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電子書籍
ロマンテックロボティクス
2023/10/07 02:53
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投稿者:美春 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「不器用な男たちの恋愛。」それぞれの道で第一線を活躍し、
生き抜いてきたプライドと信念を全うするあまり、本物の「愛」や「恋」を知らないできた。そんな二人が、信念を曲げてまで人生最大の目的のために奔走していこうとする。
時には気持ちのコントロールが上手くいかないこともあったけれど、
本人たちだけでは解決できないこと、素直に相手に気持ちが伝えられないこともでも、
いつも二人のそばで温かく見守っていてくれている良き理解者たちがいた。
みんな大人で、彼らのことを一番に思っていた。(古都親さんには部下の館花くん。碧斗さんには一色兄妹。)碧斗さんは自分誕生に嫌悪感があって、家族なんていないと思っていたけれど、実はちゃんと家族の愛があって支えられていた。一色兄妹は、口には出していないけど、碧斗さんのことを大切な家族と思っている。
いつか、蒼流のスピンオフを読んでみたいと強く思う。
描き下ろしの「GIFTED」。
この作品は、新田先生からのプレゼントだと思いました。
古都親さんと碧斗さんの間に爆誕した「夏空野くん」。彼こそが、待ちに待ったあのお方。『春を抱いていた』の最終回から3年。この上もなく打ちひしがれてズタズタになった心に、再び血が通ったように熱くなって、走馬灯のようにいろんな感情が交差していました。
最大のポイントは、夏空野くんに過去の記憶あったということ!
(これには驚きました。こんな展開想像していなかったから…。)
科学者たる古都親さんが、幼い夏空野くんの生前の話をちゃんと聞きだして、
話している夏空野くんも過去に行ったこと(同性婚法案成立)が、未来に反映され、自分の親となった二人(古都親さんと碧斗さん)が、ちゃんと愛し合って夫夫になっていることに、おそらく安堵したに違いない。次第に記憶は薄れていってしまうーー。来世での人生を全うする意味では、とても自然で大切な流れだと思いました。
すべてに於いて計算されたストーリーに感動しかありません。短いストーリーでしたが、新田先生の思いがたくさん詰まっていました。
最後の電子限定描き下ろし。一頁。
古都親さんの男らしさと、碧斗さんの可愛さが絶妙ー。最高でした。
氷のような心の碧斗さんをよくぞここまで柔らかくしてくれたと、古都親さんの愛情の深さを感じました。
BL界にたくさんの金字塔を打ち立てた新田先生。『春を抱いていた』スピンオフ最後ともいわれていたので、最後まで大切に読ませていただきました。岩城さんや香藤くん、洋介くん達とのたくさんの思い出がありますが、同じくらいに、『ロマンティックロボティクス』にも愛が満ち溢れていて、幸せをいっぱいいただました。
スピンオフを描いてくださったこと、出版するにあたりご尽力された出版関係者の方々に心より感謝しています。本当に、ありがとうございました。
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