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映画からみて読んでみた小説。
なんとも不思議な小説。でもなんだかほんわかする小説です。
映画がちょっぴり切ない感じだったから余計にそうおもうのかも?
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映画を先に観ましたが、原作としてのこの作品もとても美味しい小説でした。
トニーさんがお父さんかどうか、はっきりとはわからない。
わからないけれど、大事な人。
康介も恋人かどうかわからないけれど、大事な人。
三人でバランスを取って心地よい生活を続ける…
現実感が無いような、あるような、不思議な生活。
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35歳独身の島田ルイをめぐる、様々な人間模様。
みんな個性的でどこか突拍子もないんだけれど、
でももしかすると身近な所にいるかもしれないような気にさせてくれる。
長編だけど、読んでいて飽きなかった。
理屈抜きで楽しめる1冊。
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面白い人達による平穏な日々…
思ったより淡々としてて、平和が続いていて、
あぁ、こういう人いるなーって思った*
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阿川さんの本はこれが始めて。ふと手にした文庫だったけど、大正解!すごーーくよかった。食べ物を丁寧に描く作家さんって、人物や思いも丁寧に描けると思う。この本を読んで、「キッチン」のことを思い出した。あのカツ丼もインパクトあったなぁ。スープにかける思い、おばさんとの思い出。するするとつながっていく、三人の生活。空気感が伝わってくる小説で、自分も一緒のリビングにいるような気持ちになれた。この小説の世界に触れたいという気持ちになって、鳥スープをつくりたくなる。人に行動を起こさせるほどの小説ってすごいと思う。
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さまざまな素材の持ち味が一つに凝縮したスープ。まろやかに溶け合うこともあれば、素材が主張することもある。でも、熱々のスープにごはんを入れて、一匙ずつ味わえば、すとんとお腹におさまり、今、この時を味わうことが大切なんだと思える。
両親を知らない「根なし草」のようなルイが、自分の感情や行動を観察し、自分の心にていねいに問いかけながら、今という時を大切に思えるのは、食べるという日々の営みにしっかり支えられているからこそ。それがトバちゃんからの、ルイへの最大の贈りもの。
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一緒に住んでいた叔母が突如家を出た。
と思ったら、男が2人転がり込んできた。
ありえない展開なのに、そのまま受け入れているのは
まったく怪しい感じがしないから?w
何もかもが、起こってなあなあで終わってる気がしますが
それこそ、まぁいいか、という感じがします。
それよりも何よりも、平和な日常が大事、という気が。
叔母さんの反応等で、もしかして…と想像が膨らむものはありますが。
とにかく食べ物の描写がおいしそうで
うっかりと想像しそうになってしまいます。
これは空腹時には危険な物体かと思われます。
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あとがきにもありましたが、阿川さんの小説はとにかく食べ物がおいしそう!つい読んでいる期間中、つられてスープを作ってしまいました。
大人になりきれない大人たちの複雑な人間関係を、重たさを感じさせずに軽やかに描かれていて、文量としては長めの小説ですがさらっと読み終えることができました。
しかしながら、途中シリアスになってからの人間関係のごたごたから解決までが少し消化不良に感じました。この設定はいるのかな?という部分もあり、うるさく感じる部分も。
全体を通して登場人物が魅力的な分残念です。
上下編などでもう少し長ければストーリーもまとまりをもって終わったのかもしれません。もしくは、もっとライトにさらっと関係性が整理されていたら・・・でもそうなると登場人物の複雑さから出る味わいが台無しになる予感もあるし・・・むずかしいですね。
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家族じゃない男二人との共同生活は、スープで繋がれてて…。
人のやさしさがたくさん詰まった小説。映画になってたとは知らなかった。
鶏がらスープ、私も作りたくなった。
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三人の不思議な共同生活を描いた心暖まる作品です。
恋って難しい。←
読み易いので誰にでも読める作品だと思います。
あっという間に読めてしまいますよ。
それから、
出てくるスープもどれも美味しそうで、
食べてみたいなー、って思えます。
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久しぶりに読んだ。小説。
おいしそうな食事がいっぱいでてくる、とてもお腹のすく小説。
テーマは、幸せのかたちなんてさまざまってこと。
「今」、自分が幸せなのか、そうじゃないのか、っていうこと。
今の気持ちがとても大事だということ。
おれどうかなー。今。幸せなのかな…
とにかく、今を楽しめない人に、未来を楽しむことはできないかもね、と思った!
あと、外形にとらわれすぎてちゃーいかんということね!
幸せのかたち、人それぞれ!
あーおいしいスープ、おいしい鍋、おいしい料理、食べたい!!!
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阿川さんのエッセイは愛読しているものの長編小説は初めて読みました。
エッセイと同様、美味しそうな料理がたくさん出てきて、読んでるそばからキッチンに立ちたくなるような本です。
ストーリーも、一番気になる核心の部分は明らかにされないものの、そのほうが3人が暮らしていくには良いのだろうな。と。
「アニサキス」の下りなど阿川さんのエッセイに登場した逸話も折り込まれていて、ページ数の多さのわりには、面白くするすると読めました。
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出てくる食べ物がとてもおいしそうに描かれていて
終始あったかい雰囲気が感じられる。
ジブリ映画もそうだけど美味しそうな食べ物が出てくる物語って
人を癒す効果がある気がする。
こう、なんていうか、ほっこりと。
出てくる人々も根が善良で慈しまれる。
私も出会いという出会いを丁寧に扱っていきたいなあと思った。
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スープのレシピをいただいたりしました。日本語がキレイで、文が品よくまとまっているところが気に入りました。後味よしです。
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ハワイへの道中で読了。
ほっこりとシアワセになりつつも、ちょっとピリッとスパイシーなストーリーで、おもしろかった。
ルイの父親に関してはうっすらと予感はしたんだけど(笑)、それをすんなりと持っていかないテクニックにヤラレタぁ~!
怪しげな登場人物ほど素敵に映ってしまうのは、やはりフィクションだからなのでしょうか。小心者のワタシはなかなかルイのようにあーゆー人たちに心を開けません。