投稿元:
レビューを見る
あいまいだったり真剣だったりする、かわいらしい人々の生きている様が、おいしい材料で作ったスープみたいでした。
なんてことないけど、心が温められる。
投稿元:
レビューを見る
ルイとトニーさん。2人の距離感がよかった。若い彼との色々は無くて良かったような…微妙ないい距離感の三3人をもっと見ていたかったな。
投稿元:
レビューを見る
こりゃあズルい最後だ!でもわかる。納得。
そうだよねぇって、そうなってほしいって思えるように、ストーリーと登場人物が最後まで飽きさせずに運んでくれた。
友人の勧めで読みましたが、こんな暖かさもありかなと思える本でした。
投稿元:
レビューを見る
姉さんが「最近読書ブームなんだ。これ貸してやるよ」
と差し出してきたので読んでみた。
面白かった。
スープ飲みたくなったね!
不思議な縁で2人の人と同居することになる話…
ってまとめるとちょっと語弊がありそうだが…
個性的な人物がバンバンでてきて面白かった
投稿元:
レビューを見る
映画を見た後に本屋さんに直行!
原作の方がやっぱりいいです!
特にラストは 原作の方が
深みがあって素敵です。
大好きな小説です。
投稿元:
レビューを見る
登場人物がみんな魅力的だし、何と言っても料理が美味しそう!
わたしはひねくれ者なので女性が描く『愛される女性の主人公』がたいていあまり好きになれないけど、ルイちゃんは大好きになった。
コンプレックスや毒があって、人間らしくて。
恋人でも家族でもない曖昧な関係、それでもちゃーんとみんなの真ん中に大事なものがある。こういうカタチの楽しさを、阿川さんはよく知ってるんだろうなぁ。
結論付けないラストも、これからの3人の姿を想像できて、すごく好き。
投稿元:
レビューを見る
タイトルの”スープ”に惹かれてしまい、読んでみました。
登場するスープ全て、気取りがなくて旨そー!(ホテルでの会食は除く)
あとね、お肉屋さんのハムカツとかさ、マカロニサラダとかも登場♪
スープを作るのも食べるのも好きな私にとっては
その作る過程や食べている時の風景が、匂い付きで目に浮かぶ^^
食事をしながらの3人の何気ない会話の端に
お互いへの思いやりが、湯気の様に漂っている感じの文章もいい。
スープって、からだもこころも温めてくれるから好きなんだなぁ。
阿川さんて、食べ物の事を本当に魅力的に書く人。
スプーンにご飯を乗っけて、それをスープの中に浸してから食べる
”スープごはん!”ちょっとお行儀悪いので外では禁止にしてますが
私もやってたぞ~、バンザーイ♪♪
あぁ、トニーさんみたいなオヤジ、近くにいないかな~(*v.v)。
投稿元:
レビューを見る
タイトルはとても魅力的だったのだけれども。
ちょっとつまらなかったなぁ。
最後のほうは読み飛ばしてしまいました。
映像になるとおもしろいような予感はします。
投稿元:
レビューを見る
生きてるって楽しいなぁと思えるお話。家族とか恋人とかはっきりした人間関係ではなくても、大切な人というのがありうる。
でも・・はっきりしない人間関係はやっぱり不安定さが増すので、安心するには心理的壁があるなと思います。シングルの人が増えていったら、こういう暮らし方もありなのかも。私は心のタフさをアップしないと、適応できないな。
投稿元:
レビューを見る
ルイさんがトバちゃんに宛てた最後の手紙にこの本のメッセージが詰まっていたように思います。
”人間と人間との出会いというものは、そこに恋愛感情とか特別の感情が付随しない場合でも、あるいは関わった期間がどれほど長くても短くても、それには関係なく、人生にとってかけがえのないものになる場合がある”
状況の描写が丁寧でとても上手だなあと思いました。ありありと浮かんできた。そのためにちょっと長いなあと感じてしまったりもしましたが。
多分もうちょっと大人になったらもっと理解できるんじゃないだろうか。
投稿元:
レビューを見る
見知らぬ男女が一緒に暮らす光景は非日常なのに、彼らにとっては極々普通の日常になった。そんな不思議なお話。
料理の描写が非常に上手い。空腹時に読むとつらくなるくらいです。
柔らかな文体で読みやすいので、結構なボリュームがあるにもかかわらず飽きずに読めました。
はっきりと線引きしないラストも好印象。また三人で暮らしてくれるのもたまらなく嬉しいです。
トニーさんいいですね。彼の柔らかな物腰が楽しい。ルイとトニーさんの雰囲気を康介がピリッとしめる。
ひとりじゃなくふたりじゃなく三人。三人だからこそバランスが保てる。なんとも、スープみたいな関係ですね。
投稿元:
レビューを見る
家族のスタイル、恋愛のスタイルがうまく交差している一冊。
題名は「ソープオペラ」と作中の重要な小道具である「スープ」とかけてあるのね。普通に生きていること、あがくということ・・・そんなこと全てがソープオペラということね。出てくる食べ物、特にスープが美味しそうです。
投稿元:
レビューを見る
独身彼氏なし、一緒に住んでたおばちゃんが突然の駆け落ちで独り暮らしになった主人公に、これまた突然現れた二人の男性。
自由なおじさまと勝手な若者。
三人の奇妙で愉快で美味しくて、でもちょっと寂しい生活。
脇役の肉屋の惣菜が美味しそう?
投稿元:
レビューを見る
食べ物が出てくる話に弱い。特においしそうなスープが出てくるお話。鶏がらから作るスープ、想像しただけで、幸せな気分になる。3人のおかしな(?)共同生活。なんだか、ありえないのに、いいなと思ってしまうのだ。おいしいものを作りあって、おいしいと食べ合える関係は絶対だと思う。
投稿元:
レビューを見る
なんとなく、芸能人の本だからと遠巻きにしていた阿川さんの本。
でも、小説家だった。うまかった。
年の離れた叔母のトバちゃんと暮らしている35歳のルイ。ある日トバちゃんが、電撃恋愛をして家を出る。そしてルイの家にやってきたのは、もてもての60代のトニーさんと20代の気弱な男・康介。
じーっと腰を落ち着けて一気に読む、という作品ではなく、つれずれにぱらぱらとめくっていくような作品。ところどころに出てくるセリフがいい。
この作品は、ラストもまったく白黒ついていない。でも、世の中には白黒つけなくてもいいことだってたくさんあるじゃん、と思わせる。ケセラセラ。