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最後の方の数ページはボロボロと号泣しながら読みました。
涙がかすんで文を目で追うのも一苦労。
ほんと涙なし、ハンカチなしでは読めなかった最後。
うまく説明できない、でもとにかくたくさんの人に読んでもらいたい。
最近東野さん一色になっていたけど、
新たにははきぎさんの作品も制覇したいと思えた。
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精神科の患者に対する認識が変わる。病院に入ることとで全てを奪われ”患者”という枠でひとくくりにされる。誰よりも純粋で澄んだ心を持っているのかもと思う。読んでいて辛くなるところもあるが強く心を打たれた。
2008/2/10
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とある精神科病院。重い過去を引きづり,家族や世間から疎まれ遠ざけられながらも,明るく生きようとする患者たち。その日常を破ったのは,ある殺人事件だった……。彼を犯行へと駆り立てたのは何か?(裏表紙より)
精神科病院に入院する患者を,一人の人間として捉え,詳しく表現しています。詳しい個人的な背景を理解するためにぜひお読みください。
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泣く…!!
心理学を学んでいるせいか、精神病の症状とかリアルで生々しく感じて、そのうえで物悲しさと温かさを感じました。
落ち込んだときとかに読むと、人間ていいもんじゃないか、と思える。
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チュウさん、秀丸さん、島崎さん、お互いがお互いを思いやって助け合っているラストが感動的。テーマは重いけれど、希望が持てる終わり方でとてもよかった。
患者達の個性が一人一人きちんと描かれていて、出てくるすべての患者達に目が向けられた暖かい本。
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偏見や差別心にみちた人間である無知で陳腐な私は、この本を読んで考えさせられる部分が多かった。
人間とは、人生とは、痛みとは。
木訥とした語りに、心がじりじりとしながらも
ラストは涙で、読めなかったほどだ。
なんだか、重い。でも嫌いではない一冊。
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精神科病棟の患者たちを、公平かつリアルに描ききった作品でした。自分が直接知ることのないであろう世界を鮮やかに垣間見た感じでした。文がすごく丁寧で、登場人物を大切に育てている感じがしてステキです☆
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管理されたような状況であれば尚更、自分のすべき事を真剣に見つめ行動しなければならない。
閉鎖病棟とは正に、目と耳が麻痺したように日々を漫然と生きる自分のことだ。
人を思いやることを清冽に感じた。
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精神病院を舞台に、様々な過去を抱えた人たちを描く。
精神病棟という世間から隔離された場所が舞台なのだけども、そういった中でもポジティブに生きていく登場人物には好感が持てた。
ラストは、きっと健常者身障者関係なく<人間>に対する作者なりのメッセージなんだろうな。と感じる。
強く生きていかねば。
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初めて読んだ帚木 蓬生さんの作品。
精神科の病棟を舞台にした小説。
描写に誇張がされてないから、素直に受け止めることができると感じました。
そして、とても清々しい小説。
帚木 蓬生さんの作品はこれからも読んでいきたいです。
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現実の生活はいたって平凡ゆえに、刺激を小説の中に求めます。
本を選ぶ決め手は表紙の絵とタイトルと、そして本を開いてみたときの字の並び方。
(改行が少なかったり、会話が少ないのはアウト。)
「閉鎖病棟」・・・刺激的なタイトルじゃありませんか。
精神科病棟で何が起こったのか、ワクワクするじゃありませんか。
わたしゃ食いつきましたとも。
「山本周五郎賞受賞作」という帯も印籠のように輝いて、「ほれ読め!」と言ってるしね。
結論から言うと、拍子抜けですよ。
病院という閉鎖された空間のなかでまったりゆったりと時間が流れていく。
まるで老人ホームのような平和な空間。
精神病患者といっても考えてることも、生活様式もほとんど健常者と変わらない。
ただ、身内も含め周囲の人たちの彼らを見る目が偏見に満ちているというだけ。
病棟の中で起こったレイプ事件。
犯人は和をかき乱すどうしようもない悪人だけど、
警察に訴えてもどうせまともに取り上げてくれないだろうと、患者の一人が犯人を殺してしまう。
事件と言えば大変な事件だけど、小説にしてしまえばあっけない。
要するに刺激が少ない。
家族が患者をうっとおしがる様子や、社会的に隔離され、差別される状況を
もっと掘り下げて話に盛り込んでくれれば、彼らの憤りがもっと伝わったのに・・・・残念。
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「生きるということ」を考えさせられる一冊。重い話ではあるが、最後は登場人物の強く生きていこうとする意志や仲間に対する想いに胸を打たれる。「ここは開放病棟っであっても、その実、社会からは拒絶された閉鎖病なのだ。」(08年4月10日)
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精神科に入院する人物たちそれぞれの背景を
感傷を挟まずにさらさらと描写していく前半。
だからこそ、後半部が胸に染み入る。
秀丸さんの手紙の部分では何度も胸が詰まる。
精神科の病とは何だろう、と考えさせられる。
文章の端々がとても優しい、と思う。
言葉はやはり、その人を表す、と思う。
素敵な人に出会ったような気持ちになる。
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序盤の入院生活の描写が単調で飽きる。
実際、一度飽きて途中で読むのをやめた。
図書館で借りた本だったので、そのまま返却。
たまたま職場の友だちが持っていたので、貸してもらって最後まで読んだ。
事実は小説より奇なり、というのはこういう時に使うのかも、と思う。
小説の中に描かれた患者さんたちより、自分が日々職場で接している患者さんたちの方がずっと魅力的。
最後まで低いテンションで読み終えた1冊。
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購入者:仲村(2008.4.27)
貸出:本浦 返却:(2008.7.15)
タイトルだけを見て読み始めたので勝手にホラーだと思っていましたが、全然違いました。精神病院に入院している方のそれまでの人生やそこで起こる事件など、穏やかですが少し暗い本でした。
貸出:梅村(2008.8.23)返却:(2008.11.24)
作者自身が精神科医ということで、入院患者の描き方が近くて暖かな感じがしました。とても優しい文体で読みやすかったです。
石丸:返却(2011・3・9)
東野圭吾をよく読むせいか、僕的には非常に重く暗い内容でした。ストーリーのテンポもゆっくりしているので、なんか読みにくかったです。
三木:返却(2012.01.10)
初めは、かなり読みにくさを感じました。場面もコロコロ変わるし、方言だらけで意味がわかりにくいし、読むのを諦めかけました・・・。でも気を取り直して読み出してからはそれなりに集中して読むことができ、話の最後の方は涙した所もありました。他人のために我が身を振りかえらず尽くす場面の描写がうまく、心を打たれました。小説を書く人って観察力に優れている人なんでしょうね。最後まで読んで良かった・・・。
吉田愛:返却(2012.9.10)
最初途切れ途切れだったお話が、後半でつながります。でもその時に「あ、これは始めのあの時の…」と人物やエピソードを思い出しても、それって心を病むようになってしまったきっかけなのです…
文章の書き方が優しいというか、あまりはっきりエグい感じでは書かれていないので読みやすいですが、寝る前に読む本ではなかったかもしれません…