投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
ミステリ・・・ではないかな?
いや、ミステリか?
最後の1頁で涙が出た。
精神科について、もっと専門的な解説があるのかと思ってたけど、
患者からみた精神科の日常、という感じで、
そのあたりはちょっと残念。
(でも解説がないから、小説としてなりたってると思う)
じわじわとロングセラーになるのも頷ける。
じわじわと来るものがある小説なので。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
大して数多くない読書遍歴の中で、唯一、読みながら涙が出た作品。
かれこれ5回は読んでいますが、その都度グッと来るポイントが違う(というか、増える)ため、前回に読んだときの自分と今読んでいる自分は同じではないと実感できます。本当に素晴らしい。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
淡々と書き連ねられている精神科病棟での患者から見た日常。
終盤の手紙のやり取り、裁判所でのやり取りに涙。。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
出だしが「あれ?」って感じで始まるが
読み進んでいくとうまいこと繋がっていく・・・。
人の一生って長い短いはあるけど
必ず誰にでもちゃんとストーリーがある・・・。
とても内容のあるおもしろい本なのだが「許す」と「諦める」の間をユラユラしている今の私にはちょっとキツかったかなあ・・・(^_^;)
途中であえて気持ち入れて読まないようにしてしまった・・・
次読むときはしっかり読みたい。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
精神病院の患者主体の話
普通の人の話のように感じる
一人の人間も入院してしまえば患者の一括りでしかない。
個人ではなくなる 書き方がいい
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
精神病棟の生活が淡々と語られていく。その病棟内は消して閉鎖されてはいない。しかし、真の閉鎖病棟は病院の外にある‥‥。
ラストの裁判シーン。素朴な感動が湧き上がる。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
閉鎖病棟というタイトル。
そして、精神病患者についての話。
これだけでも充分に重さは窺い知れる。
しかし、意外にそれほど重くは感じられない。
作者が精神科医ということもあるのかもしれない。
事実を事実として余計な感情を交えず淡々と描いている。
鬱や精神病について書かれた作品は数多く存在するが。
精神病患者の視点から描かれつつも、主観的な描写ではない作品に初めて出会った。
この作品をただの感動作として読むべきではないと思う。
本当に閉じ込められているのは一体誰なのだろう。
果たして、閉鎖病棟に暮らす精神病患者たちなのか。
社会という枠に私たちは押し込められていないだろうか。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
度肝を抜くどんでん返しはない。淡々と過ぎていく日常の間に殺人が起こる。それは決して淡々とした日常の出来事ではないけれど、あくまで筆致は丁寧なままだ。平らな平らな語りの先にあるからこそ、「命を賭して守る」という大上段がじんわりと胸に染みた。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
この本の装丁とタイトルから、少し怖い精神病棟の話をイメージしちゃうけれど、山本周五郎賞ということは・・・ っときっと人間ドラマなのでしょうと想像して読書開始。
精神病患者と診断されて、病棟に入れられる人にも種類があって、異常な人もいれば 普通の人以上に普通の感覚の持ち主もいるんだろうな。 と改めて思う作品。
医師である作者の眼を通して 病む ということを見つめ、考えさせられた気がする
(2007年12月)
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
始まりは何人かの閉鎖病棟に入るまでの成り行きがつづられており、とても重々しい雰囲気だ。家族を殺してしまうものもあれば戦争によって精神病になってしまう者もいる。この本は精神病院の内側から見た世界が描かれており、私が想像していたよりものびのびと暮らしている人や芸術性に富んでいる人がいるということがわかった。登場人物である昭八も耳が聞こえない代わりに写真を通じて様々な表現をしているし、秀丸も陶芸を通じて心を閉ざした少女を癒したり、主人公のチュウさんを元気づけたりしている。人は支えあって生きているということを痛感させられる1冊。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
とある精神科病棟での日常を患者の視点から描いた作品。
帚木さんの著作でこれまで読んだのは「臓器農場」だけで、タイトルからだけ判断して、本書もてっきり同系列で、精神病院(閉鎖病棟)の内部告発的なお話だろうという先入観があったんですが、全く違ってましたね。
殺人事件が起こるまでの展開は、読んでいて少々退屈な感はありましたが、ラストでは、思い切り涙腺が緩んでしまいました。
(2008/9/17)
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
淡々と流れる閉鎖病棟の毎日。中で事件が起きるのだが、それも含めて淡々とした日常。まさに閉鎖病棟そのものであるが、書き手が非常に温かい。病棟スタッフがみんなこのような視点を持っていればいいのに、と思うような温かさがある・・・と思ったら現場のお医者さんでした。納得。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
いつ殺人が起こるんだろう?と思いながら読んでたので
いざ事件が発生した後はなんかあっという間に進んでしまったなあ
ラストは涙がじんわりと浮かんできた
でも私にとっては他人事じゃないからか、
感動した、良かったか、と聞かれるとうう〜んとしか言えない…。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
様々な過去や事情を抱えた患者達。
個性的な彼らの生活が生き生きと描かれている。
しかしそれも病院の中に仮の居場所を見つけているだけなのかもしれない。
そんな中、殺人事件が・・・。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
琴線に触れる小説だとかいうコメントにつられて買った本。
閉鎖病棟で流れる日常的な風景から一転、事件が起こる。
涙はでなかったけど、考えさせられる作品ではあった。