電子書籍
環と周
2023/11/05 17:51
6人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うみうし - この投稿者のレビュー一覧を見る
とても繊細な話はよしなが先生独特の世界観。安心して読めます。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり。
時代を越えたいろいろな環と周という名前の二人の物語。
70年代編はあんまり70年代って感じしなかったなー。言われるまで現代だと思ってたw
好きなのは明治時代編。
しかしあの明るくて気遣い出来る環が悲しい最期を迎えているとは。
環母の嘆きもごもっとも…
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また会えたね
2024/01/20 20:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
環と周、この名前の登場人物が繰り返し現れる。男女だったり、男同士、女同士、年齢もそれぞれ。作者の悪戯なのかと読み進めると、最終話で仕掛けが明かされる。ホロリとさせられる。
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よしなが先生の作品にハズレなし!
と今回も言い切れる!
長編も短編も、どんな時代背景のものでも、
特殊な設定じゃなくても
心に刺さるんだもの。
作品読むたびに、こんな素晴らしい作品を生み出す方が漫画家でよかった、と思う。
絵柄も好みで、お話も素敵って、実はそう多くはないし、どの話も面白いって更に少ないもの。
本当に稀有な作家さんだと思う。
新連載って…楽しみすぎますぅ。
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面白いに決まってるじゃん。女学生の環と周の話が1番印象的だった。多くは語られなかった環の状況を考えると、切ない。
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どのストーリーもどうしようもなく切なくなって、ほぼ毎回最後は涙を浮かべてしまっていました。
でも、エピローグで本当に救われる思いになりました。
2つの名前が織りなす繫がりに、切なさの中にもなんとも形容しがたい人がもつ力みたいなものを感じました。
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「大奥」「何食べ」シーズン2放送中の秋に「何食べ」最新刊とセットで刊行されたよしながふみ最新作は連作短編。環と周の二人がさまざまな時代のさまざまな関係に転生してはであう物語。巻を措く能わず、読了即再読不可避。初出:「ココハナ」 2023年1月号、3月号、5月号、7月号、9月号、エピローグは描きおろし。
第1話(現代編)
第2話(明治時代編)
第3話(70年代編)
第4話(戦後編)
最終話(江戸時代編)
エピローグ
一話ずつの展開と余韻それぞれに味わい深く(戦後編がいちばん好みかなあ…)、そして一冊通して読んでの余韻もまたいいものだった。
風のうわさにタイトルを聞いたときは小川環樹と西周か、とあれこれ想像してたけどもちろんちがった。
刊行に合わせた著者インタビュー(読了後推奨、読み応えあり)
https://yoi.shueisha.co.jp/culture/read/5842/
来年からは芸能界を舞台にした新連載予定ということで、よしながさんこそどうかおすこやかに。
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よしなが先生の新作!
どの環と周も良かった!男と女も、友達も、上司と部下も、ご近所さんも、ぜんぶ愛だった。
集英社オンラインに掲載されてる最新インタビューもすごく良かったので、併せて読むのがおすすめ!
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劇的でロマンティック
やたらドラマチック
運命の人
どんなときでも
環さんが周さんを見つけて
やるせなさが漂うけど
現代編で
添い遂げることで
おわるのかな
戦後編で
でてきた根津さんが
人情味あってよかった
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星5つでは足りないぐらいの読み応えとさまざまな感情、感動が味わえる。喜び、哀しさ、好意。
第一話の最後から2ページ目と最終ページへの繋がり、流れ、余韻。
第二話は生きている間ももちろん人生と呼ぶけれど、亡くなった後でも人生は続いているのだなと
思わせてくれる。
第三話はあるアパートの住人たちのかけがえのない日々。日々は続くがその毎日の愛しさ、哀しさ。
そして人が人を想う時の温かさ。
第四話は元上官の人となりが巻き起こす、人々とのあたたかく、可笑しな人間ドラマ。コーヒー一杯がどれだけ人の心をなぐさめるか、というところも共感する。
第五話は第一話から第四話とは違う痛切な哀しさを読後感に感じた。
雑誌掲載時はこれで終わったのだろうか?
読者はどう味わったのだろうか。
エピローグがあり、ホッとした。
そしてまた確認のため第一話から第五話まで読み返した。
やっぱりよしながふみさんはすごい。
「この人と同じ時代に生まれて良かった」と目にするが、本当にこの人と同じ時代に生きている喜び、幸せを感じる。
『愛すべき娘たち』と同じく、大切な一冊になる。
来年からの新連載も楽しみ。
どんな話を、絵を紡いでくれるのだろうか。
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読み始めは、『環』と『周』という名前の人たちが様々な時代に、夫婦や友人、先輩後輩などなど、立場を変えて出てくる短編集かと思った。
が、最終章の最後の最後の一言で全てが覆される。
今まで読んでいた『環』と『周』の物語の意味を知らされる。
また、エピローグが良いし、1話の最後の台詞も感慨深い。
繰り返し読みたい。
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よしながふみさんの本は久しぶりに買った
よしながさんらしいフックが仕掛けられ、
案の定、読みながら揺さぶられる
運命のひと、という、もはや
安売りに出された言葉ではくくれない関係
どの時代においてもめぐりあうふたり
恋愛だけでは語れないもの
いま、わたしのまわりにいる愛おしいひとたちは
そのむかし再会を約束して(しなくとも)
今世にきたひとたちなのか?だといい
そして命を終えた少し先の未来でまた
巡り会えることもあるのかもしれない
最期の日=新しい旅のはじまり
そう捉えたくなるような物語が綴られていた
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素晴らしかった。
大奥、きのう何食べた? などの作品も大変好きだが、そろそろよしなが氏のこういう作品を読みたいと思っていたので、本当に嬉しい。
年末に堪能させていただいた。
こういう作品、がうまく伝わるといいんだけど。
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江戸時代、明治時代、昭和、平成と時代を超えて描かれる「環と周」の物語。
夫婦だったり、女友達だったり、ご近所さんだったり、上官と兵隊だったり、時代と形は違えど、互いに大切な存在である二人の関係。
どの話も哀しくて切なくて優しさに溢れている。「環と周」の因縁が明らかになる最後の江戸時代編では、全ての物語が一つに繋がっていく。
愛する人が亡くなっても残る思い、未来永劫繋がっていく縁の物語は心に温かなものを残してくれました。
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すごく面白かった。
あらゆる時代軸にてさまざまな関係性で織りなされる環と周の強い結びつきに心揺さぶられました。
明治時代編の友情の話、70年代の子育ての話、戦後編の恩人の話を読み、家族や恋愛でなくとも特別な絆はあると思い直しました。
この漫画で一番好きなのが、江戸時代編の環と周が愛と言う名の執着や呪いのような縁を結ぶことになった悲恋、死別という結末です。ここから環と周の繋がりは永遠になったのでしょう。
現代編の、決してドラマチックでないけれど温かな家庭がよしながふみ先生らしいリアルな描写でよかったです。
短編なのにここまで全ての話、登場人物が心に残るのは流石よしながふみ先生としか言いようがない。