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前作で結の母親と北原先生の関係が曖昧な感じでしたが、そんな過去があったとは…本当にお人好しと言うか。暁海との夫婦関係も契約結婚みたいな感じではあったけれど、歪でも長年過ごしてきた時間はまぎれもない夫婦だったと思います。
そして、そんな結も国際結婚の壁が幸せを阻むなんて…国の違いがこんなにも大きな問題だとは思いませんでした。それでも、ポジティブな結は凄いです。
ちょっとビターな感じではありましたが、とても穏やかな読了感でした。
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感想
傷を抱えた煌めき。幸せを求めてもがけば棘が刺さる。けれども人には治癒能力が備わっている。それでもダメなら。助けてくれる人がいる。
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良質な「おかわり」。
あの世界を補完&深化するエピソード達。
若干出来過ぎというか報われすぎ?な節もあるけど。
個性的で魅力的なキャラ達とそのユニークで芯のある信念と行動が読ませる。
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汝、星の如くのスピンオフと言うより、対の2冊だと捉えています。汝だけでも素晴らしいですが、星を編むを読むことでそれぞれの人物像に深みが増して、この2冊のストーリーがより一層輝きます。何度も何度も胸に刺さってくる一冊。
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どの短編も素敵。前作もより好きになるし、登場人物たちがより解像度が増して、一層愛おしいくなった。
相変わらず言葉の使い方が丁寧で、男と女、結婚制度、愛のあり方、考えさせられることばかり。
自分の人生の手綱は自分で握る、離さない。
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汝、星の如く
それぞれ生きている人生があの夜の涙に戻って行くような読後感
本編をもう一度読みたくなりました
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更にこの物語を堪能したいなら、前作「汝、星のごとく」を再読してほしい。そうでなくても本当に素敵な物語の世界を又みせてくれた凪良ゆうさんはすごい!北原先生の過去と年を重ねる北原夫妻やその周りの家族が知れた…と感慨深い気持ちになる。編集者の努力と情熱が、櫂達の生きた証を作りあげてくれた。一気読みだよ、この物語は。最高!
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『汝、星のごとく』のスピンオフ3編、編集者2人の奮闘を描くどのお話もわくわくドキドキのお話です。前作以上の感動の連続、『汝、星のごとく』のファンなら絶対におすすめです。
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文学書評
読書レベル 初級〜中級
ボリューム 285頁
ストーリー ★★★★★★!
読みやすさ ★★★★★
ハマリ度 ★★★★★
世界観 ★★★★★★!
知識・教養 ★★★★★
読後の余韻 ★★★★★★!
一言感想:
「汝、星のごとく」が大好きな方にオススメの作品です!
※本編「汝、星のごとく」を読んでから、こちらの続編を読んだ方が良いです
人にオススメしたい本No.1の作品です(Myランキング2023)。もちろん、「汝、星のごとく」とセットで!
凪良ゆう先生の描く本作品の物語は、登場人物が本当に個性的で魅力的な事に加えて、人間の感情の描き方が透き通っています、ほんとに。良いところも悪いところも憎いところも悲しいところも、読者である私は素直に受け止めることができてしまう。だからこそ、物語の世界に入り込みやすく、感情が揺さぶられました。
このような作品に出会えるので読書はやめられません。素晴らしい著書との出会いに感謝です。
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文庫本の方が荷物にならないし手軽に読めるんだけど、
やっぱり私は単行本の方が好きだ。
美しい装丁に読むことの幸福感が増す。
この本を手に取って改めてそう感じた。
曖昧な記憶をたどりたどり読み進めたけど
なんて素敵なんだろう。
人にはいろんな背景がある。
とても良かった。
前作をもう一度読みたくなった。
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2023/11/08リクエスト 12
『汝、星のごとく』を未読のため、読んでから、またこちらも読もうかと思う。
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#星を編む #読了
またこの物語に浸ることできて幸せな読書時間だった。
たとえ順風満帆でない人生であったとしても、
より一層、『汝、星のごとく』の登場人物たちを愛おしく、羨ましく、憧れてしまった。
#凪良ゆう
#読書
#読書感想文
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中編3本すべて待ち切れずに小説現代で読みました。
「汝、星のごとく」から続くヒリヒリ感。
「春に翔ぶ」もやっぱり魂が削られる感じで、シンドイ、、、だけどその先が知りたくてどんどんページが進む。「星を編む」も本が出来上がるまでのあれやこれやがハードモード。「波を渡る」でゆっくり着地出来ました。
「汝、星のごとく」を読んでから、どっぷり沼にハマっていたので、終わってしまって嬉しいけど淋しい。
必読!2冊で一つの物語です!
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人との関係はそれぞれ。
前作を裏切らない、こうなってよかったと思える作品。
相手を大切に想うがゆえのすれ違いなど、もどかしさとあたたかさを感じた。
心に染みる言葉が多すぎて、うまくまとめられないけれど…
『与えられる「恵み」が、きみの望む「恵み」だとは限りません』
『喧嘩なんて時間と労力の無駄。いやな気分になるだけで、何も得るものがない。ただでさえ忙しくて疲れがたまるんだから、家ではリラックスできる場にしようね。』
理解しあえていたと思っていたり、完璧だと見えていたとしても永遠はないし、いい意味でも悪い意味でも人は変わる。
セックスレスについて…
『離婚の理由になる。』『夫婦間でもレイプは成立する。』『パートナーへの虐待』など、言葉にすると納得できるものばかり。
最後に…
『血縁関係でなくとも、家族でなくとも、わたしたちにとって《つながる》とは…』
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『汝、星のごとく』は、この作品を読んでこそ完成すると思う!
汝で謎だった部分にはこんなお話があってこんな思いがあったということ、そしてこれからも続いていく暁海たちの人生の行方。
汝ファンなら間違いなく、これを読みたかった!と思える作品。
北原先生の話は、『汝〜』で書いてしまうと暁海と櫂の話なのに焦点がぶれてしまう、ということで描かれなかったらしく、当時から編集者さんはこの本を出すことを画策されていたみたい。
凪良さん自身は続編を書くことに抵抗があったようだけど、本当にいい作品になっていると思います!