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おとなになるってどんなこと
他の人が自分にどれだけの時間を使ってくれているのか、気持ちをかけてくれてるのか
それが分かって、感謝できて、自分だけの世界じゃなくなること
そんな本質的なこと、でとどまれなくて
無理をして、いろんな役割に応えて、無理をして
また改めてこどもの自由さを取り戻していく
ハワイ島で感じたことと近いことが書いてあった
おとなになったからこそ、取り戻せる自由さ
自由さを忘れなければ、エネルギーはまた満ちていく
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誰かが自分のために生きている時間を割いてくれている。
そんな誰かが自分にはいる。
と理解できたら、大人の階段を数段飛ばしで昇ったような気持ちになりますよ。
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さっと1時間くらいで読めました。
ただ、もっとじっくりかけて噛み締めながら読んだ方がいいかもしれません。
最初の2章くらいは自分のなかにも府に落ちる部分が沢山ありました。
だけどまだ自分の中でもぼんやりとしてんかりにくい部分があって。
多分自分はその点について苦労したことがないんでしょうね。今まで壁にぶち当たってないからその点について深く考えたことがなくて輪郭線がぼんやりしてる。
簡単な言葉だからこそ意識しないとさらっと読み飛ばしちゃう。
ばななさんの本は実は読んだことがないのだけれど、ある種の孤独感が漂ってるのかなー。
一歩引いた目線で物事を捉えられる人なんだなあと感じました。
私も自立ってなんだろうって考えることがあって、ばななさんと同じ考えです。
経験値を増やしていって、自分で決断できるようになる。
誰にも、どこにも言い訳を作らない
そんな姿はかっこいいなぁって思うんです。
気づけば年齢だけ重ねていってる自分に、本当の意味での大人ってどんなだろうって考えさせてくれる
楔になってくれる本です。
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新書版だけれど、ページの下3分の1は挿絵スペースで行間もたっぷりしていて、気楽に読み終えられる。
全体を貫くメッセージをひとことにまとめると「大人になんかならなくっていい、ただ自分になっていってください」(まえがきより)
勉強、友だち、「普通」、死、年をとること、生きることの意味など、自分が子ども〜若かったときの経験をふりかえりながら語られる、お説教や叱咤激励ではなく、ちょっと安心させてくれるお守りのようなメッセージ。
学校がおもしろくない、周りからはみ出しちゃう、ちゃんと大人になれるか心配…そういったタイプの子どもにとって励みになりそうな内容。自殺が近づいてきたらどうしたらいいか、ということまで書いてあって、ほんとにお守り代わりに子どもの手の届くところにいつもおいておきたいと思った。
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大阪から単身赴任先の関東に帰る新幹線に。週刊ダイアモンドのマイナンバー特集と迷ったけど、疲れそうなのでこの本をチョイス。
著者が自分の体験に基づいて、「おとなになるってこういうことだよね。」と緩く記述していく。
自分を支えてくれている周囲の人に感謝することができた時、おとなになったと実感したと著者は言っている。子どもにはこれが出来ない。自分も反省してみるけど、30歳にもなって微妙だと思った。
また、生きる上で重要なエネルギーを「愛」と表現しており、幼少期に両親が子どもに向ける「愛」尽きないもは、その子の大事な財産になると言っている。「愛」は貯金でき、しかも与える方にも貯まる。
「大きな木」という絵本があって、木がある少年に尽くし、木には何も残らなくなるって話だけど、実は木からしても少年に与えることで生きるエネルギーを貰っていたのかもしれない。
もうすぐ子どもが生まれる。いい本を読んだ。
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自分をチューニングするための、「これを読むとフラットになれる」っていう本を持っておくことの大切さ。
辛かったことは辛かったこととして、そこをひっくるめた上での自分なんだよなぁ、、と電車で泣きそうになりながら思うのでした。
引用した文は強い実感(共感)から響いた言葉たち。
読み返したら変わっていったりするのだろうか、そのときどきで響く言葉が?
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大人とは人に頼らず、個人として互いを大切にできること。
「人とは違う生き方を認めていける社会」の大切さを強調されているように感じた。
共感できる部分と、なるほどいろんな考え方があるのだなと新鮮な部分があった。
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大人になるとかんじた瞬間や、エピソードが短い文章の中に、ギュっと凝縮れていた。
読みやすいけれどあとになってからジワジワ心にしみてきました。
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例えば、介護の仕事が得意で、自分は高齢者のお世話については群を抜いていて、周りの人望も厚いという人がいるとします。その人に「私生活はどうなの?」と聞いた時に、仕事が充実していて忙しいし、私にはおじいさんおばあさんがいるからいいのだと。結局、何かひとつのことに特化した人というのは、応用がきかなくなってしまうんです。極端なことを言うと、おじいさんおばあさんとは楽しく話せるけれど、同世代の異性とは口がきけないとか。(p.118)
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やっぱりばななさんの子どもに向けた文章はとてもいいです…!次クラスを持つことがあったら学級文庫に忍ばせます。
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辛いことは必ず自分の土台になる。
はみだしてしまうからこそ、どんどん突き進めるし、極められる。
自分の将来にとって必要な勉強だったら、自分で面白く学べるように工夫をしなくてはいけない。
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「読んだら自分をとり戻せるお守りのような本を作りたかった」と著者の言葉通り、私にとってお守りのような本になりました。ばななさんの優しい言葉がすっと心に入ってきて、自分だったらこの場合どうだろう?と考えたり、自分と向き合うことができる本です。
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図書館で借りた本。
子供にも読めるように(たぶん)文字が大きくて、少ないので、あっという間に読み終わりました。
子供にどうかと思って借りた本でしたが、結局子供は読まず、自分だけで読みました。
しかし、今の自分にはあまり心に響いてきませんでした。
子供には響いたかもしれね。
だから余計に子供に紹介出来なかったことを残念に思います。
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2015年の39冊目です。
「大人にならなくてもいい、自分になれれば」と書かれています。これを読んだ若者が、何か確信めいたものを手に入れれれるのかは、私にはもうわかりません。
とても大切なことが書かれているような気もするし、何か腑に落ちないと感じる気持ちもある。
著者のように「大人になった瞬間」が自覚できている人には、その意味が分かるのかもしれません。
自分を振り返ってみても、昔に比べて、忍耐強くなったし、つまらないことをしなくなった。
これは、大人になったと捉えることも長い人生の中の後半期ではあるかもしれないが、老いたということかもしれない。
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よしもとばななは小説を読み始めるきっかけをくれた作家さんで、彼女の作風を風変りとかスピリチュアル的などと表したりする人もいるけど、この本読むとやっぱり間違いない作家さんだよなぁと思う。
物事の本質がわかってないと、あのような小説(過去のもの)はかけない。あと、難しく書くより、簡単にシンプルに書くことの方が技量がいることも知っている。
読みやすい本なので、中学生とか高校生とかがたまたま手にして救われるなんてことがあればいいなぁと思う一冊。特に惹かれない人は触らず読まずでいい。
たまたま買った翌日に友達からプレゼントされた本でもある。
違和感を突き詰めることは、タブーではないし、この日本でそれをしようとすると風変りとかマイノリティ扱いされちゃうけど、気にせず容認してくれる社会がどこかにあることを知らせたい、そんな一冊。