神に愛されていた
2024/02/06 17:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:すずらん - この投稿者のレビュー一覧を見る
書店で表紙買いしましたが、気がついたら一気読みしていました。
切なくて鳥肌ものの傑作です!何度も読み直したいと思います。
2023年のおすすめ本
2023/12/29 11:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Miho - この投稿者のレビュー一覧を見る
こんなにも儚く破滅的なのに美しい物語だった。
書く事で自分の存在意義を求め続けた作家達の光と闇
涙が止まらなかったし、ずっと心が揺れていた。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:maxim03 - この投稿者のレビュー一覧を見る
愛、嫉妬、絶望、希望
読みやすくて一気読みしました。
読了後タイトルがジーンと響きました。
ありがとうございました。
投稿元:
レビューを見る
雨が誰かは序盤ですぐに分かったけど人間関係って難しいよね、うまく噛み合うことの方が珍しいけど、ここまで拗れてしまったのも寂しいね
投稿元:
レビューを見る
読んだことないけど
ちょっと気になってた作家さん
たぶんそんなに好みじゃないよな~
と思いながら読み出したけど
結構おもしろかった
キャハハのほうが
もっとイラッとさせられるやつでもよかった
そしたらもっと「すまんかった…」
って思っただろうな
いやでも充分、なんじゃオマエは!なんだけど
だからといって
主人公が肩入れしたくなるほど
いい奴かというとそんなこともないんだが
でもおもしろかった
実はあの日あの時、お互いこう思ってた
って種明かしする話は割りと好き
人と人の気持ちのすれ違い、おもしろい
他のも読んでみようかなと思ったし
おもしろかったから
星は4つ
投稿元:
レビューを見る
苦しくなるけど、素晴らしい話だった。
色々語りたい事はあるけれど、小説家の大変さが
とても伝わりそれでも書きたいと思えることに
とても尊敬をする。
どんな結末だったにしろ、天音は幸せなだったんじゃないかなと思う。
投稿元:
レビューを見る
主人公と天音がお互いに抱いている感情が異常なほど固執していて、悪い意味でも、いい意味でもこんなに人を想う事ってあるんだろうか と読んでいてとても面白く感じた。
作中の主人公は自分の恵まれない状況に絶望していたけれど、読み終えた時 友人や恋人、周りの人達から想われて支えられて幸せ者だなと羨ましくなった。
投稿元:
レビューを見る
※
もし命の期限を変えてしまうほど衝撃を
受ける小説に出会ったなら、その作者を
神だと思ってしまうのかもしれない。
恋も愛も超えた憧れは、神への崇拝にも
似ていて、その高すぎる純度ゆえに人を
盲目なまでに献身的にさせて狂わせてしまう。
でも想いが深くて強すぎるために、
緊張と興奮でうまく伝えられず、
思えば思うほど空回りしては誤解を生み、
どんどん絡まっていく様子はもどかしくて
仕方がない。
才能への嫉妬や羨望、足掻いても届かない
ことへの絶望もそこに登場人物が本当に
生きているかの様に生々しく思える。
希望と絶望、愛と憎しみ、そして光と闇。
真逆の対比が鮮烈でした。
投稿元:
レビューを見る
小説家は大変だなと思った。2人とも才能ある天才だが、それでも嫉妬などはあるのだなと思った。
でも、天音の思惑や雨の正体は少し予想ができてしまった。
すごく驚きがあるという感じではなかったが、小説としては面白かったです。
投稿元:
レビューを見る
前半読んでて後半はこんな感じかなと
予測してたら笑
まあ嫉妬や毒みたいなダークなお話は面白い。
文庫で充分かな。
もう単行本の購入はやめるか笑
さあ次!
投稿元:
レビューを見る
スラスラと読めた。冴理目線と天音目線で構成されていて、ここも伏線だったのかと驚く場面が多かった。タイトルの神は天音、天音にとっての神は冴理。最終的にはみんな愛されていたという展開も良かった。
投稿元:
レビューを見る
嫉妬と羨望…
あまりにも切なくて苦しくて、それなのに読む手が止まらなくなる…そんな作品でした。
誰かと比べて落ち込んだり嫉妬したり…そんな自分が嫌になったり…人の心の中を余すところなく表現してくれているからこそ苦しかった。
そして光と影はいつだって対であるはずなのに一度走り出したドス黒い気持ちは誰にも止める事ができないのかと。
何より作中で描かれた愛の形は様々で、その描写が美しくもあり、切なさを増殖させた。
読了後、この胸の中にある気持ちを吐き出さずにはいられない…そんな作品でした。
投稿元:
レビューを見る
読み終えてしまいました。
一語一語、大切に受け取りました。私自身もささやかながら生み出すおしごとをしていて良かったとおもいます。だって...この小説を読んだ後に残る色んな色の感情を形にできるのだから。
あとがきを読んだ後、深く息をし、サインを指でなぞりました。
投稿元:
レビューを見る
怖いぐらいの愛。
キャラクターが濃い。
どの人物も好きなものは好きだとわかっている。
小説を書くことの苦しみ。嫉妬。
光と闇。
惹かれているのに殺したいほど憎んでいる。
小説を書いてもらう為なら、殺しも厭わない。
もう少し分かり合えていたなら、もっとずっと幸せになっていたのにと思ってしまう。
物を作り出す人は、狂っているほどのエネルギーが必要なのかもしれないと思った。
投稿元:
レビューを見る
前半は独白調の純文学かと思い、帯のミステリーという売り文句に首を傾げながらも、木爾さんの上品で丁寧な文章表現に引き込まれながら読み進めました。後半になり一気に展開が加速し、ミステリーとしての一面を覗かせてからは、一気に読み終わってしまいました。
小説を通して、1人は絶望をそこにぶつけることで救いを求め、もう1人は希望を見出して救われる。2人は反対を向いているようで、実は近いところで息をしているのだと感じました。
作家が主人公の話を読むと、いつもその本を書いた作者さんと主人公がどこまで重なるのか気になります。ともあれ、この本を書いた木爾さんは今後も注目したい作家さんだな、と感じました。