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人との関係はそれぞれ。
前作を裏切らない、こうなってよかったと思える作品。
相手を大切に想うがゆえのすれ違いなど、もどかしさとあたたかさを感じた。
心に染みる言葉が多すぎて、うまくまとめられないけれど…
『与えられる「恵み」が、きみの望む「恵み」だとは限りません』
『喧嘩なんて時間と労力の無駄。いやな気分になるだけで、何も得るものがない。ただでさえ忙しくて疲れがたまるんだから、家ではリラックスできる場にしようね。』
理解しあえていたと思っていたり、完璧だと見えていたとしても永遠はないし、いい意味でも悪い意味でも人は変わる。
セックスレスについて…
『離婚の理由になる。』『夫婦間でもレイプは成立する。』『パートナーへの虐待』など、言葉にすると納得できるものばかり。
最後に…
『血縁関係でなくとも、家族でなくとも、わたしたちにとって《つながる》とは…』
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読み返してから読めばよかったなと思うほどうっすらとした記憶で、読み進めるうちにそうだったそうだったが多かった。あのまま完結でもよかったような気もするし、こうしてスピンオフという形で北原先生やみんなに会えたのはよかったような気もするし少し複雑だったけど、やはり凪良さんの描く言葉たちは攻撃的なような救いでもあるようなそのちょうどいい狭間で読み手もドキドキしながらブッ刺さる
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暁海と櫂を支えた北原先生の秘められた過去、櫂の理解者で在り続けた植木&二階堂の後日譚、さらに暁海本人と北村先生視点で描かれる後日譚、計3つの中編からなる「汝、星のごとく」のスピンオフ。スピンオフと称したものの、3つ目は実質続編といえるもの。
脇役の過去、未来にスポットライトを当てて、前作のストーリーを補完し、彼らのその後を描いてきちんと幕を下ろしてくれました。完成度が高かった前作の続きを書くとなると、蛇足になり得るリスクもあったでしょうが、今作があって「汝、星のごとく」が仕上がったんだなと感じる素晴らしい内容でした。
個人的にその仕上がりを成立させたのは、骨太な人物描写にあると感じてます。背景を掘り下げてもそれに耐えうるだけの強度と魅力が人物にあったからこそかなと。個人的には北原先生の話が気に入ってます。前作では男女間の修羅場にも動じない姿で櫂に一目置かれた彼でしたが、あんな過去を経験していれば肝も据わるよね、と納得。
そして、ところどころで目を引く言葉の数々。主要人物たちも人生の折り返し地点を過ぎた年齢だからでしょうか、含蓄のある表現が所々を飾ってました。人生の酸いも甘いも経験した彼らが語るものだから、説得力も相まって印象深かったです。
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さすが凪良ゆう!
最初から「星を編む」ありきの「汝、星の如く」だったのでしょうか?
「汝、星の如く」を読んでから暫く経っているので再読したくなりました。
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櫂と暁海の物語が、思い出すだけでも泣けてくるくらい本当に良かったので、期待し過ぎないように、でも期待して読み始めました。
そして読み終えて、期待以上でした。
はじめの北原先生の物語。
お金のある無しに関わらず、親に翻弄される人達。ここまでではないにしろ人の子ならば、どうしても翻弄されずにはいられない気持ち、分かるような気がします。凄く苦しくて辛くて、時々北原先生の怒りみたいなものを感じました。この北原先生の物語があっての「汝、星のごとく」かと思うと凪良ゆうさんの偉大さを感じました。
二つ目の二人の編集者の物語。
同じように仕事に情熱を持ち、成果を上げる男女の対比が興味深かった。一方は専業主婦に支えられ子供も二人いる。一方は、結婚はしたものの子供もが欲しいと離婚される。若干女性の生き辛さを強めに感じたが、誰を責めるでもなく、色んな立場の人が望むように生きているって思った。
三つ目、最後の物語。
最高でした!
他人基準じゃなく自分基準で生きる人達。その中心に北原先生。一見、自分を投げ出し他人の犠牲になっているだけのように思えたのに…。
一気に読み、読み終えてホッとしました。
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本編が素晴らしかっただけに期待半分、不安半分といった感じで恐る恐る読み始めたが、スピンオフとして最高でした。
世界観
壊さず新しい驚きまで!
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あーやっぱり涙が出てしまう。
私普段は入り込むタイプだと思ってるんだけど、この方の本は引きずり込まれるというか、なんか引力がすごい。
最初の1文ですっかり取り込まれてしまう。
自分に戻るのにまだ時間がかかりそう。
どう感想を述べたらいいんだろうね。
でもこの物語はハッピーエンドだ。
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発売直後にサイン本を手に入れてから読むまでに随分と時間がかかってしまったが、読み始めると一瞬で駆け抜けてしまうのが凪良ゆうの小説だ。
一年ぶりに浴びた『汝、星のごとく』の世界は記憶が少しあやふやになっているところもあったが、それも読み進めていくと徐々に蘇ってくる。「春に翔ぶ」で島に移り住む前の北原先生の人生と娘の結との出会いから始まり、表題の「星を編む」ではかつての櫂の編集者たちによる一世一代の挑戦、そして最後の「波を渡る」では櫂の死後の暁海が歩んだゆっくりとした人生を紡いでいる。
前作の『汝、星のごとく』ではあまりフォーカスされなかった北原先生の過去や彼の人となりが知ることができる一冊で、彼のことがより一層好きになった。彼がどうしてあんなにも親身に暁海と櫂を見守ってくれていたのか、暁海と結婚してからも彼女が櫂に会いに行くように背中を押したのか。彼は二人を助けると同時に、自分自身のことを救っていたのだと本作で知ることができた。「波を渡る」で描かれる彼と暁海の夫婦生活や小さなすれ違いによる言い争い(と呼ぶほどではない、話し合い?)は激しい恋愛のもとになされた結婚ではないからこその温度感であり、その会話がなんとも面白い。結が二人の関係を羨ましがるのも頷ける。
そして表題にもなっている植木さんと二階堂さんのお話もとてもよい。他二つとは違い、都会でのお話だからか、展開自体にもスピード感があり、お仕事小説を読んでいるようにも思えた。夫婦の在り方、仕事を頑張る女性、妊娠出産などなど…現代らしいテーマが散りばめられている中でも二人の櫂に対する誠実な行動が心を打つ。そして二人の間の空気が悪くなっても、すぐに元通りにできるところがいいなぁと思った。
本作では櫂が一度も出てこない。ただ、多くの場面で櫂は存在していた。彼が確かに生きていて、作品を残し、多くの人に愛されていたのだと他の人の人生を通して知ることができたのが何よりも救いだったと思う。
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北原先生の過去を知れて、北原先生のことが前作の時よりももっと好きになった。
どんな感情でも時間とともに変化して行く事もあれば、ふとした時にひき戻されることもある。
汝、星のごとく、、、もう一度読んだらまた違う一面が見えてきそう。
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「汝、星のごとく」から「星を編む」へ。とても素敵な言葉に紡がれ、温かい気持ちになれた。なんて素敵な登場人物たち。数年後、再読したい。
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一年の最後にふさわしい本でした、、人にはそれぞれの人生があって幸せの形もある。そうか、幸せだったのかもね、、というのが本当の幸せなのかも。
やっぱり瞳子さんがいいです。「いかに自分らしく生きたか、最後に残るのはそれだけよ」と、、自分もまだまだだなって。
いい本に出会えたことに感謝。
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前作のほうが好きだった。一度きりの人生、時間を巻き戻すこともできない。正解はないから後悔のない選択をしていきたい。悩んでいても時間は過ぎていくだけだから、決めたらすぐに行動するのが大切だと思った。結婚や子どもは自分1人でできることじゃないから難しいなと思った。
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前作、「汝、星のごとく」を読んでから間が空きすぎて、話をほとんど忘れて…登場人物もあやふやなまま読んだので面白さは半減した。こういう続編はなかなか難しい。
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汝、星のごとくのスピンオフ。前作が本当に良かったので続編も大変良かった。北原先生の過去や編集者2人の物語は汝、星のごとくでは触れられていなかったので過去と未来にはこんな物語があったのだと感動した。最後の暁海と北原先生の物語は2人だけの美しい物語があった。2人の関係は確かに他人に注目される関係だろう。でも2人が幸せならそれは良い。この関係は流浪の月の2人にも少し似てるところもあるのかな〜と思ったりも。
感動する作品だったがやはり暁海と櫂の物語を超えるものはないと思ったので★は一つ落とした。スピンオフを読んでまた映像化して欲しいと改めて思った。
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2度目となる本屋大賞受賞作「汝、星のごとく」の続編スピンオフ中編3本
凪良ゆうさんの作品が、大好きです。それぞれのキャラクターは自分自身をしっかり生きているし、繊細な心理描写によってとても惹き込まれます。
「汝、星のごとく」読了から1年ぶりに今回の「星を編む」を読みました。少し期間が空いたので最初はあれっどうだったっけと記憶を遡りましたが、前作と共にもう一度堪能することができてほんとよかった〜。
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己の未熟さというものは、いつも他者との対峙から教えられる。
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