生の心の機微と、古き日本の都市風景、そして子どもを教え導くことの尊さを描いた物語は、戦時下だけでなく令和の混沌とした日本だからこそ読まれるべきものだと思った!
投稿元:
レビューを見る
古い本だから現代的ではない点も多々あるけれどそれでも生きていく目印をくれる本。人と生きるってすごく難しくて素敵なことだと思わせてくれる。
投稿元:
レビューを見る
娘の本を借り、児童書だと侮り読んでみたものの、とても良い本に出合えた。
大変なときも、自分の良心のまま行動したいと思えた。
投稿元:
レビューを見る
私は道徳の教科化には反対なのですが、もし道徳の授業を行うのなら本書を教科書にするべきだと思います。
君たちはどう生きるか
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%9B%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%86%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%82%8B%E3%81%8B
「君たちはどう生きるか」2017年のコペル君とアベル君
http://yorodzu.seesaa.net/article/455442780.html
「君たちはどう生きるか」コペル君の学徒出陣
https://yorodzu.seesaa.net/article/455595240.html
投稿元:
レビューを見る
これ1冊でとても深い道徳の授業ができた。面白いのにも関わらず!
普段はしない、ページを捲っては戻り、捲っては戻りを繰り返した。それだけ何回も「自分はどう生きてるか」考え込みながら読み込んだんだなぁ。ジブリ新作が楽しみ。
投稿元:
レビューを見る
今の子供達には慣れない言葉が多くて読みたくないかも知れないけれど高学年か中学生くらいになったら読んで欲しい。
投稿元:
レビューを見る
新学期の教材で使われる可能性大だったので読み直し。
大人になってから読むと、おじさんの教育センスの高さに脱帽。
「Kill the Buddah」に近い思想が、ナポレオンの下りで登場したことに気づいたのは、自分の成長を感じられて嬉しかった。
投稿元:
レビューを見る
ポプラ社_1967年にジュニア版 吉野源三郎全集から発行された本
ナポレオンやガンダーラ地方の仏像について、主人公の中学1年生「コペルくん」に向けておじさんが話してくれた説明のなんと分かりやすいとこ。
内容は現代に通ずる話で、世界平和が脅かされている中で、ジブリがこの本を映画の題材にしたのも理解出来る。良い本に出会えた。
投稿元:
レビューを見る
コペル君が成長していく姿が、自分の中学生時代と重なって切なくなった、、、
本当に素敵な本で全人類読むべき。
浦川君の人格宿したい。
投稿元:
レビューを見る
ジブリ映画鑑賞後、読了。
映画の原作、というわけではないことに注意が必要。劇中、主人公が読んで感銘を受けていた本。
この本を読む前と読んだ後ではっきりと主人公の考え方、心持ちが変わっているため、どんな内容だったのか気になって読んでみた。
本書は、少年少女向けに倫理をわかりやすく伝えるために書かれたもの。さらに現代の子どもたちでも読みやすいように編集されているらしいので、とても読みやすい。
コペルくんの日常と、日々どんな心持ちで生きれば良いか、生きたいと思うか、そういったことを叔父さんとの会話で探っていくような内容。
ここに主人公は涙したのかな、とか考えながら読めてこういう入りも面白い。
投稿元:
レビューを見る
学生時代に何度か読もうと思ったが、結局読まずじまい。
その後、漫画化でヒットしたときに買って読んだのだが、そのときはあまり自分には刺さらなかった。
宮崎駿による映画の影響で、また取り上げられ始めたので、読んでみることにする。
岩波文庫は硬い感じがあり、少しハードルが高い気がするが、今回読んだポプラ社のやつは漢字にふりがなも振ってあり、子どもでも読むことができる気がする。
それにしても、自分はいい歳になったが、おじさんのような手紙でコペル君みたいな子を諭すことは到底できないなと思うとともに、今までの自分の人生が少し恥ずかしくなってしまいました(苦笑)。