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なんというか、すごく、すごく良い読後感。
グッドナイト書店の心地良い空間。
そんな場所に立ち寄って、居座ってみたいものだ。
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なんだろう、文字を追っているうちに気づいたらその街の景色や情景が浮かんでくる。
そして、登場人物の表情や心境が胸に突き刺さってくる。
読んでいて心が温まる小説だ。文章が優しい。
こんな本屋があったらなあ。
そしてこんな隣人が現れたらなあ。
人はその言葉と表情が一致せず、だからこそ、言葉を聞かず表情を読まなければならない。
ひとりでいるときのほうがよく見えるものがあり、寂しさから学ぶことは思うより悪くない。期待するものが少ないほど、生活は穏やかに流れていくから、心から望むものが生まれるのはつらいことだ。
人生はそんなに長くない。今から苦労しなくても、いずれ僕たちもこの世を去ることになる。だからそれまでは、どうか幸せでありますように。
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すごく暖かい小説。メタファーが少ない本でこんなに虜になれるのは久しぶり。著者の感性豊かさから、情景描写がリアルに伝わってくる。韓国行きたくなった。韓国の田舎に行きたい。
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架空の慧川という村を舞台に,グッドナイト書店の店主ウンソプとクルミハウスにやってきたへウォンの二人と周りの人に起こった様々な出来事がユーモラスにそして温もりを持って描かれる.慧川に降る雪,わーと鳴くキロジカ,居座る寒波に凍りつくクルミハウス溢れ出てくる文章の瑞々しさ,目の前に浮かんでくるようだ.
ウンソプのブログ書店日誌がまた面白く,こんな本があれば読んでみたいものばかり.本屋さんの努力も応援したくなる.
とにかく,何もかも素晴らしい本だ.翻訳も表紙も言わずもがなです.そしてウンソプさん,大好きです.
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途中まではなかなか面白くならないな~と思っていたけど、段々と話にハマっていった♪江原道彗川の北峴里の叔母の家に帰ってきたヘウォンは隣の家が書店になっているのに気が付いた。「グッドナイト書店」。こんな田舎に書店なんて、ソウルでさえ小さな書店は長続きしないものだ。ウンソプは田んぼスケート場からヘウォンの姿を見つけた。今年も帰ってこないのだろうなと思っていたが。ペンション「クルミハウス」への道をヘウォンは登っていく。彼女が叔母に引き取られて来たのは十五歳の時だった。昔祖母が運営していた時の名前は「北峴民泊」だったが、叔母の茶色の犬の名前のクルミがそのままペンションの名前になった。
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誰かの日常を覗いているような感覚。
ずっと雪景色の中にある「グッドナイトブックス」の情景を思い描いて読んでいた。
どこにでもあるだろう
だれにでも起きている
日常にみかける出来事が
なんでこんなに大切な物語に感じるんだろう。
ドラマや音楽でのKエンタメのメロドラマ的なイメージやショーアップされた印象が強くて
今まで手に取る機会がなかったけど
初めての小説がこの本でよかった。
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余韻がいつまでも残る!心の書棚の本が増えた。
翻訳が、丁寧な表現の原文のひとつひとつを大切に伝えてくれている、至高な作品だ。
物語も、ドラマティックでは無いのに、登場人物ひとりひとりのエピソードが深く染みる。メッセージ性もあり、忘れられない。
作家の人柄が出ているのかも知れない。ひとつひとつ、ひとりひとり、それぞれ、あれこれ…どれも丁寧な、一方的な目線でない表現、荒削りな表現は無く、作家が読み手の側で作品に連れて行ってくれる…そんな読書時間だった。
凄い作家だ!もっと読みたい。
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少し難しかったし、韓国女性の面倒くささは嫌だったけど、他国のヒーリング的な感じは良かった。旦那さんと付き合い始めた頃を思い出した。感謝を忘れてるよなあ。反省。そういう意味では読んでふりかえられて良かった。
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ドラマを既に観ていたので、パクミニョンでありソガンジュンの世界ではあるのだけど、ゆったりと時間が流れるグッドナイト書房の世界観はドラマも原作本も同じ。
この世界観がかなり好きで、これからの冬の季節にまさにぴったり。