投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
装丁がオシャレです。何か怖い生き物が出てくるわけでもないのに、人間心理を描くだけでこんなに怖い話が描けるのか、と脱帽。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
精神的にジンワリと来る、イヤ~な感じの短編集。
選択肢は二つ、でも、結局どちらを選んでも
幸せになれなかったことを確認してしまう
「夏の終わり」が一番キツイ。
それにしても、装丁が凝ってて素敵( 人´∀`)♪
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
男女の嫉妬・欲望・打算にまつわる短編が集まっているようだ。
好きなシーンは「目」の中の,「春は自分の顔を夫の肩と敷布の間にうずめると… そのまま声一つあげぬのが常であった。」という部分。ストーリーと強く関わってくる部分ではないけれど,貞節な女の表現のしかたとして関心した。そしてそういうのいいなあと思った。
それによく考えるとこの本に収められている男女の短編の中で,ノーマルに愛し合っている状態をあらわす数少ないシーンの一つでもあった。このあと事件が起こり二人の関係は歪みだしてしまう。この他には,「ロウソク」の中のろうそく以後と「きずな」の事故以前だけ。